Bellatorジュリア・バッド11連勝防衛後RIZINギャビ・ガルシア戦ブチ上げ!ストラッサー起一散る

(c)Bellator

 DAZNの配信は英語だけになっているが、まぁそんなモンだろう。初代UFCレフェリーにして業界の顔の一員であるビッグ・ジョン・マッカーシーが静止画面に赤マークペンで技術解説するのはなかなか勉強になる。
 メインは女子戦。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア出身のジュリア・バッドもまた綴りは違うんだが、ビッグ・バッドとも呼ばれており、怖いでっかいおばさんということになる。さらに巨漢のコーチにして夫は黒人なので、言われてみれば彼女も交じってる気もするが、黒くは見えない。対する若いオルガ・ルビンは、イスラエルはテルアビブ出身ということだが、生まれはロシアのモスクワだと言う。金髪に染めており全くジューイッシュには見えないという・・・。英国でトレーニングしてきた経歴なんだが、計量ではかぶりものをつけて笑かしてくれたのだが・・・

 なにしろジュリア・バッドは全盛期のジーナ・カラーノ(現映画スター、『ワイルドスピード』や『デッドプール』)にキックボクシング戦でも勝利しているから、どって腹にまともに命中したフロントキックでオルガが「うがぁ!」となってしまい、ジュリアが仕留めている。フェザー級では世界最強を自称もし、実況でも強調されていたのだが、なにしろ負けた2敗がアマンダ・ヌネスとロンダ・ラウジーだけなんだから無理もない。もう対戦相手がいないこともあるのか、無差別級でRIZINギャビ・ガルシア戦ブチ上げていた。「以前から、はるかに大きのと闘ってきた」というが、ちゃんと堀口恭司のベルトを巻いたパネルも見えるベラトールなんで、この対戦は実現するのかも。

 日本のファンの関心としてはfrom Osaka, Japanの「キーチ・クニモト(と聞こえる)」なんだが、相手はMMA戦歴こそベラトルール生え抜きながら、ペンシルバニア州立大学でレスリングの猛者だった(NCAAで3度優勝)基盤があり、現在はサンノゼに移り住んでAKAを活動拠点としているエド・ルース。やはりテイクダウン能力は秀でている。結局優勢のまま2Rに左の膝蹴りが国本の側頭部を捉え、崩れたところをパウンドの追い打ちでレフェリーが試合をストップした。セコンドには長谷川賢の姿も見えたが、UFCリリース後、RIZINで2勝(北岡悟、住村竜市朗)したものの再び海外へ。ベラトール初陣となったが異国での闘いの壁は厚かった。ストラッサーに勝機があるなら打撃になるが、ルースの打撃がコツコツと当たっており、この面でも一枚上手だったことになろう。

■ Bellator 224
日時:7月12日(現地時間)
会場:オクラホマ州タッカービル ウィンシティ・ワールドカジノ&リゾート

<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
○[王者]ジュリア・バッド(カナダ)
 1R 2分14秒 TKO
●[挑戦者]オルガ・ルビン(イスラエル)
※ジュリアが3度目の王座防衛に成功
フィニッシュとなった前蹴りのは左画像のヒザではないのだが、公式写真にはなかった。

<190ポンド契約/5分3R>
○ハファエル・カルバーリョ
 判定3-0(29-28)
●チディ・ンジュクアニ

<女子フライ級/5分3R>
●クリスティーナ・ウィリアムス
 2R 4分03秒 パンチTKO
○ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
○”easy”エド・ルース
 2R 3分49秒 パウンドTKO
●”ストラッサー”起一国本
あ、バーガーキング食いてぇ!日本には来ては撤退、また別のパートナーでも退散を繰り返しているがマックより旨い。
これです!このヒザです!


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