SmackDown女子王座アスカからシャーロットに移動!コフィ・キングストン『レッスルマニア』のお約束

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 ギリギリに変わる、当日に変わるもあるんだが(笑)、カード編成的には『レッスルマニア』前のタイムリミットになるSmackDown生中継はコネチカット州から。飛来しなくて済むからビンス・マクマホン御大も出てくるだろうというのは誰もが想像するところだが、ちなみにタイタンタワー本社は売りに出している。前からあんなに大きい自社ビルにする必要あるのかと言われてきたものだが、売り時というのもあろう。FEDが年内の利上げはしないと発表したばかりのタイミングもある。もっとも、いきなりフロリダに本社機能を移転とかにはしないと思うのだが、現時点で移転先の発表はない。

 生中継はアスカvs.シャーロットの前年の『レッスルマニア』最高試合賞から。本誌で既報の通り、すでにハウスショーではこのカードが大会のメイン、大トリというのも実験され、どこにも文句もなければ好評だったことが伝わってきているのだが、ここで、このタイミングでお茶の間番組に組まれたということは・・・。大人のファンならケツが丸わかりなのだが、前日の女子3way戦が『レッスルマニア』大トリとの公式発表に、一般メディアも食いついてきているから、ここはシャーロットにもベルトを巻かせてと、さらに箔をつける判断を責めるわけにもいかない。それこそアスカのSmackDown女子王座防衛戦というのが組まれても、誰が挑戦してもケツは丸見えの底なし沼になってしまい、それでは面白くないということだろう。

 ミズとシェイン・マクマホンの煽りのセグメントとか、ミステリオが息子ドミニクと出てきてサモア・ジョーのUS王座挑戦アピールもあったが、RAWと違い2時間番組である。実質はアスカvs.シャーロットと、コフィ・キングストンが『レッスルマニア』に行くためには、残りのニューディが強豪タッグをガントレット・マッチでごぼう抜きする必用があるというカードの2つだけ。新婚のアムステルダムから戻ったアリスター・ブラックとか、ダークマッチとかには出たのかもだが出番もなし。そのガントレットマッチにしても、ストーリーを追いかけているユニバースなら、小学生でもケツが読めたんじゃないかと思うのだが・・・。
 まぁ、ビンス・マクマホンのヒールなリアクションからしても、これは『レッスルマニア』での王座交代、Happy Endingを期待して構わないということなのだろう。

■ WWE SmackDown LIVE
日時:3月26日(現地時間)
会場:コネチカット州アンキャスヴィル モヒガン・サン・アリーナ

◆アスカが王座陥落! 祭典メイン戦はRAW/SmackDown女子王者が激突!

 レッスルマニアを目前にアスカがSmackDown女子王座から陥落した。アスカは番組冒頭で“女王”シャーロット・フレアーを相手に防衛戦に挑んだ。シャーロットは昨年の『レッスルマニア34』でアスカの連勝記録を止めた因縁の相手。その天敵を相手にアスカはヒップアタックからスープレックス、さらにスライディング・ニーと怒涛の攻撃を見せた。両者が白熱の攻防を繰り広げる中、アスカは三角締めやアスカロックでシャーロットを追い詰めたが、最後はシャーロットにフィギュアエイトを決められると無念のタップアウト。

 アスカは試合後のインタビューで「負けてしまいました。せやけど、止まってられへん。進むしかない」とアスカ節でコメントした。一方、勝者のシャーロットが新スマックダウン女子王者となったことで、レッスルマニアメイン戦のトリプルスレットは両ブランドの女子王者が激突することとなった。

 PPV「レッスルマニア35」は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆キングストンがついにレッスルマニア行き!WWE王者ブライアンに挑む

 ニュー・デイのビックE&エグゼビア・ウッズがWWE王座挑戦権獲得をかけたガントレット戦に勝利し、コフィ・キングストンはレッスルマニアでのWWE王座挑戦権を獲得した。スマックダウンのオープニングに登場したニュー・デイは「ニュー・デイとして約5年を共にしたが、コフィへのひどい扱いにWWEを辞めることも考えている。マクマホン会長の意見を直接聞きたい」と将来の懸念を伝えると、ビンス・マクマホン会長、そしてダニエル・ブライアンがそれぞれ登場した。ブライアンは「辞めたければ辞めればいい。コフィはB級なんだよ」と主張すれば、ウッズは「お前はコフィとの一騎打ちが怖いだけだ」と舌戦と展開。するとビンス会長は最後のチャンスとしてキングストンの王座挑戦権をかけてビックEとウッズのガントレット戦を提案した。

 仲間のため気合の入ったビックE&ウッズは初戦のルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンを速攻のアップアップダウンダウンで沈めると、次の中邑真輔&ルセフ戦では中邑のキンシャサをかわしてアップアップダウンダウンを炸裂。ザ・バーとの対戦ではウッズがシェイマスを丸め込んで3カウントを奪うも、試合後にザ・バーの暴行に遭ってビックEはテーブル葬となってしまう。しかし、次の相手ウーソズが「コフィは王座挑戦の資格がある。お前たちの成功を祈る」と言って自ら降参。これで最後の相手ダニエル・ブライアン&ローワンになんとか辿り着いたビックE&ウッズはブライアンの執拗な攻撃に苦戦するも、最後はローワンを解説席の下敷きにしてリングアウト勝ち。ビンス会長もキングストンの王座挑戦を認め、盟友の活躍でキングストンがついにレッスルマニアでのWWE王座挑戦権を正式に獲得した。
 王者ブライアン対キングストンのWWE王座戦が公式カードとなった。


特典ボーナス【シュート活字委員会ミニトーク出張編】

―― ロンダ・ラウジーの『レッスルマニア』入場はジョーン・ジェットの♪Bad Reputationが生演奏のようです。

オフレコ いいですね。まぁ、シンディ・ローパーこそWWE殿堂入りすべきとかあって、本人が断ったとか漏れ伝わるんやけど、僕やジョージ・ナポリターノ記者みたいに、旧MSGのリングサイドで毎月写真撮っていたインサイダーには、ブロンディこそWWEが讃えるべきとなる。

―― [ファイトクラブ]の記事に出していたからですか? デストロイヤーさんの別人格ドクターXのTシャツで唄っていたと。

▼追悼デストロイヤー好評~米ケーブルPPV死滅~WWE新日NY決戦

[ファイトクラブ]追悼デストロイヤー好評~米ケーブルPPV死滅~WWE新日NY決戦

オフレコ いや、それだけじゃない。ギターのクリス・ステインとデビーは、『レッスルマニア1』のロック&レスリングが始まる前、毎月のMSG定期戦に毎回来ていたから。本物のファンというのを僕らは知ってるからね。

―― 本誌のやった合成写真がナポリターノ経由でクリス・ステイン本人がリツイートしています。SNS時代だから繋がりますねぇ。

オフレコ 僕はブロンディのカップルがどのビルのアパートに住んでるかとか、ルー・リードがどこにとかも知ってるよ。東京に比べたらマンハッタンは小さいからね。正確には完全セルフのコインランドリーではなく、下着とかバックごと受付に預けたら、ちゃんと畳んだのを返してくれるサービスの店は、何度もパティ・スミスと出くわした(笑)。もの凄く近所に住んでたんだと思う。パンクおばさんも、下着をランドリーに預けてるんだなぁと。

―― 映画や音楽の話題はプロレスと関係ないと言う方もいるんだけど、相関あるから書いています。

オフレコ 怖いロンダ様になればなるほど、♪Bad Reputationがはまるという・・・。


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