JゲイジーがEバルボーザを相手に1ラウンドKO勝利!ハーマンソンはわずか49秒でブランチを撃破!UFCファイトナイト・フィラデルフィア


Josh Hedges/Zuffa LLC/UFC

 総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間2019年3月31日(日)にアメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターにて”UFCファイトナイト・フィラデルフィア”を開催した。
 メインイベントではウライト級ランキング6位のエドソン・バルボーザ(ブラジル)と同8位のジャスティン・ゲイジー(アメリカ)が対戦し、開始の合図とともに鋭いローキックを打ち合いながら、積極的に攻撃を仕掛ける出だしとなり、ゲイジーの方がリズムに乗るのが速かったようでバルボーザに連打を浴びせてケージ際に追い込んだ。いったん体を離した後もゲイジーがプレッシャーをかける形で打撃戦になるかと思われた刹那、ゲイジーの左フックがバルボーザを完璧にとらえ、一撃ノックアウトでゲイジーが劇的なKO勝利を遂げている。


 また、ミドル級のデビッド・ブランチ(アメリカ)とジャック・ハーマンソン(スウェーデン)が拳を合わせたセミメインイベントは、ハーマンソンが第1ラウンドでブランチを完璧にとらえ、わずか49秒でギロチンチョークによる一本勝ちを収めた。
 次回、UFCはアメリカ・ジョージア州アトランタのステート・ファーム・アリーナに舞台を移し、日本時間4月14日(日)にUFC 236を開催される。メインイベントはライト級暫定王座をかけた一戦が組まれ、フェザー級王者マックス・ホロウェイがダスティン・ポワリエを相手に2階級同時制覇を目指します。さらに、セミメインイベントにもタイトルマッチが予定され、ケルヴィン・ガステラムとイズラエル・アデサニヤがミドル級暫定王座をめぐって激突する予定。

■ UFCファイトナイト・フィラデルフィア
日時:現地時間2019年3月30日(土)、日本時間31日(日)
会場:アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア ウェルズ・ファーゴ・センター

【メインイベント】
<ライト級マッチ 5分5ラウンド>
○ジャスティン・ゲイジー
1ラウンド(2分30秒)KO
●エドソン・バルボーザ
ジャスティン・ゲイジー

「地球上で一番タフなスポーツだし、この地球上で最高のショーだ。俺は心からこのスポーツを愛している。特に何の感情もなくここへ来た。緊張も恐れもなかったことが理解できずに怖かったくらいさ。大好きすぎるんだろうな。向こうの鋭いケリがすごくて。明日はきっと足が痛むだろうな。さあ、次だ。まだ俺の前には5人か6人いる。一人ずつ食っていってやる。ブラジルのトップにいる格闘家を相手に、アメリカ合衆国を代表して戦えたことを誇りに思う。背負うにあたってこれ以上の国はない。次に行こう。敵にはこのスポーツを勧めないけどね。俺はこれをやるために生まれ、育ってきた」

【セミメインイベント】
<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○ジャック・ハーマンソン
1ラウンド(0分49秒)サブミッション(ギロチンチョーク)
●デビッド・ブランチ
ジャック・ハーマンソン

「毎日、世界トップのグラップラーとトレーニングしている。誰が相手でも、こういうサブミッションを決める力はあるんだ。今回のチョークは俺のオリジナルってところかな。ずいぶん前にコーチから学んだんだ。今じゃ俺の得意技のひとつだ。とにかく決まるし、みんなは恐れが足りないんじゃないか。次はランキングの上位にいる相手とやりたい。自分より上位なら誰でもいいし、きっと最高のマッチアップになる。スカンジナビア出身として心から誇りに思っている。ノルウェーとスウェーデン代表として全力で戦う。今日は彼らをハッピーにさせられているといいな」

【メインカード】
<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ジョシュ・エメット vs. マイケル・ジョンソン●
3ラウンド(4分14秒)KO

ジョシュ・エメット

「最初のラウンドは接戦だったと思うけど、2ラウンド目は向こうが取った。コーチから、第3ラウンドはやらなきゃいけないぞと言われて。マインドコーチと取り組んでいるんだけど、試合前に、試合の展開をどう見ているかと聞かれたんだ。俺は、力強いオーバーハンドライトを打っていけば相手は厳しくなるはずだ、と答えた。そうなるという気がしていたんだ。俺にはそれが見えていたし、実際にそうなった。とにかくゲームプランにこだわって、焦らずにいく必要があった。最後に試合をしてから13カ月以上だったからね。今年の最初までフルタイムのトレーニングに戻れなかった。リズムをつかまないといけなくて、これだけタフなベテランが相手だから無茶なことはしたくなかったんだ。ちょっとゆっくりしたい。いつも次の試合のことを考えているけど、今はただ、今を生きようとしている。勝利がほしかったし、家に帰ってリラックスしたい。その後、コーチと話して次にどうするかを決める。アクティブでい続けたい。最高の気分だし、年内にもう何度か試合したいと思っている」

<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
○ミシェル・ウォーターソン
判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●カロリーナ・コバルケビッチ
ミシェル・ウォーターソン

「彼女の強みはプレッシャーとクリンチの動き。ストレートを打って彼女の前に出るプレッシャーを抑えられるし、彼女をスローダウンさせられればスキをもっと見つけられるはず、と言い聞かせたの。テイクダウンを仕掛けたかったんだけど、予想していたよりもかなりうまかった。彼女が世界ランキング6位にいるのには理由があるってこと。試合が進むにつれて、彼女が攻めてくるたびに私が捕まえているからフラストレーションを感じているようだった。次に誰とやりたいかは分からないけれど、トップ5の誰かがいいわ。頂点に近づけさせてくれる人とやりたい」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○ポール・クレイグ
3ラウンド(4分20秒)サブミッション(トライアングルチョーク)
●ケネディ・エンジーチュクー
ポール・クレイグ

「誤解しないでもらいたいんだが、常に俺はできるだけ素早くフィニッシュしようとしている。ただ、ファンはショーを見たがっているんだよな。それができたことを願っているよ。スタンディングで打ち合いになったし、ダメージもいくらか食らったけど、それでもしっかり勝利をつかめた。頭では何度も何度もやめろと言うけど、心がそれをさせてくれない。今年末にはトップ10に入りたい。それが俺の全体的なゲームプランだ。今年が終わるまでにもう一度、試合がしたい。俺はフレッシュだからな。UFCが次の相手を決めてくれたら、それを受ける。決して試合を断ることはない。負けなしの相手がオファーしてきても、俺は何の迷いもなく受けて立ってきた」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ソディック・ユサフ
判定3-0(29-27、29-28、29-28)
●シェイモン・モラエス
ソディック・ユサフ

「自分が世界一のファイターだと思い込みつつ、第3ラウンドに入るときには大きくアジャストさせたけど、それでもゲームプランにこだわっていったし、最終的には相手がへまをした。俺のプランは相手を右の拳でとらえることだったけど、向こうは攻撃しながら防御をキープしていた。映像はたくさん見てきたし、その中でヤツは攻撃するときにオープンになっていたんだ。今回はスキを生ませるのに3ラウンドかかった。時々あることだし、しょうがないことさ。クロン・グレイシーを指名するのは試練に立ち向かいたいから。このスポーツで一番になれると信じている。素晴らしいムエタイの腕を持った相手を倒したところなんだ。最高の柔術家を倒せば、最高のスポットを手に入れられるだろ。UFCでアフリカ代表として戦えることは本当に大きい。カマルがベルトを巻いた姿を見て感動したし、彼のお母さんがナイジェリアの旗を持って応援していたのを見て思いがこみ上げてきた。もうちょっとで泣きそうだったよ。いつの日か、自分がああなると思ったし、アメリカで最高の結果を残している人を見守っている小さな子どもたちがナイジェリアにいるはずだ。彼らが“いつか自分も”と思ってくれればいい」

【プレリム】
<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
○マリナ・ロドリゲス
判定3-0(29-26、29-27、29-27)
●ジェシカ・アギラー
マリナ・ロドリゲス

「ジェシカはとても経験豊富だから、タフだろうと思っていたし、あきらめないと思っていた。ものすごく力を込めたショットを何度も打ったわ。UFCのおかげで、私は徐々に上がってきている。次の相手は彼らに任せるわ。まだ私は誰かを選べるような立場じゃないから」

<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○デスモンド・グリーン
1ラウンド(2分52秒)TKO
●ロス・ピアソン
デスモンド・グリーン

「最高の機敏だ。何よりも、タフな判定で終わることは避けたかったし、ジャッジの手に委ねることなく終われてうれしい。それが一番だ。コーチがいつも教えてくれていることを補強しただけさ。自分が俺の最大のライバルだってね。自分が100%の力を出さなければ負けるだけ。全力で行ったときにどうなるかは分かっていたから、これからは常にそれを見られればいいなと思う。誰かを名指しするのは好きじゃないけど、次はトップ20かトップ15の誰かとやるにふさわしいと思う。彼らを打ち負かせば、トップ10とやる。自分がチャンピオンシップを駆け上がっていくためにね」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ケビン・アギラー
判定3-0(28-29,28-29、28-29)
●エンリケ・バルソラ
ケビン・アギラー

「まさにこのためにトレーニングしてきた。セコンドからレスリングディフェンスを生かせと言われ、そうした。向こうは俺をダウンさせられなかった。合間に放つストレートがすべてだったと思う。何度か力強い右を当てていったし、パンチを組み合わせていった。レスリングのバトルには持ち込めなかったけど。対応できないことではないけれど、相手を退け続けるためにはよりスマートでテクニカルな戦いが必要だった。トップ15に食い込みたい。ヤツラはただの数字に過ぎない。15位からナンバー1まで全部いってやる。順番に食ってってやるよ。全世界に自分の実力を見せつけたい」

<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○ケビン・ホランド
判定2-1(30-27、28-29、29-27)
●ジェラルド・マーシャート
ケビン・ホランド

「相手のスタイルで倒すのが好きだけど、デューク・ルーファス門下の相手を打撃でやっつけたいとも思っていた。俺はずっとそういう人たちを見てきたから。何度かタイトなチョークを仕掛けられたけど、戦い抜けたし、勝てた。次はもっとうまくやりたい。俺に向かってくる人は誰も彼もがハグしたがっているみたいだ。ジャック・マーシュマンと戦いたい。少なくとも、マーシュマンは打ち合いたがっている。スタンディングでやりたい人がいれば誰でもいい。激しい打ち合いの試合をファンに見せてやろうぜ。ハグがしたけりゃレスリングか柔術のトーナメントに出ればいい。別におればグラップリングをやり続けたいわけじゃない」

【アーリープレリム】
<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○ケイシー・ケニー
判定3-0(27-30、28-29、28-29)
●レイ・ボーグ
ケイシー・ケニー

「自分にとっては最高の試合とはいかなかった。相手にやられたし、ケージに背中をつけて戦うはめになった。でも、テイクダウンを食らっても、俺は巻き返せた。クリンチでダメージを与えられたとも思う。彼は本当にタフな相手だ。それは否定できない。向こうも臨んできたし、俺もそうした。エキサイティングな試合だったと思う。この後は少し休みたいけど、バンタム級で初めての勝利を収められてとにかくうれしい」

<女子フライ級マッチ 5分3ラウンド>
○マリナ・モロズ
判定3-0(28-29、27-30、28-29)
●サビーナ・マゾ
マリナ・モロズ

「フライ級ではとてもいい感じ。エネルギーがたくさんある。減量もかなり楽だしね。最高の気分よ。自分のパフォーマンスにはとても満足している。次に誰とやりたいかは分からない。かなり感極まっているから、休んで考えないと。今はとにかくベルトをかけて戦いたいけど、まだ早すぎる。もしかしたら、ペイジ・ヴァン・ザントといい試合ができるかも。私にとっては新しい階級だからね」

<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○アレックス・ペレス
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
●マーク・デ・ラ・ロサ
アレックス・ペレス

「いつかチャンピオンになる。もちろん、もっと早い道を探すなら今はフライ級だけど、バンタム級で築き上げていくのでも構わない。そこでもあなどれないやつだと思われないといけないからな。俺にはどっちでもいい。俺はキャンプから抜け出したことがないんだ。常にチームメイトの助けにならないといけないしな。試合に挑むのは俺自身だけど、これはワンマンスポーツじゃない。自分の後ろにはチームがついていてくれるんだ。今回みたいなチャンスをものにするために、常に体を作っている」


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