[ファイトクラブ]IWGP決勝リーグとマスコミ~全米戒厳令世界飛火~どうなる新生K-1

[週刊ファイト6月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼IWGP決勝リーグとマスコミ~全米戒厳令世界飛火~どうなる新生K-1
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・アントニオ猪木がハルク・ホーガンの斧爆弾を食らって失神の6月2日
・歴史は繰り返す!米140都市デモとプロレス頭トランプ大統領の終焉
・一番ハルク・ホーガンとプロレスリング・イラストレイティド編集長の引退
・1980年元旦の「新春プロレススペシャル・MSG特別5大タイトルマッチ」
・いかにしてデスクワークのファンタジー活字が生まれるのか過程解析
・PWI 500のランキングと1980年シェイ・スタジアムでの新間寿本部長
・K-1から宮田充が退社!ウェルター級王者久保優太はボクシング転向


―― 今週も、シュート活字員会担当は2本目になります。なにしろ全米の暴動が強烈過ぎたことや、先週号の反省会というか、意見聞いて回ったら木村花さんの悲劇で触れてなかった論点もありましたから。

▼木村花続報~全米デモ暴動化~UFCデイナ叩き~打倒コロナ計画案

[ファイトクラブ]木村花続報~全米デモ暴動化~UFCデイナ叩き~打倒コロナ計画案

オフレコ 計6本も収録して、単純な記事量だけでも間違いなくもっとも深く、濃く多角的に追悼特集やった媒体であることは間違いない。永久保存版だとは胸を張っておこう。

―― コロナ期間は「歴史回顧」とか、「今日はなんの日」で名勝負なり事件を再検証するのはどこの媒体でも同じ。本誌は安威川敏樹さんが6月2日からハルク・ホーガンを取り上げています。

▼37年前の6月2日に起きた『猪木失神事件』と『列伝』の関係!?

37年前の6月2日に起きた『猪木失神事件』と『列伝』の関係!?

オフレコ ただ、6月4日号のハーリー・レイスと同じく、補足稿をやらないといけないな(苦笑)。

―― 6月2日なら2007年、ロサンゼルス進出の『Dynamite!!』を取り上げたサイトもありました。ブロック・レスナーMMAデビュー戦ということで、「会場は54,000人の観客で埋められ」とか(笑)。えらくシュート活字委員会の電子書籍タイトルとは報道内容が異なるんですが・・・。


▼骨抜きにされたPRIDEとマット界スキャンダル

骨抜きにされたPRIDEとマット界スキャンダル

オフレコ 昭和プロレス者にはやはり蔵前国技館で我らのアントニオ猪木がハルク・ホーガンの斧爆弾を食らって失神の6月2日やろう。安威川が梶原一騎原作の漫画『プロレススーパースター列伝』が、いかにウソだらけかとやったのは面白いんだけど、とにもかくにも『1983年のアントニオ猪木~We Remember人間不信』を読んで下さいであって・・・。

歴史は繰り返す!米140都市デモとプロレス頭トランプ大統領の終焉

―― では1983年の6月2日の「注釈補稿」は後半にやりましょう。ファイトクラブ記事の冒頭はサイトに見せるので、先に1本目でもやった全米の暴動、もはや軍隊投入も辞さないとのことなので米国内戦の激化を取り上げないわけにはいきません。

オフレコ 「マット界と関係ない」などと、呑気なこと言ってる状態にないことを恐らく大半の日本人は理解してないからな。そりゃ「東京アラート」だの身近なニュース優先なのかもだけど、この対談時点で全米140以上の都市でデモがあり、ニューヨークだけで逮捕者800人やから。

―― その逮捕者の中にはビル・デブラシオ市長の娘さんもいます。奥さんはガーナにルーツの黒人なんで、娘さんはハーフというのをCNNではさかんにやってますが、さすがに日本ではそんなのまで報道している番組はないと思われます。

オフレコ 月曜6月1日公開の1本目の最後に、大統領選の大胆予想活字に残したけど、トランプが教会の前で聖書かざしての写真撮らせた時点でアウトやな。歴史は繰り返すの諺通りやろう。

―― プロレス頭を武器にArt of Businessで合衆国大領領にまで昇りつめたんですけど、この暴動の拡大は計算外でした。

オフレコ シカゴのダウンタウンに丸13ヶ月住んでたんで都市閉鎖の映像には絶句した。

―― 近未来映画でやっていたような光景が今や現実なんです。『レインボーブリッジを閉鎖せよ』どころの騒ぎじゃありません、あのシカゴの川沿いの橋が昼間から全部上げられてしまいました。コロナの都市封鎖ではなく、今回は暴動激化からなので別次元のことです。

オフレコ ニューヨークやワシントンDCのみならず、40超の都市で夜間外出禁止が出て戒厳令発動なんだが、もう誰も言うこときかないで夜間に店が破壊され略奪が起こっている。

―― 外出禁止令は公民権運動を主導したキング牧師の暗殺が起きた1968年以来、約50年ぶりの規模だそうです。

オフレコ 2020年は世界でのコロナ・ショックだけでなく、アメリカの悲劇として歴史に刻まれてしまった。日本の報道番組が世界情勢とかけ離れていることにも危機感を募らせている。

―― そして瞬時にニュースが伝わる時代、あっという間に世界に飛び火です。ニュージーランドのデモ大行進の映像なんか規模に唖然としました。ガラパゴス化の日本だけが、知らん顔というか、報道番組があまりに違います。「巨人の選手コロナ感染」がトップニュースですから、ずっこけました。

オフレコ CNNやBBCは一日中暴動や、トランプがやばくなったこと、さらに発端のミネソタ州ミネアポリスで25日、黒人男性が拘束時に白人警察官に首を圧迫されて死亡した件を流している。警官4人が全員起訴され、主犯が第2級殺人容疑に切り替えられて訴追された。ちょっと重すぎるんやけど見せしめやな。

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