[ファイトクラブ]記者座談会:大日本プロの「クラファン」に苦言!

[週刊ファイト5月14日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 大日本プロの「クラファン」に苦言!
・キラー・カーン(カン)さんが心変わり
・プロレス団体に限らず、どこも経営的に限界に来てますから
・新日プロ、最初のビッグマッチは大阪城ホールか大阪府立かも!?
・大日本プロは、まずは国から与えられた制度を利用すべきでしょ?


(C)大阪府ホームページ 大阪府の吉村洋文知事/(C)馳浩公式ホームページ 馳浩議員

 団体の規模に関わらずマット界も今が1番苦しい時期。しかも、ワクチン開発により新型コロナウイルス感染が終息しても以前の興行収入に戻すのは困難と見られている。そうした中、大日本プロレスがクラウドファンディングを実施・・・ピンチを乗り越えようとしているが、同団体がファンなどに金銭的な支援を求めるのは今年になって2度目。それもあって本誌評論家の口からは苦言が飛び出した。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

C 訂正でもないんだけれど、1週間ほど前に「もう店を閉める」と言っていたキラー・カーン(カン)さんが心変わり。「頑張って何とか店を維持したい」という連絡が入りました。

A スポンサーが現れたんですかね?

C そうじゃなく、ある食品会社から「キラー・カン特製のチャンコ鍋のダシを商品化してスーパーマーケットやコンビニで販売したい」という商談が持ち込まれたからです。契約にこぎ着けたら赤字が続いても十分、経営を維持できる。

B カーンさんに限らず、飲食店を経営する人たちは皆、店への愛着心がある。

C あと、彼の店はTBSの取材を受けて、その模様は今週、土曜夜(21時~)の『新・情報7daysニュースキャスター』で放送されます。その際、カーンさんは4月にリリースされた演歌を歌ってDVDの宣伝もしたそうです(笑)。

A さて、みんなの予想通り、緊急事態宣言は5月末まで延長。今月14日時点での状況によって図書館、美術館など一部の施設が条件付きで解禁されそうですが、やはり大勢の人が集まる興行イベントは1番最後になりそう。

B プロ野球のオールスター戦、大相撲の夏場所などの中止も決定。7月の名古屋場所にしても無観客での開催が決まったじゃないですか。ということは、プロレスファンもナマ観戦できるのは8月以降ってことになりかねない。

C いや、会場を確保できたら6月から興行を再開する団体も出てくると思います。プロレス団体に限らず、どこも経営的に限界に来てますから。

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