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SmackDownの録画収録に引き続いて同一会場で行われたRAW番組であり、3日遅れだから米国の専門媒体はとっとと結果もネタバレしてしまっている放送回なのだが・・・。
もっとも、SmackDownの番組でもブレイ・ワイアットがダニエル・ブライアンを沈める箇所は会場客は知らないままだったとかあるので、本誌的には修正含めて作り込むことが可能な番組としてどう手を加えるのかに興味が集中したのであるが・・・
笑えるのは現地では火曜に放送されている『WWE バックステージ』のCMが複数回流れたことか。なにしろプロレス番組が毎日のようにプライムタイム(日本表記ゴールデン)に流れているわけだから、供給過多というか視聴者も選ぶしかなく、誰も見てないと言えば可哀そうだが、視聴者数が異常に低いらしい。必死にRAW番組中に宣伝という手段に打って出たのだろう。しかし、もっと笑えるのは、YouTubeのヒット数というのはテレビ番組と同じに勘定してはいけないにせよ、アスカおばさんが始めた「クッキングTV」というか、象印の高級炊飯器を買ったアスカが、前の炊飯器と比べてみたり、サバを焼いて味噌汁を作りという、日本語にたまに英語が混じるだけだというのに、1万3000ヒットとか凄いことになっていて、「バックステージよりはるかに多くに見られている」と皮肉られていたりする。
番組冒頭は、アイルランド出身のベッキー登場から。前回、いくらナタリアがサウジアラビアで初の女子戦をやったと称える必要もあり、ナタリアがアスカ様をタップさせたら、WWEには抗議の嵐だった(笑)とかで、まぁ結果はマニアならみんなわかっているのだが、今回はカブキ・ウォリアーズがベッキー&シャーロット相手にタッグ王座防衛戦となり、アスカがベッキーを丸め込んでフォールすると。勝った負けたはどうでもイイんだが、一貫性のないWWEなのであった。とほほ。
週末からのニュースとしては、シン・カラが自身のSNSにWWEに契約解除を申し入れたとぶちまけたことだろう。その英国時間金曜の収録で日本は本日放送された番組では、ドリュー・マッキンタイヤーのjobber役。なんでもやれるし、凄い試合も出来る職人なのに、今回に限らず最近のは一方的に負ける役だけの出番になっており、番組を見てようやく「辞めたい」とオモテに出した気持ちがわかった。ただ、それで契約解除になるのかは別問題。”10″ギミックのタイ・デリンジャーこそ、辞表が受理されて昔のリングネーム=ショーン・スピアーズに戻り、AEWで機会が与えられているのはご存じの通りだが、マイケル・ベネット&マリア・ケネリスの場合は、例の二人目の妊娠騒動で酷い道化役をやらされたマイケルもブチまけたものの、現時点で辞表受理はされてないと聞く。アチコチで選手からの不満が出ているということだろう。
自称「マンディナイト・ロリンズ」のセスがプロモに続いて、NXT UK王者ウォルターと「やってやる」となって大いに期待させたんだが、シングル戦はちょこっとだけで、結局はインぺリアムと、ケビン・オーエンズにストリート・プロフィットとの8人タッグ戦に。ケビンはマンチャスター客に受けてはいたんだが、これじゃぁなぁという。
ローワンは、また再び「エリック・ローワン」と大型スクリーンにもテロップに出て、名前が戻ったようだ。なにが入ってるのかわからないままの不気味な鳥籠を持ってあらわれ、スクワッシュすると。今宵のTシャツは米国産エキストリーム・メタルNAILSの♪I Don’t Want To Know Youという、誰もそこまでわからないと思うのだがメタルマニアだけが大笑いと。
3 wayのタッグ戦が決まっているヴァイキング・レイダースが寝ることはないにせよ、せっかく『NXT UKテイクオーバー:カーディフ』にてマーク・アンドリューズ&フラッシュ・モーガン・ウェブスターの地元ウェールズ勢がタッグ王座を戴冠したのが感動的だったというのに、ここでスクワッシュされる役というのはどうなのか。もっと考えてマッチメイクしてくれと英国客も怒ったんじゃないかと思う。まして、日本で映画『さらば青春の光』がリバイバル公開されて、モッズの服装などにも再注目が集まっている最中に、モッズのコスチュームで出てくれた地元NXT UK組が、この扱いというのはなんでやねん。
もっとも英国遠征ということでは、ちょうど香港の事件があり、日本のニュース番組をまったく信用してない本誌は当然CS放送のBBCをつけっぱなしにしたのだが、例の警官が発砲する瞬間とか、ガソリンかけられて人間丸焼きの動画を、ボカしてしか放送してないのは驚いた。日本のほうがそのまま映像流しているではないか。視聴者への配慮なのだろうが、「BBCは固テェー」と比べた海外通は少なくないと思われる。WWEも「固テェー」なんだが・・・。
ああ、そうか、米国はVeterans Day復員軍人の日だったのかと思い出させてくれるビデオはあったのだが、番組のトリはThe O.C.に対して、ランディ・オートン、リコシェ、ウンベルト・カリージョという・・・。組み合わせの妙はあったのだが、アスカがタップアウト負けたした翌週には、トップスターのベッキーを丸め込むというのと一緒で、ダウン役させられてもうプッシュしないんだろうと思われたウンベルト・カリージョが、AJスタイルズをピンフォールというのは一貫性がないかと。まぁ、The O.C.が急にNXTに乗り込むことになったので、その前に負けさせる訳にはいなかなったのだろうが、遅れて予定通りの結末を出しましたと言われても、大人のファンは「アホか」と思うだけなんだが。それにしても、オートンと子分?リコシェの関係ってなんなのだろうと、想像力は膨らむのであった。
■ WWE RAW
日時:11月09日収録 米国11日放送
会場:英国マンチェスター マンチェスター・アリーナ
◆カブキ・ウォリアーズが強敵ベッキー&シャーロット相手に王座防衛
王者カブキ・ウォリアーズがベッキー・リンチ&シャーロット・フレアーとWWE女子タッグ王座をかけて激突したが、試合の途中で2回もCM挟むのは止めて欲しいものだ。録画中継だから、切るべきところで区切ったというのかもだが・・・。
序盤、アスカはベッキーと互角の攻防を展開すると、カイリがスリーパー、アスカがアスカロックからアーム・バーでシャーロットに攻め込んで試合のペースを掴んだ。しかし、試合終盤にアスカとカイリがベッキーのダブルドロップキックを食らってピンチに陥ると、試合観戦していたNXT女子王者のシェイナ・ベイズラーが突如エプロンからベッキーを挑発。さらにSmackDown女子王者ベイリーも現れて(あれ? ブランド分け後は出ないんじゃないのか?)乱闘に発展すると、その隙にアスカが油断したベッキーを丸め込んで3カウント。カブキ・ウォリアーズが強敵ベッキー&シャーロット相手に王座防衛に成功した。
さらに試合後にはベイリーがベッキーもバリケードに叩き付けて襲撃し、PPV「サバイバー・シリーズ」に向けて火花を散らした。ベッキー対ベイリー対シェイナのWWE3大女子王者が激突するPPV「サバイバー・シリーズ」は日本時間11月25日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。
◆IC王者中邑真輔がAJスタイルズ、ストロングとPPVで王者対決!
IC王者中邑真輔がUS王者AJスタイルズ、NXT北米王者ロデリック・ストロングとPPV「サバイバー・シリーズ」で激突することが決定した。PPV「サバイバー・シリーズ」はRAW、SmackDown、そして初参戦となるNXTとWWEが誇る3大ブランドが対抗戦で激突。今回、中邑はSmackDownを代表して王者同士の対決に挑むことになった。ブランド対抗戦としては他にもRAW女子王者ベッキー・リンチ、SmackDown女子王者ベイリー、NXT女子王者シェイナ・ベイズラーのWWE3大女子王者対決やRAWタッグ王者ザ・バイキング・レイダーズ、SmackDownタッグ王者ニュー・デイ、NXTタッグ王者ジ・アンディスピューテッド・エラが激突するタッグ王者対決も行われる。
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