[ファイトクラブ]木村花:SNS誹謗中傷の教訓~墓掘人The Last Ride3~国内外動向

[週刊ファイト6月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼木村花:SNS誹謗中傷の教訓~墓掘人The Last Ride3~国内外動向
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・Undertaker The Last Ride 3 End Of An Era生涯の4大試合と引き際
・最古の職業1売春2宣伝3魔術とされるもマジック消えたら仕事は・・・
・BBC Hana Kimura:Netflix star and Japanese wrestler dies at 22
・WRESTLE-1プロレス総合学院1期生からトップスターに登り詰めるも
・2019年3月スターダム入団!極悪ユニット大江戸隊へ:そこから1年
・1・4東京ドーム岩谷麻優&星輝ありさvsジュリア木村花~テラスハウス
・リアリティー番組Cyber-bullyingイジメ、ダメ、ゼッタイと世界ニュース
・「弱い私でごめんなさい」 愛されたかった人生と凶器ネットの課題検証
・ブシロード役員報酬15%から95%減額~タイガー戸口の息子優秀賞


―― 木村花さん訃報に関してはすでに本誌内だけでも多角的に複数が入稿済みなので、他媒体のとはまた違う観点から掘り下げたものを後半にやりましょう。今週のマット界としては、やはりAEWの『Double or Nothing』が素晴らしい出来でしたが、こちらは別項レポートとなります。

オフレコ なにしろ本稿公開解禁時点での国際ニュースのトップが、「郵送での選挙投票など不正の元凶になりかねない」とトランプ大統領が発信したら、Twitterが反証リンクを独自にくっつけ「根拠がない」との警告表示に。これに噛みつくことが騒動になっている最中やから。他媒体の上っ面をなぞるだけの「木村花さん追悼」とは異なる、濃く深い考察で突っ込まないといけない。

Undertaker The Last Ride 3 End Of An Era生涯の4大試合と引き際

―― それではアンダーテイカーのThe Last Ride 3から。先週号では舞台裏を赤裸にみせるドキュメンタリーを称賛しつつ、2018年の『レッスルマニア 34』、「ジョン・シナ戦が3分のスクワッシュマッチだったことは実録では触れられなかった」と、辛口指摘も残したんですが・・・

▼WWE墓掘人+オーエン・ハート実録-星輝ありさ引退-UFC他世界情勢

[ファイトクラブ]WWE墓掘人+オーエン・ハート実録-星輝ありさ引退-UFC他世界情勢

オフレコ ところがなんと、第3回冒頭は「3分で終わったこと」の反省から。なんと正直なことか。プロレス試合も大人のファンにとっては読み合いなのであって、ケツはわかっていても観客の想像力を上回った内容だったか否かが問われる底なし沼のスポーツ芸術や。今回も「一本取られたなぁ」から始まったんでグングンと惹き付けられた。

―― ネタバレするなら、やはりテイカーさんの記憶に残る生涯の4つの試合は、「ショーン・マイケルズとの2試合、トリプルHとの2試合だった」と。そのトリプルHとの再戦『レッスルマニア 28』(2012年4月1日)は「ヘル・イン・ア・セル」形式だったので”End of An Era”のサブタイトルが使われたんですが、今回の「エピソード3」にはその呼称が使われています。

120401WM28Taker.jpg (C) 2012 WWE, Inc. All rights reserved.

オフレコ フィンランドの至宝Nightwishの、かの女性オペラティック・ボーカル、ターヤの脱退から「バンド第一章」の完結編としてDVD発売された最後のステージもEnd of An Eraやった。またマット界と関係ない話と怒られそうやけど、新日の「ワープロ」番組では一時Nightwishが毎週BGMに使われていたやないか。

―― (無視して)『レッスルマニア 28』はレフェリーにはテイカーに負けて引退したショーン・マイケルズ起用というお膳立てがあり、「プロレスというのはどう物語をお客さんに伝えるか」が語られます。テイカーさんの連勝記録が20-0と大台に乗せた試合後、動けないトリプルHにマイケルズ、そしてテイカーが肩を貸し3人で花道を退場、感動的な試合を演出してました。

オフレコ 『レッスルマニア 26』(画像2010年3月28日)が、『キャリア vs 連勝記録』のお題目やったから、これで話が全部繋がる。そして素顔のマーク・キャロウェイさんが、かの3人で花道退場する写真をパネルにして家に飾ってあり、「それを見るたびに・・・」ということやな。

―― やはり試合の派手なアクション写真でなく、そっちなんですねぇ。しかし、HBKはその後のたまにゲスト待遇で出るのはともかく、潔く現役選手としては引退して伝説になったのに、テイカーさんは引き際に悩むことになるというエピソード3の実録構成でした。

オフレコ ところが2018年10月6日、オーストラリアのメルボルン観光庁が協賛するから7万人の大観衆規模になる『スーパーショーダウン』なんでと、また“最後の対決”として「アンダーテイカーvs.トリプルH」というか、実質はタッグ戦のようなモンかな。破壊兄弟のケインにショーン・マイケルズと、盟友たちが揃ったのは豪華ではあるんやけど、これがミスだらけの酷い試合になってしまった。

―― ケツはトリプルHが借りを返してテイカーをフォールするんですが、ケインのマスクが脱げてしまうくらいしか覚えてないほど、ボロボロの内容で本誌でも叩いてあります。

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