コフィ・キングストン母国ガーナ凱旋番組紹介!ゴールドバークSmackDown初顔見世!

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 目前に迫ったサウジアラビア『SUPER SHOWDOWN』の最終仕込み回となるSmackDown生中継。但し、舞台装置などのクルー一行はRAWの終了直後から中東に向かっており、予想通りに「行けない」「行かない」コンビのサミ・ゼインとケビン・オーエンズが、コフィ・キングストン&エグザビア・ウッズの引き立て役に。もっとも番組冒頭は26年ぶりに、コフィがアフリカのガーナに凱旋帰国するミニ・ドキュメントから。ずっとジャマイカ出身レスラーということで売り出され、その国旗カラーをコスチュームにあしらっていたんだが、WWE王者となってはむしろ「アフリカ出身の選手も世界王者になれる」と、対外的な広報上のアピールにもなるという判断であろう。
 サウジで対戦するドルフ・ジグラーとは舌戦に! ”Should be ME”を繰り返すジグラーは「金曜日は俺の大会になる」と応戦するが、実況は「ジェッダからの中継で時差があります」とは開催地名こそ告げるものの、禁句「サウジアラビア」はタブーのままなのであった。


 あと、(当然サウジには行けない)女子のカードということになるが、アレクサ・ブリスのトークコーナーでは元のヒールになってベイリーを怒らす、と。一貫性もなにもないWWEなのである。試合は次回米国内PPV『ストンピング・グラウンズ』での、ベイリーへの王座挑戦権をかけて3 way戦でシャーロット、カーメラ、そして久しぶりにまともな試合復帰となるアレクサが対戦するんだが、マンディ・ローズ&ソーニャ・デヴィルが試合介入して、結局はアレクサが勝利というケツに。沢山ルースターを番組に揃えたものの印象に残らないカードになるという・・・。
 ちなみに、後出しジャンケン組が前夜の女子カードの酷い出来を騒ぎだしたので、ベッキー・リンチが「一喝!」のSNSを出した。直接的でない表現だから、わかる人だけになるのでいいのか、とも思うが、まぁエースだから許されるんだろう。

 アスカはどうなったんだと思った一般視聴者は少なくないと思われるが、二班どころか三班、四班が各地を巡業しているWWEであり、同じテキサス州のサンアントニオなどハウスショーでは主役ということのようだ。それにしても、選手の起用法の根は深い。TNAからNXTまで本誌がフォローしているEC3にせよ、RAWに行っても24/7王座を追いかける一員という扱いである。また、ブランド分割が機能してない現状で、どうやって秋からのFOX放送を迎えるのだろうか。ましてや、AEWというライバルの出現もあり、財政面では安泰でも、番組作りが停滞している。

■ WWE SmackDown 205 LIVE
日時:6月4日(現地時間)
会場:テキサス州ラレド セイムス・オート・アリーナ

◆ゴールドバーグとアンダーテイカーが決戦前に対峙!

 ゴールドバーグとジ・アンダーテイカーの大物2人がリング上で対峙した。控室からセキュリティを引き連れて番組SmackDownには初登場となるゴールドバーグ。「20年待っていたアンダーテイカーとの一騎打ちが実現する。金曜日はどちらが強いかわかるだろう。次はお前が静かに眠る番だ!」とアンダーテイカーを挑発した。すると突如、会場が暗転して鐘の音が鳴り響くと、アンダーテイカーがゴールドバーグの背後に登場。無言のまま両者激しく睨み合うとアンダーテイカーは再び闇の中に消え去った。
 ゴールドバーグ対アンダーテイカー、大物2人の初対決が行なわれるPPV「スーパー・ショーダウン」は日本時間6月8日にWWEネットワークでライブ配信される。

◆6・24アレクサ対ベイリーのSD女子王座戦が決定!

 SmackDown女子王座挑戦権をかけてシャーロット・フレアー、アレクサ・ブリス、カーメラがトリプルスレット戦で激突した。3人は白熱の攻防を展開し、シャーロットがフィギュアエイトでカーメラを捕まえると、コーナートップからアレクサがツイストブリスをシャーロットに炸裂。互いに大技を繰る出すも決定打にはならず、接戦となった。すると試合途中に突如リングサイドに登場したマンディ・ローズとソーニャ・デビルはシャーロットにスーパーキックを放ったカーメラの足を引っ張って邪魔をすると、その隙にアレクサがDDTでカーメラを沈めて3カウント。トリプルスレット戦を制して、アレクサがベイリーの持つ王座挑戦権を獲得した。
 アレクサ対王者ベイリーのスマックダウン女子王座戦が行なわれるPPV「ストンピング・グラウンズ」は日本時間6月24日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆戸澤の敗戦で混沌とするクルーザー級王座戦線

 クルーザー級王座挑戦権を獲得している戸澤陽がドリュー・グラックに敗戦した。グラックはNXTの先週配信回でKUSHIDAと飛ばないストロングスタイルを展開したばかりだ。戸澤は205 Liveでノーム・ダーと対戦する予定だったが、待ち伏せしていたグラックにダーが襲われて左ヒザを負傷。対戦を望むグラックに戸澤が「俺と闘わせろ! カモン!」と対戦を了承して2人が激突することに。

 戸澤はハリケーン・ラナ、シャイニング・ウィザードからセントーンと波状攻撃で攻め込み、さらにトペ・コンヒーロ&トペ・スイシーダの連続攻撃でグラックにダメージを与えた。しかし、戸澤は関節技を得意とするグラックに捕まって苦戦すると、最後はスーパープレックスからのネックブリーカーを食らって3カウント。挑戦権を持つ戸澤の敗戦でクルーザー級王座戦線は一気に混沌としてきた。


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