TEAM2000蝶野正洋がケンカキックを放てば、BATT武藤敬司がシャイニング弾! マスターズ後楽園はセコンド介入で大熱狂

 15日、武藤敬司プロデュース「PRO-WRESTLING MASTERS」後楽園ホール大会が超満員の観衆で賑わった。

 メインは武藤敬司率いるBATTと蝶野正洋率いるTEAM2000の“ユニット復活対決”となった。それぞれの選手が往年のムーブを披露したことに触発されたのか、セコンドの蝶野・武藤がリングインする。蝶野がシャイニングケンカキックを放てば、武藤がドラゴンスクリュー連発からのシャイニングウィザード! 

 このままBATT勝利かと思いきや、BATT側のドン・フライが突然の裏切りでTEAM2000をアシストする。蝶野に椅子を渡してサポートすると、小島聡が太陽ケアをラリアットで仕留めた。試合後に蝶野は「この大会には素晴らしい先輩たちが参戦している。だが、このMASTERSにはキング・武藤がいる。お前らキングってピンと来ないのか? 詐欺師だ。お前らも騙されている」とマイク。

 地上波テレビの情報番組司会を担っているだけに、蝶野は会場をマイクでしっかり乗せてみせた。武藤軍と蝶野軍の対決の続編がありそうな気配だが、武藤は試合後コメントで夏開催も示唆している。

 また、セミファイナルにはセコンドとして前田日明が登場。自チームの藤原喜明にリングインを促されるが、引退している前田は動かず。しかし、試合後には前田にラリアットにいくポーズを見せた長州力、前田と組み合う意気込みを見せた藤波辰爾。それぞれ前田とガッチリ握手。

 大会に集結した達人たちの一挙手一投足に、観客は一夜限りの昭和&平成前半期リターンを感じて熱狂した。

 

■武藤敬司プロデュース「PRO-WRESTLING MASTERS」
日時:2月15日(金)19:00
会場:後楽園ホール 観衆1759人(主催者発表=超満員札止め)

<第1試合>
〇高岩竜一(プロレスリングZERO1)
  9分44秒 デスバレーボム⇒片エビ固め
●リッキー・フジ(KAIENTAI DOJO)

<第2試合>
ディック東郷(みちのくプロレス)
〇獅龍
  10分51秒 ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
NOSAWA論外(東京愚連隊)
●FUJITA(東京愚連隊)

<第3試合>
越中詩郎(平成維震軍)
青柳政司(平成維震軍)
〇齋藤彰俊(平成維震軍/プロレスリング・ノア)
  16分22秒 スイクルデス⇒片エビ固め
グレート小鹿(大日本プロレス)
タイガー戸口
●将軍KYワカマツ

<第4試合>
藤波辰爾(ドラディション)
〇長州力
獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)
  12分01秒 リキラリアット⇒体固め
藤原喜明(藤原組)
長井満也(ドラディション)
●冨宅飛駈
with 前田日明

<第5試合(メイン)>
ドン・フライ(BATT)
●太陽ケア(BATT)
新崎人生(BATT/みちのくプロレス)
大谷晋二郎(BATT/プロレスリングZERO1)
with 武藤敬司(BATT/WRESTLE-1)
  17分24秒 ラリアット⇒片エビ固め
天山広吉(TEAM2000/新日本プロレス)
〇小島聡(TEAM2000/新日本プロレス)
ヒロ斎藤(TEAM2000/ドラディション)
スーパーJ(TEAM2000)
with 蝶野正洋(TEAM2000/アリストトリスト)

※大会詳報は週刊ファイト2月21日号に掲載されます。