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現地時間13日夜、「ホーリー・シット」の合唱が飛び交うフィラデルフィアの元ビンゴホール、現在は改築された2300アリーナからEVOLVE 10周年記念大会が開催され、WWEネットワークから世界配信された。
使い慣れたWWEネットワークだから、日曜遅く起きて完全リアルタイムでなくともWatch from the beginningのボタンを押せばイイから前座を飛ばすこともあるのだが、こういうインディー大会が日本から、いや世界のいかなる場所からも気軽に観られるとなると、むしろ無名の若手がどんな試合をやっているのか、ちゃんと最初から見ないといけないとなるものだ。
実際、例えばジョーイ・ジャネラ、あ、見たことあるなぁ、どこだっけとか、美人のブランディ・ローレンはインパクト・レスリングに出てたなぁなど、そういう楽しみも兼ねつつの視聴になる。もっとも、力み過ぎというか、晴れ舞台ということでやたら長時間の大会になってしまった反省はあるんだが、やっぱりというか、19年ぶり？に”ECW”ポール・ヘイマンがサプライズ登場となり、ジョニー・ガルガノがメインに介入して最後のマイクで締めるまで、存分に楽しめたのではなかろうか。
最後の絵はガルガノがアキラ・トザワにマイクを向けて、いつもなんと聞いていたか？と尋ね、”Did you enjoy the show?”と言わせるという。そして観客にもマイクを向けて・・・そうなのだ、これがプロレス大会なのである。
なお、RAWやSmackDownのお茶の間向け番組こそ全世界の合計視聴者数があまりにも桁違いでとてつもないから、他は認めない、NXTなんかRAWの10分の１しか見てないとする意見があることは事実だが、その次はNXT UKブランドの方が人気があり、205 LIVEなんか毎月WWEネットワークに月額課金引かれてようが見てないというのもまた多数派の現実なのである。また、2時間番組SmackDownのTV収録のあとに205 LIVEやるんだが、会場客がゾロゾロ帰ってしまうこともたびたび指摘されていた。ヒデオ・イタミはその205 LIVEでも大きく活躍させてもらえなかった無念があるのだが、戸澤陽とて、日本の専門媒体ではWWEの活躍が報道されて、トップグループで扱ってもらっていることは事実なのであるが、NXTより大きくさらに視聴者数が落ちる205 LIVEということもあり、知名度というなら劣っていたと本当のことを書かざるを得ない。
ところが、こういう初物の記念大会となると、そもそもPPV大会前日の『NXT:テイクーバー』と同じで、むしろ熱心なユニバースが飛びつく傾向がある。戸澤はEVOLVEと裏の運営が同一（ゲイブ・サポルスキー代表）「ドラゴンゲートUSA」の年間MVPだったこともあり、今回のは凱旋帰還という色合いもあって実況でも紹介されていた。冷静に正しく状況を報道するなら、今回のメインのお仕事でアキラ・トザワはヒデオ・イタミ（KENTA）の100倍以上、全世界に名前が拡散したと思われる。もの凄いことなのだ。
■ Evolve 131/Evolve 10th Anniversary
日時：7月13日（現地時間）
会場：ペンシルバニア州フィラデルフィア 2300アリーナ
＜第9試合 メインイベントNXT王座戦＞
○アダム・コール
13分15秒 パナマ・サンライズ⇒ラスト・ショット
●戸澤陽
"WE LOVE WRESTLING 👏 👏, 👏👏👏!
WE LOVE WRESTLING 👏 👏, 👏👏👏!
WE LOVE WRESTLING 👏 👏, 👏👏👏!"#EVOLVE131 @JohnnyGargano @TozawaAkira pic.twitter.com/Al0MfTf0tC— WWE Universe (@WWEUniverse) 2019年7月14日
＜第8試合 WWN-EVOLVE王座統一戦＞
[EVOLVE王者]○オースティン・セオリー
16分22秒 スーパーキック3連発⇒フォール
[WWN王者]●JD ドレイク
※セオリーが二冠王者に。但し、WWNのベルト踏んでまるでシェーン・ダグラスのNWA世界ベルト卑下の再現
＜第7試合 キャッチ・ポイント・リユニオン戦＞
●ドリュー・グラック
13分37秒 ブロ・デリック・ツームストーン・スラム
○マット・リドル
※EVOLVEの特色キャッチ・ポイントが世界配信に加え、ついにリドルが先輩越え！
※グラックは翌日WWE『エクストリーム・ルールズ』でトニー・ニースとクルーザー級王座戦
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’19年07月25日号エクストリーム・ルールズ SEAdLINNNG Evolve AEW G1 ラウェイ決勝