ロック帰還SmackDown地上波FOX金曜初回!KキングストンをBレスナー瞬殺もCヴェラスケス登場

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 新たなテーマ曲はAC/DCの♪Are You Readyから。WWEが著作権を所有する楽曲でなく、一般に馴染みの有名曲を使用料を払って使うところが地上波FOXなのか。

 最初に出てきた選手はベッキー・リンチ、続いては”キング”バロン・コービンになるんだが、ここで当然というか、ロック様が「帰ってきたぜ!」と。あと、今後コービンは「STD(スーパー・タフ・デュード)」と嫌味で呼ばれることになるようで、ロックボトムを一発お見舞いするという。


 事前宣伝もされていた目玉カードはやはり女子。シャーロットがベッキー・リンチと組んでサーシャ・バンクス&ベイリーの王者組にノンタイトル戦で挑むと。他はまぁ顔見世大会だから短い試合になるのは仕方ないとしても、インターコンチ王者・中邑真輔vs.ユニバーサル王者セス・ロリンズ戦なんか、聞いてなかったゾ~と思ったのだが、これがまたゆるい、やわい、ぬるい展開で、AEWとNXTの「水曜生TV戦争」がレスリング重視を打ち出したあとに新装SmackDownを見たら、もう笑ってしまうしかないのだが、さっさと結末もないまま場内が暗転。“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットのお出ましと。これでいいのかも。こんな緩い試合は見たくないと思っていた矢先のタイミングは正解か。

 お約束でシェイン・マクマホンがお馴染みのスタントを次々にやってみせて、ああ、お別れかぁと。負けた方がWWEを去る試合、KOケビン・オーエンがハシゴ戦を制してnana nana, hey hey, Goodbyeと頭では鳴っていたような・・・。

 ローワンとローマン・レインズもさわりをやるんだが、今宵のローワンのメタルTシャツはドイツのパワーウルフって、アメリカではまるで知られてないんじゃないか。救援のハーパーは前回に続いてヘイトブリードなんだが、ローワンは欧州路線を守ると。もっとも、視聴者数が凄いであろうSmackDownのFOX初回生中継に、もの凄い宣伝になったとは思う。そういえば、カブキ・ウォリアーズを出せというか、プラカード出している奴も客席に見えたんだが、オープニング映像にも入ってないからRAW行きなのだろうか。

 最後はコフィ・キングストンがブロック・レスナーとWWE王座戦なんだが、ケツの番組終了時間から逆算して、秒殺かなぁと思っていたら、もっと短い瞬殺と。但し、まぁ実況を注意深く聴いていたユニバースなら読めていたとは思うが、レイ・ミステリオに連れられて元UFC王者ケイン・ヴェラスケスが登場するという・・・。AAAのマンハッタン上陸興行では、伝統文化に敬意を表して覆面かぶっていたが、WWEでは最初からTシャツも脱ぎ捨てて、あの特徴ある刺青も入場段階から見せていたから、ある程度のお客さんならすぐにヴェラスケスだとわかったことだろう。米マット界、ついに新章が開幕した。

■ WWE SmackDown FOX生中継プレミア
日時:10月4日(現地時間)
会場:カリフォルニア州ロサンジェルス ステイプル・センター(1万7000人収容)

◆ザ・ロックがSDにリターン!ロックボトムでコービンにお仕置き

 米国FOX初回放送となるスマックダウンのオープニングに“シビれる男”ザ・ロックが登場した。“ザ・マン”ベッキー・リンチとキング・コービンが舌戦を展開する中で登場したロックが「ついにロック様がホームに帰ってきたぞ!」と言って観客の声援に応えると、コービンは「ここはもうお前のホームじゃない。身の程を知って黙れ」と罵倒。続けてコービンが「俺はお前たち2人より優れている」と発言すると今度はベッキーが「doesn’t matter(貴様の考えなど関係なし!)」とロックのお馴染みの台詞で反論した。

 その後も舌戦が続くとロックとベッキーは侮辱を続けるコービンに実力行使。2人はコービンを殴りつけるとベッキーのレッグドロップからロックがピープルズエルボーを炸裂。さらにロックがダメ押しのロックボトムでコービンを沈めると「ロック様の妙技をたっぷりと味わうがいい」と決め台詞を叫んで会場を沸かせた。

◆ロリンズと中邑が王者対決もワイアットが闇討ち

 ユニバーサル王者セス・ロリンズとIC王者中邑真輔(withサミ・ゼイン)の王者対決が行なわれた。 試合前にはPPV「ヘル・イン・ア・セル」でロリンズと対戦するブレイ・ワイアットのファイアフライ・ファンハウスが放送されてロリンズにプレッシャーがかかる中で試合がスタート。中邑がいきなり鮮やかな飛び付きアーム・バーを決めると、これをなんとか回避したロリンズもトペ・スイシーダ2発で反撃した。さらにロリンズがフライング・ハイニーからアバダ・ケダブラを決め、必殺のカーブ・ストンプを狙ったところで突如会場が暗転。暗闇から“ザ・フィーンド”ワイアットが現れてマンディブルクローでロリンズを襲撃すると不気味な高笑いをあげて暗闇に消え去った。

 王者ロリンズ対“ザ・フィーンド”ワイアットのユニバーサル王座戦が行なわれるPPV「ヘル・イン・ア・セル」は日本時間10月7日(月)にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆オーエンズが権力者シェインに勝利して「お前は解雇だ」

 ケビン・オーエンズが権力を振りかざすシェイン・マクマホンと進退をかけたラダー戦で激突した。負ければWWE退団を条件とした遺恨戦で2人は激しい攻防を展開。ゴング前からオーエンズがシェインに襲い掛かれば、シェインは解説席に沈めたオーエンズに対してコーナートップからのダイビング・エルボーで反撃。さらに負けられないオーエンズもラダー上のシェインに対してフロッグスプラッシュを叩き込めば、シェインもコースト・トゥ・コーストを繰り出して一進一退の展開となるも、オーエンズがラダーを登るシェインをパワーボムで沈めると、ブリーフケースを獲得して勝負あり。試合後、オーエンズはシェインに「お前は解雇だ」と言い放つとスタナーを炸裂させた。

◆因縁勃発!新WWE王者レスナーと元UFCヘビー級王者ヴェラスケスが乱闘

 新WWE王者となったブロック・レスナーが因縁の元UFCヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスと乱闘した。米国FOX初回放送となったスマックダウン・メイン戦で“野獣”レスナー(withポール・ヘイマン)がWWE王者コフィ・キングストンと激突。レスナーはゴングと同時に襲い掛かってきたキングストンを捕まえると、そのままF5一撃で仕留めて3カウント。衝撃の秒殺KOでキングストンを破り、レスナーが新WWE王者となった。

 しかし、喜びもつかの間、先週レスナーに親子で暴行を受けたレイ・ミステリオがなんと元UFC王者ケイン・ヴェラスケスと共に登場。レスナーと因縁のヴェラスケスが対峙すると、ヴェラスケスは襲い掛かってきたレスナーをテイクダウンしてパンチを連打。堪らずレスナーが場外に回避するとヴェラスケスは「闘え」と挑発したが、レスナーはヴェラスケスを睨み付けながら会場を後にした。


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