でもやっぱりマサ斎藤さんの居ないリングは寂しいよ!『闘将・マサ斎藤 追悼試合』大阪城東KADO-YAがもよんホール

 昨年7月14日に亡くなったマサ斎藤さんの追悼イベントが2月15日、KADO-YAがもよんホールに600人(満員)の観客を集め行われた。
 マサ斎藤さんの奥様である斎藤倫子さんと上井プロデユーサーがタッグを組み、それをマサさんをこよなく愛する
周りのファン達が一緒になり、当初マサ斎藤さんが再びリングで試合をつもりで予定されていた大会をメモリアル大会と名前を変更して実現に漕ぎつけたのである。

 マサ斎藤さんの実績とそれに伴う人脈、元WCW代表・NWO創始者:エリック・ビショフ、元NWOマネージャー:サニーオノオ、マサさんの弟子:中島勝彦、マサさんのレスリングスタイルを継ぐマサ北宮が来場。さらにはビデオメッセージで超人ハルク・ホーガン、狂乱の貴公子リック・フレアー、マスクド・スーパースター、スコット・ノートン、ドン・フライ、nWoステイングが届いて紹介された。偉大さ、素晴らしさを身をもって体感した観客からは何度も驚嘆の声があがると共に、みんなリング上にマサさんの幻影を見ていたかもしれない。

 ビショフ氏は「彼だけのおかげで、nWoジャパンのビジネスを新日本に持ってきました」とマサさんの功績を偲ぶ。たたえた。倫子夫人は「私がここに立っているのが悔しい。本来、ここに立っているのはマサ斎藤のはずです。マサさんはもういない」と涙ながらにスピーチ。「しかし、支えを見つけました。マサ斎藤という名前を、お一人でも多くの方々の心に、1日でも長く届けていただきたいという気持ちを忘れないことです。みなさま長きにわたりマサ斎藤にご支援いただきまして、本当にありがとうございました」と結んだ。

 各個人においては東京プロレス、日本プロレス、新日本プロレスでの幾多のアントニオ猪木さんとの激闘においてマサ斎藤というプロレスラーを知り、そしてのめり込んだファンも、それぞれの思いを馳せ感謝の意を表した一夜となった。

■『闘将・マサ斎藤 追悼試合』
日時:2019年2月15日
会場:大阪城東KADO-YAがもよんホール 観衆600人(満員=主催者発表)

<賢祥堂美術presents マサ斎藤追悼イベント>
参列:斎藤倫子夫人、エリック・ビショフ、サニー・オノオ、中嶋勝彦、マサ北宮
ビデオメッセージ:スコット・ノートン、ドン・フライ、リック・フレアー、nWoスティング、マスクド・スーパースター、ハルク・ホーガン
back then

<メインイベント マルタ食品株式会社提供試合 タッグマッチ15分1本勝負
金本浩二 〇スーパータイガー
 14分58秒 横入り式エビ固め
田中稔 ●スペル・デルフィン
※レフェリー:保永昇男

 メインはベテラン勢がマサ斎藤さん追悼イベントをガッチリと締めた。
 各々が、往年のマサ斎藤さんを彷彿させる技を繰り出しあい、田中稔は金本浩二にマサ斎藤さんの晩年の代表技である”監獄固め”を披露して会場を沸かしていた。

<田村潔司U-FILE CAMP代表 撮影会>

<第3試合 藤田義、松永幸大を代表とするプロレスを経営に活かす!京都経営者の会提供15分1本勝負>
立会人:初代タイガーマスク
〇ビッグマン・ベイダー w/モンキーマジック・ワキタ
 4分34秒、ボディアタック⇒体固め
●アンドレザ・ジャイアントパンダ w/サムソン宮本

 凄いレスラーがデビュー!?
 かつて”たけしプロレス軍団”の刺客として1977年の新日本プロレスマットを戦慄させた、マサ斎藤が引き連れてきた”ビッグ・バン・ベイダー”、その化神としてビッグマン・ベイダーが登場。なんとモンキーマジック・ワキタに引率されて大阪に降臨した。今やテレビやマスコミを賑わしている”ジャイアント・パンダ”を突然襲撃、見事なボデイアタックから体固めで圧勝!
 会場の子供達は喜び、立ち会いされた初代タイガーマスクさんは、微笑んでリングサイドで見つめられていました。

<第2試合 株式会社スタミナフードサービス提供試合・竹村克司復帰試合~友情物語 10分1本勝負>
〇竹村克司
 7分48秒、首固め
●MAZADA
※レフェリー:北沢幹之

 無我や新日本プロレスで活躍後、業界からフェイドアウトしていた竹村選手が久々にリング復帰。盟友であるMAZADAと対決した。
 会場ではかって、お笑い芸人”みやぞん”が中学時に下校途中にポメラニアンに出会い、ついて行った先の運送会社で出会ったプロレスラーにプロレスを教わったのが竹村さんだという奇妙な出会いがあった縁で、応援ビデオメッセージを寄せた。

<オープニングマッチ 58歳のデビュー戦 10分1本勝負>
〇大矢剛功
 8分8秒、逆片エビ固め
●長松浩二
※レフェリー:保永昇男

 元新日本プロレスの、長松浩二(58)さんは85年3月に練習生として新日本プロレスに入り、同期の飯塚高史や松田納らとデビュー目指し激しいトレーニングに励むが、夢であるプロレスラーにはなれなかった。今回、上井プロデユーサーの説得に応じ、同期入門だった大矢剛功相手に一夜限りの遅い夢のデビューを果たした。
 ブレンバスターなど強烈な技にも屈せず反撃したが、最期は逆エビ固めで敗北したものの、すがすがしい顔でリングを降りられた。

<オープニング>
 マサ斎藤追悼10カウント、上井文彦プロデューサーご挨拶


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