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世間では10連休らしいが、マット界に休みはない。RAWはケンタッキー大学からの生中継。ワイルドキャッツ男子バスケットボールの本拠地にして、コンサート会場としても知られる2万人規模のラップアリーナがちゃんと埋まっている。
鬼門の2時間目に「ベッキー2ベルト」で興味を繋げ、ヤバイ3時間目はサミ・ゼインの好評ヒール演説が最高に面白い。どうせまともな試合なんかやらないお茶の間向き番組なんだから、こっちの方が興味が持続するという判断は正しいかもなのだ。このまま「WWEの壁」を罵倒してくれなのである。
■ WWE RAW
日時：4月29日（現地時間）
会場：ケンタッキー州レキシントン ケンタッキー大学内ラップアリーナ
◆男・女MITBラダー戦出場者にそれぞれストローマン、リコシェ、アレクサ、ナオミらが決定
RAWから出場する男子と女子のマネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦（MITBラダー戦）の出場者が発表された。「モーメント・オブ・ブリス」のセグメントで男子MITBラダー戦出場者としてブラウン・ストローマン、リコシェ、ドリュー・マッキンタイア、バロン・コービンが発表されると、お約束でバロン・コービンには大ブーイング。代行GM時代の役割はともかく、その後もなぜか大きく起用され続けたことが、視聴率低下、途中でチャンネルを変えられる元凶の一つだと分析されているのだが・・・。
舌戦を展開した４人はそのままタッグ戦で対決。ストローマン＆リコシェはマッキンタイアに殴られて仲間割れとなったコービンに対して、ストローマンがランニング・パワースラム、リコシェがシューティングスタープレスを立て続けに炸裂させて勝利した。
また、2回目の「モーメント・オブ・ブリス」で女子MITBラダー戦出場者としてナタリア、デイナ・ブルック、ナオミ、そしてもう1名はワ・タ・シ＝アレクサ・ブリスだと自分で発表すると、当然、誰もが納得しない。試合用のシューズを履いていないアレクサにナオミが前哨戦を提案。靴紐がほどけて試合に集中できないアレクサに、実況席はトーニャ・ハーディングの五輪を持ち出す始末である。やっぱりプロレス・キャラだよなぁ(笑)。ナオミが開脚ムーンサルトを決めて３カウント。ナオミが女子MITBラダー戦に向けて弾みをつけた。天井に吊るされた王座挑戦権入りのアタッシュケースを奪い合うMITBラダー戦が行なわれるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間5月20日にWWEネットワーク（日本語実況版有り）でライブ配信される。
◆ベッキー・リンチとレイシー・エバンスが殴り合いの大乱闘
2冠女子王者ベッキー・リンチがPPV「マネー・イン・ザ・バンク」でロウ女子王座をかけて対戦するレイシー・エバンスと大乱闘に発展した。PPVで1日王座2連戦を闘うベッキーは「1年前は誰も私がレッスルマニアのメイン戦に出場するなんて思ってなかったが、私は無敗のロンダを倒した」と下馬評に反論すると、さらに先週、襲撃されたレイシーに対して「レイシーは殴る相手を間違えた。仕返ししてやるから出て来いよ」と呼び出すと、レイシーは挑発しながら登場し、ベッキーに襲い掛かった。2人は激しく殴り合うと、レフェリーたちの制止を振り払って大乱闘に展開した。王者ベッキー対レイシーのRAW女子王座戦、さらに対シャーロットとのSmackDown女子王座戦が行なわれるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間5月20日にWWEネットワーク（日本語実況版有り）でライブ配信される。
◆AJスタイルズと王者ロリンズが調印式で乱闘
PPV「マネー・イン・ザ・バンク」のユニバーサル王座戦で対戦する王者セス・ロリンズとAJスタイルズが調印式で殴り合いの乱闘に発展した。AJスタイルズは「王座獲得がRAWに移籍した理由だ。王者として立っているのは俺だ」と王座奪取に自信を見せると、一方のロリンズは「俺はレスナーを倒した！ そしてお前も倒す」と王座防衛を宣言。さらに握手を求めるAJスタイルズに対して、ロリンズが王座ベルトを掲げて対応すると、AJスタイルズがロリンズの顔面を強打して乱闘に発展。ロリンズもトペ・スイシーダを繰り出して応戦するも、最後はAJスタイルズがフェノメナール・フォアアームでロリンズをテーブル葬にして２人の因縁はさらに激化した。
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’19年05月09日号令和元年WWE ドラディション アクトレスガールズ KnockOut 浅草橋