和傘「花ちゃん ありがとう」カイリ・セイン大流血放送されずRAW録画番組

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 情報は洩れるものであって、現地月曜夜に放送されたRAWの先週に行われた収録で、カイリ・セインがナイア・ジャックスに鉄製ステップに頭をぶつけられて大流血したことは漏れていたのだが、やはり血に染まった顔の絵はカット。録画収録なので恐らくいったん止めて、そこからやり直したフィニッシュだけを編集で繋いでいた。

 もっとも、試合のケツはわかりきったことで、カイリ・セインが入場の際のくるくる回す和傘に「花ちゃん ありがとう」と日本語で入れてきたことが日本からの視聴者としては最大の記憶に残るRAW回かも。


 3時間目はアスカvs.シャーロットがもっともまともな攻防やるんだが、出てくる際にシャーロットがブーイングの嵐で、「おだまり! チャンピオンを尊敬しなさい」とやるのが大笑いか。アスカは一応はヒールなんだけど、そりゃベビーフェイスになるわな。それで例のフェイスペイントが今日は小さめだと思っていたら、うやむやのフィニッシュにするのは想定内にせよ、ナイア・ジャックスが緑の涙たっぷりのメイクと能面の姿で出てくると。


 番組としては最初のセス・ロリンズvs.アリスター・ブラックは良かった。


 続いての新US王者アポロ・クルーズvs.ケビン・オーエンズが、乱入によりケツなしになるのは当然として、そこから試合を壊されたアポロ・クルーズ&ケビン・オーエンズが組んで、エンジェル・ガザ&アンドラデ組と闘う辺りまではまともなのだが、あとは正直ダレてしっまった感が残る。


 番組トリはドリュー・マッキンタイアがMVPを片付けるも、ボビー・ラシュリーがフルネルソンで締めあげる絵であった。

■ WWE RAW
日時:6月1日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド近郊 パフォーマンス・センター

◆カイリが猛攻も“大女”ナイアがレッグドロップ葬

 カイリ・セインがPPV「バックラッシュ」でRAW女子王者アスカとの王座戦が決っている“大女”ナイア・ジャックスと対戦した。試合前にナイアは「アスカは王座を獲得したんじゃなくてプレゼントされたのよ」とアスカを挑発すると、一方のカイリは「花ちゃんありがとう」と木村花さんへの想いを書いた和傘と共に登場。

 試合ではナイアが倒したカイリの頭をポンポンと叩いて余裕を見せると、これに反発したカイリは「なめんなよ」とDDTやスライディングDをナイアに叩き込んで猛攻を仕掛けた。しかし、パワーに勝るナイアが捕まえたカイリをエプロンや鉄製ステップに叩き付けてダメージを与えると、最後はレッグドロップで沈めて3カウント。試合後にはリングに姿を現したアスカが勝利したナイアと睨み合って一触即発となった。アスカ対ナイアのRAW女子王座戦が行なわれるPPV「バックラッシュ」は日本時間6月15日にWWEネットワークで配信される。


 ところで、毎回パフォーマンス・センターの選手観客の表情をカメラが捉えるんだが、今回はテリー・ゴーディの娘ミランダが何度かアップされて画面に出ていた。

◆アスカがナイアの心理戦により“王者対決”で黒星

 “明日の女帝”ことRAW女子王者アスカと“女王”ことNXT女子王者シャーロット・フレアーが“王者対決”としてシングル戦で激突した。試合前、アスカがインタビューで「シャーロットはえらい調子に乗っているみたいやんけ。“女帝”は決して誰にもひれ伏すことはない」と自信を見せると、シャーロットは「NXTテイクオーバーでは紫雷イオ、リア・リプリー相手に防衛戦だ。みんな“女王”にひれ伏すことになる。そして王者のアスカにもひれ伏した歴史があるわよね」とイオやアスカを挑発。

 試合ではアスカの攻撃をかわしたシャーロットがチョップ連打やアスカの左ヒザを集中攻撃して攻め込めば、アスカも顔面ハイキックで流れを変えるとヒップアタック、ジャーマンスープレックス、シャイニングウィザードと怒涛の連続攻撃を放った。さらにアスカがアーム・バーや三角締めを決めれば、シャーロットもボストンクラブやパワーボムで返して互角のシーソー戦を展開すると突如、お面とメイクでアスカを真似した“大女”ナイア・ジャックスがステージに登場。この心理戦にアスカが場外に飛び出してリングアウト裁定となると、ナイアは体当たりで吹き飛ばしたアスカを見下ろしながらその場を後にした。

 シャーロット対イオ対リアのトリプルスレットNXT女子王座戦が行なわれる「NXTテイクオーバー:イン・ユア・ハウス」は日本時間6月8日、アスカ対ナイアのRAW女子王座戦が行なわれるPPV「バックラッシュ」は日本時間6月15日にWWEネットワークで配信される。

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