ランス・アーチャーAEW契約公式!KオメガPAC鉄人戦!志田光、坂崎ユカ人気

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:2月26日(現地時間)
会場:米ミズリー州インディペンデンス(カンザス・シティ)シルバーステイン・アイ・センター・アリーナ


 本誌既報通り、AEWがランス・アーチャーとの契約を公式発表した。テキサス州オースティン生まれの元フットボール選手本名ランス・ホイットは、リングネーム「ランス・アーチャー」の登録商標を先月申請していたから、あとは公式発表を待つばかりだった。新日本プロレスのUS王座は、1・4東京ドーム大会でジョン・モクスリーに落としてある。関係悪化の仲裁にJRことジム・ロスが動いたこともあったが、AEWのPPV大会『レボリューション』前の公表、番組登場は来週との告知タイミングとなった。


 カンザスシティの会場は丁度いい大きさというか、2階、3階席もあるバカでかいアリーナでもなければ、小会場でもない。よってお客さんの声援が響くというか、会場の熱気がテレビの画面にも伝わるのだ。

 ただ、番組としてどうなのかと問われるなら、現地土曜夜のPPV大会前最後の煽り回なので、最後にAEW世界王座戦の計量と言われても、そもそも意味があるのかと前週に予告された時点から思ったし、ヘビー級なんだから関係ないハズなんだが・・・。案の定というか、ジョン・モスクリーはシェイプされた肉体を披露したものの、腹筋こそ割れているが中年増量のジェリコはもったいぶった挙句に・・・というお約束のスキッドに。MOXの頭突きでジェリコはガチ流血となり、AEWは結構毎週鮮血を画面に出していることに。批判する気はないが、毎回になると漫画になるリスクがある。


 試合はケニー・オメガvs.PACの30分アイアン・マッチから。まぁ凄いことは本当に凄いのだが、日本のファンにはお馴染みの定番展開でも、ストロング・スタイルに馴染みのない米国視聴者にはあまりに長過ぎて途中で眠たくなったかも。会場観客も最初から「30分ある」とわかってしまうと、誰がやってもアイアン・マッチは難しいものだ。ましてPPV大会ならともかく、CMが入るテレビ番組だと、ライト層の持続力が続かないデータがあるのだが・・・。
 ただ、最後になるまでどちらもなかなか決まらないとか、PACがパイプ椅子を使ったため反則で一本がケニーにつくも、ブラックアローはクリーン・フォールになり、最後1-1のまま30分のブザーが鳴るという進行。しかし「サドンデス」形式での延長戦で、ケツは片翼の天使であった。考えて練ってあったことは確かだ。


 オレンジ・キャシディがセコンドのベストフレンズと、お馴染みバニー(アリー)がくっ付いてるブッチャー&ブレイドの試合で、実況が「オレンジ・キャシディのTシャツが売れまくっている」とか、やはり「へぇ~!」と思った。インディー・ギミックだけで全国中継の番組ではどうなのかと本誌は活字にしたんだが、読みが外れた方が大騒ぎして記事が書けるという・・・(笑)。ただ、最後にトニー・シェバーニまで加わって、真ん中にそのキャシディを挟んでベビーフェイス軍が「ボクたちホモだち!」の集団ハグをやって、お客さん大喜びという絵はうまく考えたものだ。
 最初の試合で負けたPACがそのシェバーニのインタビューに毒づいていたから、これで『レボリューション』ではPACと、まともな試合では初となるオレンジ・キャシディなんだそうだ。


 女子カードは4人タッグで、坂崎ユカ、ポルトガルのシャナ、黒人のスウォール、そして志田光のお出ましなんだが、日本の2選手に比べたらガイジンたちはまだまだグリーンかも。ただ、坂崎ユカがまたも受けていて、観客も反応している。また実況では、JRジム・ロスはまた「奥様は魔女」のジニーだと言うんだが、日本通のエクスカリバーが、「いや、日本のアニメの”ハクション大魔王”だ」と言ったと聞こえたんだが・・・。ただ、海外版ならタイトルが違うと思うのだが、東京女子プロレスまで詳しくない記者が知らないだけなのだろうか? それにしても、魔法少女が受けているのは凄いことなのだ。日本の男子スターが米国のリングに出て、まったく受けてないのを沢山見てきた記者には驚きなのであった。

 ぎくしゃくしたままのケニー&ハングマン王者組に、ヤングバックスが『レボリューション』で挑戦するんだが、JRが仕切ったインタビューは、どこまでが台紙でどこからがアドリブか、専門記者でもわからないところがWWEとの違いか。お約束で酒を飲みながらのハングマンだけが浮いていて、最後は一人で席を立ってしまうのはお約束にせよ、今週は煽りの回だからこんなセグメントもありだろう。


 番組トリがイマイチ意味不明の計量セグメントなんだが、当然皆が出てくると。メキシコ死者の日メイクのダービー・アレンは間違いなくお客に受けているし、『レボリューション』ではサミー・ゲバラとの一騎打ちだそうだ。


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