つくしメキシコ遠征:取材ラッシュ!市内観光~他団体ERLL参戦

(c) CMLLレディースリング

 2月4日よりメキシコ入りを果たしたつくしは、まずその夜にアレナメヒコ火曜定期戦を観戦。
「あまりの大きさにビックリしました。自分もここで試合をするんだという自覚にもなりました」
と、試合への意識を高めた。


 翌5日はテレビ、雑誌、新聞など現地メディアからの取材ラッシュ。あまりのメディアの多さにつくしの注目度の高さを感じさせた。また、フェリーノ、ニエブラロハ、フライヤー、エチセロ、ウニベルソ、ドスミルジュニア、ゲレーロマヤジュニアらルチャドールとのの記念撮影も実現した。


 その後、CMLLの情報番組「CMLLインフォルマ」にOKUMURAとともに出演。メキシコに来たからにはダリスから3カウントを奪うと公約。さらにハロチータとは日本での戦いを通じて、仲良くなったことも明かした。翌6日になると、各新聞にてつくしの記事が大きく紙面をにぎわせる。


 さらにこの日は日本に続き、ネグロカサスのルチャ指導をアレナメヒコのリングで受けた。しかもネグロとのマンツーマン練習という豪華さ。ネグロは日本で伝授したラ・マヒストラルをより強固なものにすべく、最後の押さえ込みに入った時の、全体重のかけ方をアドバイス。相手に体重移動をして負荷をかけるとともに、右手で相手の腰を押し込むような形で逃げられない姿勢になるような練習を繰り返した。この改良型を駆使したことで、7日アレナメヒコデビュー戦でダリスからフォールを奪うという快挙を成しとげることとなる。つくしは指導を振り返り、
「アイスでマヒストラルの指導を受けたときは、入り方や、回り方、固め方を全体的に教えていただいたのですが、(1・26アイスリボンの)名古屋を見に来てくれたので、その時にこうしたほうがいいと思ってくれたんじゃないかと思います。自分は体が小さいから体重全部を使って押し込んだほうが、相手が返せないということで教えてくれたんだと思います」
と手ごたえを感じていた。


 また、つくしの来訪を聞き、ミスティクが宿先を訪れる一幕も。「日本で会いましょう」というミスティクの問いかけに「もちろん! ぜひ日本でタッグを組みたい!」と、つくしも即答した。


 オフにはティオティワカン登頂や、ソカロ広場、革命記念塔といったメキシコの観光スポットにも積極的に訪れ、メキシコを満喫。つくしの1週間は濃密な形で終えることができた。

■ ERLL
日時:2月11日(現地時間)
会場:メキシコ・ヌエボレオン州アポダカ・テラサ・エルマ

<タッグマッチ時間無制限3本勝負>
ダリス&ツナミ
(2-1)
つくし&レイディ・プーマ


 つくしのCMLL・メキシコ遠征で、唯一の他団体試合が組まれた。メキシコの北部・モンテレーを拠点とするERLLへ、CMLLからOKUMURA、ダリス、つくしの3選手が出場した。


 つくしは因縁のダリスとタッグにて激突。1本目、ティヘラからのジャベでツナミからギブアップを奪って、勢いに乗ったつくしだが、2本目、3本目とダリスの反則交じりの狂暴ファイトに苦戦し、最後は1対2での惜敗となった。

 試合後のつくしは「一緒にアレナメヒコで組んだ二人(マルセラ、プリンセサスヘイ)がいないと、ダリスにはさすがに勝てないということがわかりました。でも、だからこそ、ちゃんと自分の実力で勝たないといけないと思いました。
 14日の金曜日は自分の力で改めてダリスから勝ちます」と改めて意気込んだ。この日はネグロカサス直伝のラ・マヒストラルを出すチャンスはなし。改めて14日のアレナメヒコ金曜定期戦でダリスからの勝利を狙う。


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