バティスタ鬼門のピッツバークRAWでトリプルH戦『レッスルマニア』宣言

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 日本時間の火曜日、ピッツバークからのRAWで『レッスルマニア』でのトリプルH戦を宣言した。前夜のPPV大会『ファストレーン』を受けて、番組はそこのおさらいから。シールドのOne Last Timeである。そう、普段のRAWやSmackDownは見なくて、PPV大会とか、NXTだけWWEネットワークで見ているという忙しいビジネスマンが少なくないかと思えば、逆に、いくら月額$9.99で安いと言われても、ベーシンクなケーブル代はともかく、実態的には日本での地上波放送の感覚になるRAWとかだけを見る大衆もいる。人それぞれだから仕方ないのだが、テレビ番組としてのRAWは、今度はローマン・レインズが約5ヶ月ぶりシングルで試合をやると。お約束でバロン・コービンが生贄役指名(笑)なのだが、その試合前からドリュー・マッキンタイヤにコーナーポストに顔をぶつけられてバックステージへ。トリは4月で退団が公表されているディーン・アンブローズが、そのマッキンタイヤにボロボロにされるという全体の台割り構成になった。

 とは言っても、目玉はハリウッドの売れっ子俳優となったバティスタのお出ましである。実は1年前にもこの計画をバティスタが持ち掛けたのだが実現せず。ではなぜ、2019年はONになったのか。それは本誌・電子書籍が毎週、繰り返し詳細をお伝えしているAEWの旗揚げがあるからだ。
 現地時間、北米月曜のグローバル目線でのニュースといえば、UFCコナー・マクレガーが、早朝マイアミのホテル近辺でファンに写真を撮られたことに腹を立て、スマホを壊して踏んづけて逮捕されたという、グレート・サスケがやってしまったような事件が巷を賑わせているが、専門媒体でも報道していないもう一つのニュースは、AEWの放送局の噂だ。

 本誌3月14-21日号では、AEWがDAZNと交渉していることを活字にしているが、最新ニュースではAppleが新たに開始するインターネット・ストリーミング・サービスの目玉になる可能性もあるという。
 経済紙Forbesの英語版サイトで、ブレット・ハートがAEW副社長のコーディを称え、WWE批判をする動画が公開されていることを本誌だけが報道するのも、Forbesは億万長者ランキングでも有名だからであり、AEW資金源のシャド・カーンが資産総額68億ドルの224位なのだ。対するWWEビンス・マクマホンは691位、元UFCオーナーの肩書になってしまうロレンゾ・フェルティータでさえ1,168位だから、もういい加減「ネット配信サービス」の供給過多なんじゃないかとも思うが、DAZNよりさらに新興のAppleが大金を出すなら、それもアリだろう。
 なにしろ、RAWの3時間のCM時間の長さにうんざりしているのはWWEユニーバースだけではない、仕事でフォローせざるを得ない専門マスコミにとっては苦痛でさえある。それに比べてNXTが面白いと感じるのは、ひとつは編集でミススポットのカットも可能なら、順番も組み替えられることに加えて、有料だからCMもないことで、充実しているように見えてしまう面も大きい。その教訓からなら、AEWが毎週60分とか90分の番組をやれば、RAWより凝縮している印象が自然と演出できるメリットは計り知れない。そりゃ無料の番組しか見ないという頑固一徹派には届かないマイナスはあるが、必用なものはカネを出さないと、無料のネットには裏ネタや深淵分析は検索しても出てこない、というのと同じであろう。

 話がそれたが、これまた他媒体が報道してない本誌にしかやれない指摘としては、バティスタはこのピッツバーク開催の『ロイヤルランブル』で優勝したものの、想定外のブーイングを食らったことがあるから、ピッツバーク云々を一切マイクで触れなかったこと。また、リング上で顔と顔を突き合わせるのでなく、大物俳優だからと大勢セキュリティーという名目の黒服取り巻きを連れてきたが、花道での演説だけに留めたことか。番組プロデューサーは時間割りの決まっている生中継で想定外のお客のリアクションを嫌うわけで、考えているなぁと感心したというのはある。

 その反対に、23年前にピッツバークのレスリング・キャンプ(実話を元にした映画『フォックスキャッチャー』の舞台)を出て、五輪を目指したカート・アングルが、ある種のホームに帰還ということで、「この地で最後」と、レスリング出身のアポロ・クルーズ相手に短い試合を披露。勝利して『レッスルマニア35』での現役引退を表明していた。こちらは、スピーチで何度もピッツバークをホームだと連呼することになる。

 ガラの悪いフィラデルフィアやピッツバークでは、どっちみちブーイングされるとばかり、今宵もロンダ・ラウジーは悪態をついていたのも根性が座っていた。それぞれにとって、ピッツバークとどう向き合うのかが興味深い。本当に地元出身のアライアスのお時間では、地元をコケにするというお馬鹿な唄をやっていたが・・・。

 インターコンチネンタル王座が、フィン・ベイラーからボビー・ラシュリーに移動している。『レッスルマニア』では、またレインボーカラーを前面に出した入場で、♪True Colorsを賛歌するのだろうか。

■ WWE RAW
日時:3月11日(現地時間)
会場:ペンシルベニア州ピッツバーグ PPGペインツ・アリーナ

◆ハーレム・ヒートが2019年のWWE殿堂入り

 WWEは米国時間3月11日のUSA Todayスポーツ欄にてハーレム・ヒートの2019年度WWE殿堂入りを発表した。2019年度の殿堂者としてはD-ジェネレーションX、ホンキー・ トンク・マン、トリー・ウィルソンに続いて第4号となる。 
 ハーレム・ヒートはブッカーTとスティービー・レイの兄弟チームで1993年にWCW参戦。WCW世界タッグチーム王座を通算10回獲得するなど1990年代を代表するタッグチームの1つである。ブッカーTは2013年にも単独でWWE殿堂入りしており、今回で2度目の受賞となる。殿堂入りセレモニー「WWEホール・オブ・フェーム2019」は、米国現地時間4月6日にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われ、その模様は日本時間4月7日にWWEネットワークでライブ配信される。

◆「屈辱を与えてやる」ロンダが王座防衛を宣言!

 RAW女子王者ロンダ・ラウジーが登場してPPV「ファストレーン」での乱入に関して言及した。前日のPPVでロンダはシャーロット・フレアー対ベッキー・リンチの一戦に突如乱入、反則裁定でわざとベッキーを勝たせている。ロンダは「みんなのヒーロー・ベッキー、そしてシャーロットにも屈辱を与えてやる! だから昨夜はベッキーを勝たせたんだ。私はレッスルマニアの後も女子王者だし、誰も私を止められない」と乱入の理由を説明し、王座防衛を宣言した。
 するとそこへ(最近テレビにも出してもらえないと自分で言う)デイナ・ブルックがロンダを批判しながら現れてオープンチャレンジを希望すると、イラついたロンダはゴングを待たずデイナを滅多打ち。ロンダはいきなり蹴飛ばすと、一本背負いからパイパーズ・ピットを決め、さらに制止するレフェリーの顔面にも一撃食らわしてリングを後にした。
 王者ロンダ対シャーロット対ベッキーのトリプルスレット形式RAW女子王座戦が行なわれるPPV「レッスルマニア35」は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆バティスタ対トリプルHの一戦がレッスルマニアで決定

 リック・フレアーを襲撃して誕生日セレモニーをぶち壊したバティスタとCOOトリプルHがついに会場で対峙した。リングに1人で現れたトリプルHに対して、バティスタはボディガードたちを引き連れてステージに登場。バティスタは「お前は俺の目的をわかっているはずだ。俺の希望が叶うまでお前の大事な人を襲う」とさらなる襲撃を予告すると、続けて「レッスルマニア35でお前と闘いたい」とトリプルHとの対戦を要求した。
 フレアーの仕返しを狙うトリプルHがこの対戦を承諾すると、バティスタは「俺のキャリアのラストマッチだ」と言い残すと、トリプルHも「この試合は制限なしのノー・ホールズ・バード戦になる」と試合形式を指定して2人の因縁を激化させた。


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