TNA世界ヘビー級王座戦開催!11・15「House of Hardcore VII」+ROH「GLORY BY HONOR XIII」

(C)HOH

 2014年11月15日にペンシルバニア州フィラデルフィアで、『House of Hardcore VII』が開催された。
 この大会は、伝説のハードコア団体ECW重鎮であったトミー・ドリーマーが主催している大会で、ドリーマーの顔の広さから、元WWEスーパースターから、TNA、ROH、新日本プロレスというメジャー団体で現在、活躍しているトップ選手が集結するインディーとは思えない豪華な大会となっている。

 今大会では、当初、ドリーマーと、TNAで活躍するイーサン・カーターⅢの一騎打ちが予定されていたが、急きょ、現TNA世界ヘビー級王者であるボビー・ルードが電撃参戦。予定変更で、なんとルードがドリーマーを相手にTNA世界ヘビー級王座戦を行ったのだ。TNAが次回のテーピングが2015年1月までないので、空白期間だった事もあるが、テレビ放送されているメジャー団体の王座戦が、インディー団体の大会で行われるのは異例の事だ。勿論、ルードが王座防衛を果たしたのだが、この王座戦はビッグサプライズとなった。

 そのTNAは、11月でスパイクTVでの「インパクト・レスリング」は終了。12月は過去の総集編となり、来年からは映画が放送される事になっている。TNAの新しい放送局は現在、4局に絞られており、有力なのはディスカバリーチャンネル系列のデスティネーション・アメリカ(DestinationAmerica)で複数年契約という事だ。こうしたTNAの裏事情はアメプロ報道の第一人者で、『マット界舞台裏』主力ライターであるタダシ☆タナカ記者のマット界舞台裏8月7日号TNA崩壊WWE改GongJスヌーカJドーリング大仁田Z1芝Reina長瀬館長に掲載されているので、ご購読下さい。

 また、この大会には、元WWEのスーパースターであるアルベルト・エル・パトロン(アルベルト・デル・リオ)も来場して挨拶を行った。アルベルトは、WWEとの話し合いの結果、本来ならトップで活躍していたので、1年間は北米のテレビ放送のあるプロレス団体に参戦は出来ない契約だったが、人種差別でWWEを離れた経緯から、その契約は無効となり、来年からはどこでも試合出来る事となった。TNAもオファーしているが、アルベルトはおそらくメキシコAAAの北米向け団体ルチャリブレ・アンダーグランドに参戦すると言われている。アルベルトまで招く事が出来るドリーマーの政治力には改めて驚かされる事になった。


House of Hardcoreオフィシャルホームページ

■ House of Hardcore VII
日時:2014年11月15日
場所:アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア

<メインイベント タッグマッチ>
○ザ・ヤングバックス(ニック&マット・ジャクソン)
 ピンフォール
●ザ・ハーディ・ボーイズ(マット&ジェフ・ハーディ)

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ボビー・ルード(王者)
 ピンフォール
●トミー・ドリーマー(挑戦者)

<シングルマッチ>
○オースチン・エリーズ
 ピンフォール
●ドリュー・マッキンタイヤ

<タッグマッチ>
○チーム3D(ブリー・レイ&ディーボン)
 ピンフォール
●デイビー・ボーイ・スミスJr、ランス・アーチャー

 2014年11月15日にテキサス州サンアントニオでROH「GLORY BY HONOR XIII」が開催された。
 メインでは、ROH世界ヘビー級王者のジェイ・ブリスコが、若手ホープのACHの挑戦を受け、最後はジェイ・ドリラーでブリスコがフォール勝ちして王座防衛を果たすも、ACHの将来性を称えた。
 しかし、試合後に、2014年12月に開催されるROH年間最大大会「FINAL BATTLE 2014」のメインで、ブリスコの王座に挑戦する元王者だったアダム・コールが乱入。なんと、この決着線は、ROHで抗争最終決着に使われる究極ルール、Fight Without Honorマッチ(反則裁定なし、カウント・アウトなし、フォールがギブアップのみによる完全決着戦)で行う様に要求。コールの仲間であるマイケル・ベネット、マット・テイヴェンが乱入して、大混乱となった。そこに、試合をせず乱入も繰り返している前王者マイケル・エルガンも加わり収拾がつかなくなったが、どうやら、ブリスコとコールは、Fight Without Honorマッチでの王座戦となりそうだ。

ROHオフィシャルホームページ

■ ROH「GLORY BY HONOR XIII」
日時:2014年11月15日
場所:アメリカ・テキサス州サンアントニオ

<ROH世界王座タイトルマッチ>
○ジェイ・ブリスコ(王者)
 ピンフォール
●ACH(挑戦者)

<シングルマッチ>
○アダム・コール
 ピンフォール
●クリストファー・ダニエルズ

<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○ジェイ・リーサル(王者)
 ピンフォール
●RDエヴァンス(挑戦者)

<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○レッド・ドラゴン(ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー)(王者)
 ピンフォール
●マイケル・ベネット、マット・テイヴェン(挑戦者)

電子書籍版はマット界舞台裏11月27日号巌流島マクマホンSrドリー全日藤波丸藤REINA新日キックTopKingに掲載されました。

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マット界舞台裏8月7日号TNA崩壊WWE改GongJスヌーカJドーリング大仁田Z1芝Reina長瀬館長
▼非常ベル!WWEネットワーク更新減が明るみに
 崩壊へのカウントダウンTNA、スパイクTV終了
 by タダシ☆タナカ&編集部
日本時間7月29日Jスポーツ生中継のRAWは、ステファニー・マクマホンの迫真の演技と大演説が最高!これでステフこそが夏の主役であることが確定して『サマースラム』の目玉は揃ったのだが、社運を掛けて舵を切ったWWEネットワークの不振が明るみに。なにしろ6月30日時点で70万件と予想を下回っている事実のみならず、7月末は1万件が解約、伸びるどころか減っている不安材料が公表された。本誌7月31日号の予言通りの展開となったが、要するに『レッスルマニア』だけ見て、あとは継続不要というライト層が少なくない次第だ。
問題は二番手団体のTNAだ。スパイクTVが10月での契約満了をもって更改しないことを通告。存続の岐路に立たされてしまったのだ。アメプロの動向など知ったことじゃないと思う方もいるだろうが、日本への影響はやがて波及してくる。
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