ロス軍が反則暴走!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 3月1日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会のメインはボラドールJr.がロハとオロの兄弟を従えてロス・インゴベルナブレスと対戦。特にロハとテリブレはカンペオン・ウニベルサルで因縁が深まっている。試合は、いつも通りロス軍が試合開始前から襲いかかり三人がかりの攻撃を繰り返す。あまりにひどいので遂にレフェリーがロス軍に反則負けを宣告し、まずはテクニコ軍が先取。しかしロス軍の暴走は止まらず、因縁のあるテリブレがロハに反則のローブロー。これを見たオロは怒ってテリブレを捕えようとするも、そこにデル・リングが飛び込んできて、レフェリーの目の前で反則のローブローを決めて、またロス軍が反則負け。反則負け連発でストレート負けとなった。しかし、試合後もテクニコ三人に攻撃を繰り返すロス軍。そしてロス軍三人で並んで会場にアピール。試合に負けて勝負に勝ったという形になった。
 またセミファイナルではカリスティコ、ディアマンテ・アスール、エル・バリエンテのテクニコ軍が、ジルベール・エル・ボリクア(エル・メシアス)、シベル・ザ・メイン・マン(シベルネティコ)、ザ・クリス(エル・ソロ)という外敵軍と激突。試合は開始と同時に襲いかかった外敵軍が即効でカリスティコを仕留めて先取。しかし、二本目はテクニコ軍が取り返した。そして三本目、アスールとボリクアが一対一でやりあうも、なんとボリクアがアスールの覆面をはぎ取ってしまったのだった。これで外敵軍の反則負けとなり、テクニコ軍が勝利するも、おさまらないのはアスール。激怒して、ボリクアに究極の決着戦マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を要求。この大型選手同士のコントラ戦は実現するのだろうか?

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2019年3月1日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○ボラドールJr.、アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ
 2-0
●ルーシュ、テリブレ、ベスティア・デル・リング

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ディアマンテ・アスール、エル・バリエンテ
 2-1
●ジルベール・エル・ボリクア(エル・メシアス)、シベル・ザ・メイン・マン(シベルネティコ)、ザ・クリス(エル・ソロ)

<シングルマッチ>
○ティタン
 2-1
●テンプラリオ

<6人タッグマッチ>
○エチセロ、フェリーノ、バンジェリス
 2-1
●フライヤー、レイ・コメタ、アウダス

<6人タッグマッチ>
○ダリス、ティファニー、レイナ・イシス
 2-1
●プリンセサ・スヘイ、小林香萌、ハロチータ



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