女子QUINTET初代女王はTeam 10th Planet! グレース・ガンドラム人気爆発!敗退JEWELS佐伯代表丸刈り拒否!!

 4・7立川で行われた初代女子QUINTET、エディ・ブラボー率いるTeam 10th Planetが男子に続いて女王の座に就いた。


 準決勝、Team DEEP JEWELSを2人残しで退けたTeam 10th Planetは、決勝でTeam BJJ KUNOICHIと激突。
 お互い手の内を知り尽くした柔術の猛者同士だけに1歩も譲らず5戦引き分け。指導の数も一緒となって、勝利の行方は大将戦の判定に委ねられ、3-0でリズ・カームーシュ優勢勝ちとなって、Team 10th Planetに凱歌が上がった。

 4月7日は早朝の新日本プロレスvs.WWEの仁義なきNY決戦に始まって、各地で興行ラッシュ。そんな中、空席が目立ったとはいえ立川立飛に2000人弱の集客は立派。1周年を迎えたQUINTETの定着と女子格闘技ブームをまざまざとみせつけた。
 無論、UFC FIGHT PASSとHuluの放映を考えれば、収支は充分見合っている筈で、桜庭和志プロデューサーの総括も前向きなもの。

 決勝に関して
「もう少し一本を狙っても良かったんじゃないかと…」
と、プロデューサー目線で評価を気にしていたが、SNSでの評価は概ね良好。しっかり団体戦ならではの観戦、楽しみ方を心得た感想が多かった。
 ルールの細部見直しを検討していると語っていたが、高評価を考えればルールはやはりあまり変わらない方が良いだろうと思う。

 特にTeam 10th Planetのグレース・ガンドラムは、あどけない表情の眼鏡っ娘ながら、世界柔術選手権4連覇中の湯浅麗歌子と決勝で引き分けるという驚異の16歳で、一気にニューヒロイン誕生となっている。

 「女子格は膠着でもエンタメとして成立する」が筆者の持論だが、トップ選手同士が組み合った末の判定なら充分称賛を得られる事の証明である。
 無論、ライトユーザーを取り込んでいくとなれば解りやすい決着も求められるが、女子格ならではの見せ方で解決できるのではないかと思う。試合後の会見では涙あり笑いありで女子5人のやりとりがあったが、これはファンなら当然見たいところ。
 会場に中継しても良いだろうし、VIP席のファンは会見場に入れる…というのも考えられる。現代において、女子がわちゃわちゃしているのはそれだけでエンタテインメントなのだ。

 4月7日にスタートした女子QUINTET、今後ますます発展していくのは間違いないところで、本誌としてもその魅力を伝えていく所存である。

■ QUINTET FIGHT NIGHT3 in TOKYO ̶Female Open Team Championship 2019
日時:4月7日(日) 開始15:00
会場:アリーナ立川立飛
観衆:1939人(主催者発表)

準優勝 Team BJJ KUNOICHI

決勝のオーダーを、大将グレース・ガンドラム、副将リズ・カームーシュと想定したのが失敗と悔やんでいたが、最後は笑顔で記念撮影。団体戦の妙ではある。

Team Sun Chlorella


山本美憂率いるTeam Sun Chlorella。アマチュアQUINTETで彗星の如く現れた池本美憂だったが、1回戦秒殺に「何も出来なかった」と号泣。サラ・マクマンに「みんな貴女を誇りに思っているわ」と慰められた。
そのサラ・マクマンは大型ファイターで、3-0から2人抜き返す猛反撃とみせたが、7kg以上ウェート差がある湯浅麗歌子に止められた。QUINTETならではの醍醐味だった。

Team DEEP JEWELS

お馴染み佐伯代表率いるTeam DEEP JEWELS。2人引き分けのあと、体格差のあるエルヴィラ・カルピネンに3人抜かれて敗退。体格差があって、柔術の経験も浅いメンバーとあって結果はやむを得ない面もあるが、前澤智が悔し涙をみせると、KINGレイナが総合でのリベンジを誓い、団結力をみせた。

「勝てない喧嘩はしない主義」
と宣言していた佐伯代表だが、約束の丸刈りは
「長野美香のチームに負けたらと言ってたんで、『Team 10th Planet』とやるのはそもそも想定外」
と、断固拒否。一方で
「次やって負けたらなりますよ」
と、継続参戦を匂わせた。

この辺りのアングルは流石、百戦錬磨の佐伯家康の面目躍如といったところ。
 連合チーム結成が流れたRIZIN榊原実行委員長も今回会場に姿をみせており、今後に関して桜庭プロデューサー、エディ・ブラボーと会談した事は充分考えられる。
 例えばエディ・ブラボーの主催するコンバット柔術ルールで『Team 10th Planet vs.DEEP JEWELS&RIZIN』となれば、海外からも注目される事は間違いない。ONEのシィォン・ヂィンナンvs.アンジェラ・リーのド迫力ファイトへの対抗策に期待したい。

 なお、会見終了後に10th Planetのエディ・ブラボーが所英男を伴って再度登場。自身が主催する5・26ロサンゼルスでのグラップリングイベント『Combat jiu jitsu Worlds』の16名によるバンタム級トーナメントへの所英男参戦を発表した。

 コンバット柔術は、どちらか、もしくは双方がグラウンド状態での掌底による打撃が認められたグラップリング競技との事で、トーナメントには、QUINTETでもお馴染みジオ・マルティネスも参戦予定。
「最近勝ててないんで…」
と自嘲気味に語った所英男は、捲土重来を期しての参戦となる。 


通訳を行っていたスタッフと、コンバット柔術のデモンストレーションを行うエディ・ブラボー代表


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