photo by George Napolitano/他
[週刊ファイト2月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼堺屋太一 飯伏&新日大阪 猪木馬場 WWE年商1000億円 アンデウソンUFC引退 Pモラレス追悼
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・女子プロ見続けた堺屋太一先生、尾崎魔弓ファン!新宿Face裏オーナー
・新IWGP王者ジェイ・ホワイト!棚橋弘至陥落~KnockOut大田区時間
・飯伏幸太残留、New Japan Cupオカダ・カズチカ、5・25AEW瞬間完売
・WOWOW中継♪I was Born to love youアンデウソン・シウバUFC引退
・A猪木来場の裏2・19ジャイアント馬場没20年追善興行のギャラは?
・WWE年商1000億円、利益110億円!しかし番組内容は不評の嵐
・ペドロ・モラレスさん追悼!現場記者の知るオモテに出てない秘話掲載
・ドン・ムラコとインターコンチ巡る抗争と当時のMSG、日本ファンの妄想
―― 今週もニュースだらけで悲鳴です。飯伏(幸太)残留がありました。仲介役の中澤マイケルが大慌てとか笑えるネタもあります。棚橋(弘至)政権短命説を1・4の戴冠直後から活字にしたのはシュート活字委員会だけだと思いますが、これは当たりました。そっちに驚きはないんですが・・・。
オフレコ 濃い分析と裏ネタ情報は有料箇所のお約束なんで、買ってくださいませとしか・・・。週刊ファイトは無料サイトではないと。べドロ・モラレス追悼にせよ、オモテに出したのと違うのを後半にたっぷりやる。今回のは長編になるね。
世間的には、「団塊の世代」の生みの親にして、元経済企画庁長官も務めた作家の堺屋太一先生の訃報からでしょう。1970年の大阪万博の企画者やし。週刊ファイトがミルホンネットとして始まった初期の頃は、自宅にも伺ったから。ヤマモ山本雅俊さんと一緒に食事もしている。
―― はい、『悪玉-憎まれる生き方-』を実際に書いたのは堺屋太一先生ですから。
オフレコ なにしろ、経済関連の著作だけでなく、歴史小説や共著物、翻訳まで全部数えたら、焼き直しも入れたら100冊どころか200冊はあるんじゃないかという先生だけど、そりゃ最後の方は口述で弟子にやらせたプロジェクトとかもあったとは思うけど、本当に本人が最初から最後までビッシリ書いたのが、尾崎魔弓著の『悪玉-憎まれる生き方-』という。
―― 時間もかけたそうですが、ベストセラーも連発しているのに、余り売れなかったと嘆いておられた。まぁえてして、さっと出した本の方が売れたりするのはこれに限ったことじゃないですけど。
オフレコ 食事の時も、パソコンで簡単に動画が見られる時代が来るとか、YouTubeの出現を初期の著作から予言していた話とか、もちろん電子書籍の普及も、実際に出てくる前からちゃんと活字にしていると。証拠が残っているという・・・。
―― なんでも早すぎて、損していると言われる週刊ファイトですが、こっちも証拠が残ってますけどね。情報源を守るのがジャーナリストですから、派手に「スクープ!」とか見出しにやれない。教えてくれた方を怒らせることになるとかもあるから。こっそりというか、しれっと、ちょこっと、さりげなくシュート活字委員会の対談の後半に情報を入れる場合が多いという。
オフレコ あれは「わざと」とそうしている。いかにも「スクープ」として、派手な見出しにして出したら、そもそもなんでその情報を掴んだのか、と突っ込まれてしまう。だいたい、裏ネタなんか、そういうところから掴むのが普通なんだし・・・。
女子プロ見続けた堺屋太一先生、尾崎魔弓ファン!新宿Face裏オーナー
―― まぁ、プロレスファンの間では、ある程度は尾崎魔弓ファンとか、女子プロを見続けている先生だったことは知られているので、本誌は違うこと、他に載ってない、検索では出てこないネタをやらないといけません。
オフレコ 新宿フェイスの最初の裏オーナーとかね。まぁあれも、尾崎とOZアカデミーのためというのが出発だったんだけど、場所もあってヒットになった。女子プロ関連の散財は、先生が損したプロジェクトだらけだったけど、唯一成功したのが新宿フェイスになる。格闘技の聖地になるとは予想外だったそうだ。まぁ、キック大会とか、20試合とか組んで、その選手だけ目当ての客が入れ替わり来るから、のべ人数で実券は凄いことになった興行とかが続出して、当初の尾崎のため、OZアカデミーのためという目的から外れたと嘆いていたのはあるんだけど。
▼山本雅俊『リキッドルームから新宿FACEへ』堺屋太一 吉田豪x尾崎魔弓
▼16年06月30日号新日大阪城年俸アリ猪木3新間寿オバマUFC売却泉田純長瀬館長
―― 新宿フェイスの500円のドリンク代という、もとがディスコだったのでシステムを残したのもマット界では新しかったんですが、その500円はポリスに入るようにしていたと。
オフレコ ミルホンネット刊の電子書籍に全部書いてあるから。今になって購入というのは構わないから、今だからこそ関連作品、全部まとめて買ってくださいだな。週刊のジャーナル定期発行だけでなく、単独作品も出してるんで・・・。
―― プロレスファンとしての堺屋太一先生が一番詳しいのは週刊ファイト!ミルホンネットであるという。知られてないままなんでしょうけど。
オフレコ 浮き沈みの激しい業界なのに、所属選手は4人だけのOZアカデミーは生き残っている。女子選手は男子以上にプライド高いし、なかなかダウンになるカード飲まないとか、扱うのが大変なんだけど、OZには気持ちよく様々な団体の大物が出てくれるというのも評価しないといけない。
―― ケツが寝ることになるカードでも、試合始まる前に大勢が寄ってたかってムチで叩きまくったりしてるから、それで負けても”落ちない”という配慮があったりしてます。考えてるなぁと。
オフレコ 肝心のOZアカデミーは知らないままなんだろうけど、堺屋先生に言われて、OZの放送権を北米に売る作業にどれだけ時間使ったことか。カナダ資本のファイト・ネットワークとか、うまくいったハズなのに担当が辞めることになったとかあって、結果論で実を結ばなかったから僕は黙っているんだけどね。