木村花移籍WRESTLE-1カズ社長&スターダム小川社長からも逸材と太鼓判! イケメン退団「アメリカで一番でかい団体でチャンピオンになりたい」~4・3後楽園ホール全対戦カード決定!

 3月25日(月)、都内・GSPメディアセンターにてWRESTLE-1が記者会見を実施。会見にはW-1のカズ・ハヤシ社長、木村花、そして女子プロレス団体・スターダムのロッシー小川社長が出席。、先日の大田区総合体育館大会の試合後にW-1からの退団を発表していた花が、4月よりスターダムに入団することを発表した。

 この日、真っ白なワンピースで会見場に姿を現した花。W-1を退団する理由を「環境をガラッと変えて、自分に試練を与えて、もう一つ上のステップに行って、そこでW-1への感謝の気持ちを表したい」とコメント。移籍先としてスターダムを選んだことについては、「私は小さい頃から世界が夢だったので、そう考えると世界に一番近い団体がスターダム」と自分の夢の実現に近い場所を選んだとのことだ。

 花を送り出すカズ社長、そして迎え入れる小川社長も共に「逸材」と太鼓判を押して期待値が高いが、花は「いい意味でいい意味でその言葉は信じずに突っ走っていきたいなと思います」と意気込んだ。

 会見中はプロレス総合学院に入学した時を思い出し、涙で言葉を詰まらせる場面もあった花。「真っ白な心でこれから4年目を迎えてプロレス人生を歩んで行きたい」気持ちの表れだという真っ白なワンピース姿で新天地での活躍を誓っていた。

【選手コメント】

カズ・ハヤシ社長のコメント

「本日お集まりいただきありがとうございます。木村花さんの今後の進退について、花さんの口から皆さんにお伝えしたいことがありますので、来ていただきました。それでは花さん、お願いします」

木村花のコメント

「前回のW-1大田区総合体育館大会で練習生の時から約3年間お世話になって、W-1からの退団を発表させていただいたんですけど、この度私木村花は4月からスターダムに入団になります」

【質疑応答】

──花選手、今回W-1を退団してスターダムへの移籍を決めた理由を教えていただけますか?

花 元々のデビューの時もW-1がやっているプロレス総合学院で練習性を始めて、W-1の先輩にプロレスを教わって、W-1のリングでデビュー戦をして、W-1に対して感謝の気持ちがあって、W-1がなかったら今の私はいないと思うし、日本では特殊な環境での練習、デビューだったと思うんですけど、そのスタイルがあったから私はここまでがんばれてこれたのかなと思って、W-1の先輩方の試合を観ていて私もこの人たちと一緒に、今までお世話になったW-1に恩返しをしたいなって思ってW-1で今までやってきたんですけど、約1年間やってみて、また違った形での恩返しができるんじゃないかなって思うようになって、自分の中では一つのレベルアップ、もう一個上の次元に行きたいなというのがあったので、それだったら今のままずっとW-1でやっていくよりは環境をガラッと変えて、自分に試練を与えて、もう一つ上のステップに行って、そこでW-1への感謝の気持ちを表せたらなと思って、スターダム入団を決めました。

──スターダムを選んだ理由を教えていただけますか?

花 女子プロレス団体といっても凄くたくさんの団体があって私もいろんな団体さんに出させていただいていたんですけど、やっぱりスターダムに上がることが多くて、その中でスターダムで私にしかできないことがあるんじゃないかなって感じることが多くて、私は小さい頃から世界が夢だったので、そう考えると世界に一番近い団体がスターダムなんじゃないかなって思って。私自身、海外と日本のミックスということもあって、いろんな海外の人と関わるのが楽しくて、今スターダムで外国人選手とユニットを組んだりしているんですけど、それが私にとってはやりがいがあるというか、小さい頃の夢が叶っているような感じで楽しいので、スターダムに決めました。

──ハヤシ社長は花選手から今回の話を聞いた時にどのようなお気持ちで、どのようなお話をしたのでしょうか?

カズ 一番最初にプロレス総合学院ん入ったのが3年半前、10月だよね? それからずっと練習というものからみんなで一緒にやって来て、その中で彼女の可能性を僕自身が感じていたんですね。一つのところにいるっていうのがあまり良くないんじゃないかと。花選手に所属になっていろいろなプロレス界を見てもらいたいっていう気持ちがあったんです。その中で彼女は彼女でいろいろなことを経験して、いろんな団体に出て、レスラーとして成長していって、人間としても成長していって、私はどうやってやっていったら女子プロレスラーとしてやっていくべきなのかという選んだ。それが決断であり、その花さんの決断を花さんからちゃんと言ってもらえたのが嬉しくて、全てバックアップというか、僕らは気持ちいいというか、そういうふうな気持ちで卒業というかレスラーとして次のステップに行ってもらいたいなという気持ちでおりました。

──小川社長、花選手を所属として受け入れる気持ちとしてどうでしょうか?

小川 もう2年半前からスターダムに出場していたので、環境はそれほど変わることはないと思うんですけど、フリーと所属は大いに違いがあると思うんですよ。やっぱり彼女は二世レスラーであるし、ある意味逸材だと思うんですよね。花を咲かせることが我々の役割だと思うんで。3年間できやってきて基本で出来上がっている部分はあると思うんですよ。それは今までのいろんな方々が作り上げてくれたと思うんですけど、今度その花を咲かせるのが我々の仕事かなと思っています。

──小川社長、これからの花選手にはどういうことを期待されますか?

小川 彼女は性格的に遠慮するほうじゃないと思うんで、黙っていても好きなようにやると思うんですけど、やっぱり移籍というか入団となる以上は一番トップを狙ってほしいし、まあそういうことはできる選手だと思うんですよ。だから、普通の選手が入ってくるのとはちょっとわけが違うなという感じはしますよね。

──送り出す身としてはどんなことを期待したいですか?

カズ やっぱり本当逸材、普通ではないものを持っている人なので、やっぱり僕の中では女子の中でトップを取ってもらいたいですね。そうやって輝いている花さんが見たいです。

──この間はイケメン選手が退団を発表して、今回は花さんと男女のキーポイントになるような選手がW-1から抜けてしまうのは団体にとってダメージになると思うんですけど、ダメージになるとお考えですか?

カズ まあイケメンはイケメンで違う考えがあるし、今回の花さんのことに関してはまた寂しい気持ちもあるしダメージもありますけど、この輝いている姿を俺の中でビジョンとして見えるわけですよ。トップを取ろうとしている姿も見えるし、喜ばしいことだし、ポジティブなことだと思っています。

──花選手は両首脳から期待されているコメントをもらったんですけど、それについては?

花 先程小川さんからもカズさんからも逸材という言葉をいただいたんですけども、その言葉に甘えないというか、いい意味でその言葉は信じずにこれから小川さんも言っていた遠慮しない性格で、今までたくさんの人に迷惑をかけてそれでも許してもらって支えてもらって教えてもらって、今まで物事が長続きしてなかった私がこんなに早くも3年目を迎えるとは思ってもいなかったので、皆さんに感謝しながら甘えさせてもらいながら、突っ走っていきたいなと思います。やっぱり一番言いたいのは3年半前の10月に私はリクルートスーツを着て、その時まだ現役だった木村響子とここに来て入学式を行なったので凄く今感慨深い……(しばし涙を流す)。あっという間だったんですけど、総合学院が始まって基礎体とかある程度できるようになって、カズさんからボディスラムを教わったことも忘れてないですし、こんな私みたいな社会不適合者が輝ける場所はこの世界しかないと思っていて、本当にW-1のプロレスを教えてくださった先輩方、そして私が移籍したいという話をした時に話を聞いてくださったカズさん、そして一緒にがんばろうね、花ならできるよって言ってくださった小川さんに本当に感謝しかないので、これからはその感謝を伝えていくだけですね。ただそれだけです。すいません……。

──今日、白いワンピースを着てきたんですけど、その格好をしてきた理由はあるんですか?

花 気持ちを新たに真っ白な心でこれから4年目を迎えてプロレス人生を歩んで行きたいなという気持ちです。


「アメリカで一番でかい団体でチャンピオンになりたい」イケメンがW-1退団を発表!

 3月22日(金)、都内・GSPメディアセンターにてWRESTLE-1が記者会見を実施。社長のカズ・ハヤシと黒潮“イケメン”二郎が出席し、3月末日付けでイケメンが退団することを発表した。

 昨日の大田区大会でT-HawkのW-1チャンピオンシップに挑戦したイケメンだったが、30分を超える死闘の末に敗北。試合後もノーコメントだったが、カズ社長に退団を申し入れ本日の会見に至った。

 退団する理由についてイケメンは、「ずっとどっかの団体に所属して、1人で冒険ということが一度もないプロレス人生。プロレスの旅に一度出てみようと思います」とコメント。将来的には「アメリカで一番でかい団体でチャンピオンになりたい」と子供の頃の夢を叶えるべく、海外での活動も視野に入れているようだ。

 また、これに伴い、4月3日の後楽園ホール大会ではイケメンの壮行試合を行なうことが決定。カズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナルvs征矢学&黒潮“イケメン”二郎というタッグマッチを行ない、イケメンを送り出す。

【選手コメント】

カズ・ハヤシ社長のコメント

「昨日無事にW-1初の大田区大会が終わりました。そして大会後にイケメンといろいろお話をしまして、イケメンのほうから皆さんに発表があります。

黒潮“イケメン”二郎のコメント

「昨日、まずは大田区大会ご来場ありがとございました。その大田区大会のメインでT-Hawkに挑戦しました。完全に負けましたた。正直、まだ立ち直れてはいないんですけど、そこでこの試合で俺自身かけていたものがあって、試合が終わってハヤシさんに話をさせてもらいました。4月3日の後楽園大会でW-1を退団します」

【質疑応答】

──イケメン選手、退団を決めた理由を教えてください。

イケメン 正直、いくつかあるんですけど、まずは本当に決め手になったのは昨日の大田区大会でT-Hawkにしっかり負けたというのが大きいんですけど、プロレスデビューして7年と半年ぐらいですね。ずっとどっかの団体に所属して、1人で冒険ということが一度もないプロレス人生だということを感じていまして、やっぱり海外と日本を行き来してやっているT-Hawkはしっかり強かったし、そのがんばり自体をお客さんがしっかり応援していて、そういった面で俺は今どうなんだろというのがあって、自分1人になって日本、海外ですね。プロレスの旅に一度出てみようと思います。

──今後の活動について具体的に決まっていることはありますか?

イケメン 結構みんな裏では実はどっかの団体に行くんでしょうっていう噂がワッと広まると思うですけど、ここに断言します。何も決まってないです。本当に何も決まってないです。できることならば、こんなことを言うのは甘いですけど、全然辞めたくないです。でも、ここで辞めないと自分中で何かが変わらない気がするんです。今26歳、今年27歳になります。21歳でW-1に入って、気づいたらこんなに早く時間が過ぎていて、何かしたかなって振り返った時になんもしてないっていうわけじゃないですけど、自分の中で納得のいく何かができていなかったんだなって気がしています。だから一度いろんなものを見て、いろんな経験をたった1人でして、またアメリカ、世界でも通用するようなプロレスラーを目指したいし、元はそういう夢があってプロレスラーになりました。それを20代のうちに自分の実力を世界で試してみたい。世界っていうのはアメリカとかいろいろありますけど、日本も含めて自分の何かを試してみたいと思っています。

──カズ社長は昨日、退団のお話を聞いてどのように思われましたか?

カズ まあはっきし言って、一緒にずっとやってきた仲間なんで、凄いここに残っていてほしいなという気持ちと、やっぱりW-1というリングの中で人気のある選手なので、そういうところでも残ってほしいという部分はあります。今でもありますし。ただ、これは夢のものだから。自分が描いた夢だから、これを実現させることに俺が口出しするということはできないかなって感じですかね。本当は正直な意見ではW-1を引っ張っていく存在になってもらいたかったんですけど、彼の中でもっともっといろいろなものに挑戦したいという気持ちがある以上ね、彼の人生なんでそれは邪魔しないし、さらにまたこういう機会なので大きくなって、そしてW-1に帰ってきてほしいなと思います。

──イケメン選手は、自分が抜けたらW-1が大きな穴が空くと思うんですけど、今後のW-1について思うことはありますか?

イケメン 僕が抜けたらというか、僕は別にW-1のことが嫌いになってとか、何かでもめて出ていくっていうのは一切なくて、なんならプロレスのリングの上での話とはまた別で、このW-1の会社の中にいる人たちとの人間関係が凄い好きで。実際立花とかも仲いいし、それこそデビュー、練習生のもっと前からずっと前、10年前から一緒にいる土肥孝司だったり児玉裕輔がいる中で、ここを離れるっていうのは単純に凄い寂しいことですし、本当に言ってしまえば辞めたくないんです。でも、プロレスラーとして飯食っていくんだ、遊んで暮らすんだっていうのを夢見てデビューしました。若いか若くないかで言えばギリギリですけど、今この状況でW-1で一度もチャンピオンベルトを巻けなかった状態で、W-1を離れてどうなんですかね? 新しい自分を見つけたいというのが正直大きいですけど、次W-1に帰ってくる時は外敵かもしれないし、いやきっと外敵でしょうね。強い外敵としてW-1に戻ってこれたら、この退団は成功だったんじゃないかなと思います。今は本当に先が見えていません。ライフ・イズ・アドベンチャーズ。

──黒潮選手、4月3日の後楽園大会の試合が発表されましたけど、どのような闘いをW-1のファンに見せたいですか?

イケメン 最後ですからね。卒業式と言いますか、この試合から、この日から独立。樋口壮士朗としてか黒潮二郎としてか黒潮“イケメン”二郎としてかはわからないですけど独立するので、最後の試合で社長と闘うというのは凄い感慨深いというかありがたいことですし、最近出てきたペガソ・イルミナル。で、味方は征矢学。3年ぐらい前のW-1はワイルド&イケメンがかなり目立った時期もありまして、そのワイルドとイケメンが最後に組んで試合をするのは俺自身が楽しみでもあるし、今の征矢さんが何を感じるかは興味ありますし、この試合をしっかりW-1の一員としてやって、卒業させてもらいます。

──4月3日のあとはフリーとしてW-1に上るという選択肢もあると思うんですけど、黒潮選手としては距離を置くというイメージですか?

イケメン こんなさんざんわがままを聞いてもらった団体……一度そうですね。W-1にはしばらくは上がらずに……ですね。

──4月3日以降、具体的に決まっている試合とかはありますか?

イケメン 今のところはないです。でも、退団自体発表するのも今日初めて知ってもらうんですけど、僕が海外、世界のプロレスラーになりたいっていう夢がある中で、アメリカに一度も行ったことがないんですよね。4月4日から一度アメリカに行こうと思っています。それは長期ではなくて、短期ですけど、一度アメリカに行って、アメリカのプロレスをこの目で見て感じて、自分の今後の進路を考えて、黒潮“イケメン”二郎の第2、セカンドステージですか? それをしっかり自分の目で見て考えて決めたいなと思います。

──行き先は決まっているんですか?

イケメン ニューヨーク。

──時期的に。

イケメン 大きいのがありますね。それも自分の目で見て刺激をもらってこようかなと思っています。

──レスラーになる時からの夢だったとおっしゃいましたけど、これは自分の中の空想や想像でもいいんですけど、頭の中に思い浮かぶ海外での夢はどういう形なんでしょうか?

イケメン アメリカで一番でかい団体でチャンピオンになりたいです。

──それは小さい頃から持っていた夢ですか?

イケメン 変な話、どんなベルトでもいいです。アメリカの一番でかい団体でチャンピオンになります。

──今後フリーという形になるわけですよね?

イケメン そうです。

──オファーとかはどうやって出せばいいのでしょうか?

イケメン 本当に何かにずっと守られてきたプロレス人生を歩んできたので、1人でやるのが初体験すぎて恐怖しかないんですけど。オファーはどうやってもらったらいいんですかね? 携帯とか電話。メールか? そういうのも昨日決まった話ですので、ちょっと勉強しながらやっていきたいですね。

──試合が終わったあとにノーコメントでジャケットを捨てて行きました。ジャケットは変わらずやるんでしょうか? もしくは何か新しいことを考えていらっしゃるんでしょうか?

イケメン 本当に決まってないです。いろんなプランは何個かあるんですけど、どれでいこうかっていうのと、こっちはこれ、こっちはこれになるのか? 1本で絞ってやるのか本当に検討中で、とにかく俺の中で本当に冒険が始まっちゃいますね。何が待っているのかもわからないし、言ってしまえばマジで恐怖しかないんですけど、プロレスラーとしてやっていきたいんで、ここで成長できんじゃないかなと思っています。

カズ 凄い気持ちはわかって、レスラーとしてずっとそこにいると守られている。それをまったくない自分1人でどこまで行けるのかっていうのはみんな持っている気持ちなんですよね。多分そこだと思います。でも、僕も昨日話を聞いて、今彼から初めて聞いたのが、世界でトップの団体でチャンピオンなりたいという言葉が凄く嬉しくて、僕としてもぜひ成功しほしいなと思っています。

──カズ社長もかつて団体を飛び出して世界に飛び出しましたけど、同じ経験をした者としてアドバイスはありますか?

カズ それも含めてオファーの取り方もそうですけど、それ一つから自分1人でやっていきたいんですよ。誰かが敷いたレールじゃなくて、レスラーとしてやりたいはずなんで。お腹壊すのも経験だし、ギャラの交渉も経験だし、アドバイスをしないことがアドバイスだと思っているので、納得いくまでやって、またW-1。僕らは待ってますので、帰ってきて一緒にやりたいです。それだけでかい存在なんで来てほしいかなと思います。

イケメン 4月3日が最後なんですけど、W-1所属として残り2試合あります。3月30日のラジアントホールと3日の後楽園。これは所属の黒潮“イケメン”二郎としてしっかり試合しますので、最後のW-1での現段階のイケメンの試合を会場で生で見てほしいです。

──所属は4月3日までということになるんですか?

カズ 契約上は3月末なんですけど、4月3日は契約関係なしに所属としてやってもらいたいなと。ギャラは出んの?

イケメン ギャラなんていらないですよ。

カズ じゃあ、3月に含めていい? 冗談です(笑)。


「夢を叶えるには若い今がチャンス」佐藤が3月をもってW-1を退団

 3月30日(土)、W-1の横浜ラジアントホール大会の試合後、社長のカズ・ハヤシと佐藤嗣崇が記者会見を実施。3月末日をもって、佐藤がW-1を退団することを発表した。

 今大会ではペガソ・イルミナルとシングルマッチを行なったが、これがラストマッチ。夢を叶えるために退団すると語った佐藤は、「去年の8月に帰ってきた時から意識していてライバルだと思っていました。10年後か20年後かわからないですけど、その時にペガソがW-1のトップになって、僕が違う団体でトップになって、もう一回どっかの会場でシングルできたらと思っています」とライバルとの再会に思いを馳せていた。

 また、会見に同席したカズも「一緒にやっていきたいが、彼の夢を尊重する」とコメント。「同性に好かれるレスラー、応援されるレスラーになってくれればと思います」とアドバイスを送っていた。

カズ 今日集まりいただいたのは所属選手の佐藤が話したいことがあるそうです。

佐藤 今日、3月30日、ラジアントホール大会をもちましてW-1を退団させていただきます。いろいろ他団体に出させてもらう機会が多くて、自分のプロレスをいろんな場面で試すことができたのもW-1のおかげですし、リザルトに挑戦したり、負けてももう一回挑戦できたりといろんな経験をさせてもらった中で、僕は小さい頃プロレスラーになる夢があって、サラリーマンを辞めて、プロレス総合学院に入って、プロレスラーとしてデビューして過ごして来たんですけど、もう一つ僕の夢である日本で一番大きな団体である新日本プロレスさんを目指したいということでハヤシさんに話をさせてもらいました。

──新日本に入りたいということですけど、入門テストやつてがあったりするのですか?

佐藤 入門テストとかはわかんないですけど、やっぱりプロレスラーとして目指していく上で夢があったので。若い今がチャンスかなと思ってここでハヤシさんのほうにお願いをして勝負をしたいと伝えました。

──その話を聞いて、カズ社長はどのように思われたんですか?

カズ 長いんでね。2年半ぐらい前かな? 総合学院に入って卒業試合の相手もして、凄い一緒にやってきた仲間というイメージでいます。その彼が夢をちゃんと口に出して言ったので、そこは僕は応援したいなと思っています。木村花選手がスターダムさんに行きましたけど、佐藤が新日本プロレスさんに行きたいと言うのであればそこは彼の夢ですから、止めることはせずに。僕は個人的には一緒にやっていきたいし、会社としても一緒ににやっていきたいという気持ちは伝えましたけど、そこは彼の夢を尊重して、できることは一生懸命やれという気持ちです。

──ラストマッチは?

カズ 今日になります。契約上、今日がラストマッチになって、4月1日から自分の力でゼロからでいいと思っているんですよ。プロレス学院でやって来たこと、2年でやってきたことは自分の引き出しにしまっておいて、ゼロの気持ちで新日本プロレスさんにアタックしてもらえればと思っています。その中でいざという時に引き出しを開けて、さらに上に登れる選手になれればなと思っています。まあ、言えるアドバイスは学院の時から言っていたんですけど、同性に好かれるレスラー、応援されるレスラーになってくれればと思います。それぞれ考えがあると思うんですけど、そこは持ち続けてもらいたいなと思います。

──最後の試合がペガソ選手とのシングルマッチでしたけど、闘いを終えてどのような思いですか?

佐藤 最後ペガソとシングルできたというのは凄い嬉しいことだし、ペガソが正体不明ってわかんないようになっていますけど、でも、僕の中では同期のあいつじゃないかと去年の8月に帰ってきた時から意識していてライバルだと思っていました。僕の中で退団してしまったので、10年後か20年後かわからないです。その時にペガソがW-1のトップになって、僕が違う団体でトップになって、もう一回どっかの会場でシングルできたらと思っています。その時にこのラジアントでの試合が懐かしいな、あいつらの若手の時代の試合だなと思われればなと思っています。

■「WRESTLE-1 TOUR 2019 CHERRY BLOSSOM」4.3東京・後楽園ホール大会
日時:2019年4月3日(水)18時30分開始/17時40分開場
場所:東京・後楽園ホール

<メインイベント  WRESTLE-1チャンピオンシップ次期挑戦者決定シングルマッチ 時間無制限1本勝負>
近藤修司 vs. 羆嵐

<第6試合 WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ60分1本勝負>
【第17代王者組】河野真幸&アレハンドロ vs. T-Hawk&山村武寛【挑戦者組】
※第17代王者組・河野真幸&アレハンドロ、初の防衛戦。

<第5試合 黒潮“イケメン”二郎壮行試合タッグマッチ30分1本勝負>
カズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナル vs. 征矢学&黒潮“イケメン”二郎

<第4試合 タッグマッチ30分1本勝負>
トンドコロ隼&立花誠吾 vs. CIMA(#STRONGHEARTS)&エル・リンダマン(#STRONGHEARTS)

<第3試合 シングルマッチ30分1本勝負>
才木玲佳 vs. 堀田祐美子(Actwres girl’Z)

<第2試合 6人タッグマッチ30分1本勝負>
アンディ・ウー&エル・イホ・デル・パンテーラ&稲葉大樹 vs. 芦野祥太郎&児玉裕輔&新井健一郎

<第1試合 シングルマッチ30分1本勝負>
タナカ岩石 vs. 三富政行

【チケット情報】

・スーパーシート ¥9,000

・リングサイド ¥7,000

・指定席A ¥5,000

・指定席B ¥4,000

・ステージ西A ¥7,000

・ステージ西B ¥5,000

・レディースシート ¥3,000 ー完売

・ペアシート ¥7,000

※当日各席500円UP、ペアシートは1,000円UP

※当日のみ一般立見¥2,500、小中高ワンコインチケット¥500ならびに試合開始一時間後より、アフターワンアワーチケット¥2,000を販売いたします。

【チケット販売所】

・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999 http://t.pia.jp/

・ローソンチケット(Lコード:31668)TEL:0570-000-732(10~20時) http://l-tike.com/sports/wrestle_1/

・イープラス http://eplus.jp/

・カンフェティTEL:0120-240-540(平日10〜18時) https://www.confetti-web.com/w-1/

・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999

・書泉グランデ TEL:03-3295-0011

・書泉ブックタワー TEL:03-5296-0051

・チャンピオン TEL:03-3221-6237

・㈱GENスポーツエンターテインメント TEL:03-6452-6815

・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/


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