NXT日本流マットレスリングKUSHIDAとドリュー・グラッグ実行!ミア・イムがビアンカ・ブレア撃破

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 RAWやSmackDownのことを悪く言うのは簡単なことで、現在視聴率低下傾向の上にAEWの出現もあるから、後出しジャンケン組が勢いづいて現地の媒体はそれ一色になってしまっている。しかし、異常な金額の放送権料を持ち出すまでもなく、長いCMで試合がぶった斬られるのは仕方ない制約であり、それを踏まえるなら、じっくりと尺を貰ってマット・レスリングを展開するなんてご法度だとなるのも無理はない。

 しかるに、NXTは撮り溜め素材を使って編集できる他、選手やスタッフに真面目な研究家・求道者が揃っている。ドリュー・グラッグはフラデルフィア/ニュージャージーのCZWで頭角を現した頃から、日本のビデオを研究してきたマニアであることは本誌が現地からお伝えしてきた通りだ。となると、KUSHIDAと「飛んだりはナシのレスリングを見せよう」と壮大な実験を実行し、またNXTはそれを許可したということになる。

 ということで、WWEしか見たことな方には異質の試合展開が披露された。まぁプロデューサー目線で細かいところまで凝視しているなら、腕十字からの脱出とか、編集でカットして凝縮版にしたところまで気が付いてしまうのだが、一般のファンはそこまでわかるわけがない。それでもRAWやSmackDownの常識からは、ちゃんと尺を貰ってストロング・スタイルの原点のような様式美を構築した、そのまま放送したのだから、好き嫌いは分かれるにせよ、WWEは画期的な決断に踏み出したことになる。日本のライト層には「KUSHIDAが三連勝」とかの、どうでもイイ見出しで深く考えないのかもだが、本誌的には「見たか!これがドリュー・グラッグだ」ということになる。

 番組は、直前に迫った「NXTテイクオーバー: XXV」の煽りと、その後を見据えた仕込みの台割構成なので、ジョニー・ガルガノの「夢が叶う」映像パッケージ、「SmackDownよりNXTの方が自由にやれます」タイラー・ブリーズ復帰などが挿入される他、第1試合は女子戦から。ミア・イムがビアンカ・ブレアを倒してリベンジ成功している。

 シェイナ・ベイズラー軍と紫雷イオのインタビュー・セグメントは、やはり英語の台詞棒読みに聞こえてしまうイオが、恐らくプロデュサーが「もう途中は日本語でイイから・・・」と何度も撮り直したと思われ、「関係ねぇ!」とか日本語でわめき出すと、キャンディス・レラエがしゃべり役で登場という・・・。う~む。


 番組構成の最後は、アンディスピューティド・エラが『テイクオーバー』での勝利をアピールする絵だった。

◆KUSHIDAがグラック撃破でNXT3連勝

 KUSHIDAが第3戦となるドリュー・グラッグ戦で勝利し、NXT3連勝を飾った。KUSHIDAはグラック得意の関節技を回避すると、ヘッドロックからオクトパスホールドで応戦。さらにKUSHIDAが逆腕十字固め、グラックがアンクルロックと関節技の攻防を展開するとKUSHIDAがホバーボードロックを狙うもグラックはパワーでこれを回避した。しかし、KUSHIDAは殴り掛かってきたグラックにシェル・ショックでマットに叩き付けると、そのまま丸め込んで3カウント。KUSHIDAがグラックを撃破してNXTデビューから3連続勝利となった。試合後、両者睨み合うとグラックは「お前は臆病者だ」とKUSHIDAを挑発し、バックステージのインタビューではKUSHIDAにサブミッション戦を要求して2人の因縁がさらに激化した。

◆6・2 NXT女子王座に挑む紫雷イオに新たな味方

「NXTテイクオーバー: XXV」で対戦する紫雷イオと王者シェイナ・ベイズラーがインタビューに答えた。MMAフォー・ホースウィメンのメンバーと現れたシェイナはイオの竹刀襲撃に対して「テイクオーバーでは武器は許されてないし、仲間もいないでしょ。私には仲間がいるのよ」と余裕のコメントをして立ち去った。それに対して挑戦者のイオは「シェイナとその仲間たちなんて全然怖くないし、テイクオーバーに仲間が来ても問題ない。それにシェイナを倒すのに竹刀も必要ない」と王座戦に向けて強気のコメントで自信を示した。すると、そこへ先週、イオに救済されたキャンディス・レラエが現れてセコンドを申し出ると、イオも快くこれを承諾。女子王座戦に挑むイオにとって心強い味方が加わることになった。
 王者シェイナ対イオのNXT女子王座戦が行なわれる「NXTテイクオーバー: XXV」は日本時間6月2日にWWEネットワークでライブ配信される。


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