[週刊ファイト7月9日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
ZERO1 20周年記念大会(来年3月)まで存続できない!?
・ZERO1から佐藤耕平、高岩竜一、日高郁人の主力3選手が離脱
・大谷は「橋本さんが作った団体をなくすことはできない」と言ってます
・ZERO1の歴史を振り返ると本当に波瀾万丈だった
・新しいスポンサーを見つけない限り開催は難しい
既報通り、ZERO1から佐藤耕平、高岩竜一、日高郁人の主力3選手が離脱・・・この大幅な戦力ダウンに加え、親会社そのものが経営悪化とあって団体再建のメドはまったく立っていない。果たしてZERO1は、来年3月に予定されている20周年記念大会にたどり着けるのか!?
(C)㈱iFD
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 創業者の橋本真也さんの命日(7月11日)が近づいている時期にZERO1から生え抜き2人を含む3人の離脱者が出たのは残念ですね。
B 1番悔しい思いをしたのは、ZERO1存続に自らのプロレス人生を捧げた大谷晋二郎でしょう。だいぶ慰留したらしいけれど高岩らの決意は変わらなかった。ただでさえ戦力不足のZERO1からベテラン3選手が抜けたら、まず、まともなカードは組めません。
C 新型コロナの感染拡大による興行自粛の影響で選手に必要最低限の生活費を出せなかったことが退団理由とみられていますが、今年1月に『㈱ドリームオンステージ』からZERO1の経営権を譲渡された『㈱iFD(イフディ)』にもともと体力がなかったんじゃないですか?
A ほかの理由は考えられない? たとえば、勢力拡大を推し進めている高木三四郎からより良い条件で誘われたとか。
C 高岩らの電撃退団は、恐らく高木にとっても寝耳に水だったはずだし、現時点で彼らをDDTやノアのリングに上げる考えもないと思います。となると、フリーとしての3人の活動範囲は狭まれてくる。
A しかし、ZERO1に残っていても試合予定はほとんどなかった。7月も7・5新木場と7・19新潟の2大会のみで、しかも新潟大会は「未定」と発表されています。
B 大谷は「橋本さんが作った団体をなくすことはできない」と言ってますが、いくら頑張っても新型コロナによる自粛が続く限りZERO1のように資金力のない団体は存続できないでしょ? 早い話、キャバ200人程度の新木場に100人ほど入れて一体、どれだけの興行収入があるか? ってことです。
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