RAWホーガンが追悼”Thank you Mean Gene”会場合掌!『ロイヤルランブル』まで3週間!

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 生中継サイクルに戻ってのRAWは、ホーガンの地元フロリダ州オーランドから。タイミングよくと言っては不謹慎になるが、本誌既報の通り、世界でもっとも有名なプロレスのインタビュアー/リングアナウンサーであるジーン・オークランドさんが亡くなったので、その凝った追悼ビデオを流すのが番組のハイライトであり、そりゃまぁホーガンが適任となるのは自然であろう。

 Photo by George Napolitano
ジーン・オークランドさん亡くなる!プロレス界で最も知られたアナウンサー/インタビュアー

 マニア間で物議をかもしている番組構成だが、冒頭はボビー・ラシュリーらの乱闘から。続いてはRAWにもSmackDownにもたまに出てくる特例扱いのジョン・シナが登場という順番で、視聴者の興味を繋げる作戦だ。かのジーン・オークランドさん追悼は、現地時間リアルタイムでは日本でもよくある「時間またぎ」という手法で、一時間目から二時間目の境に、ホーガンが極めセリフで会場を煽り、”Thank you Mean Gene”のコールが沸き起こった。
 本誌は「勝った負けたなんかどうでもイイ」と繰り返しているが、ニンマリだったのは”元”GMのバロン・コービンがアライアスに勝利したこと。視聴率不振の責任を押し付けられているが、コービンが悪いわけじゃないことは自明である。また、今週から新たに始まったアレクサ・ブリスのトークコーナー、第一回ゲストはロンダ・ラウジーだ。意外にも、「RAWのUnsung Heroはサーシャ・バンクスだ!」と言って、そのままサーシャがいちゃモンをつけてきたナイア・ジャックスと試合に。バンク・ステートメントを見舞って怪女ナイアをタップさせたのには、喜んでファンタジーを楽しむ大人のファンも拍手喝采だったであろう。これでサーシャは『ロイヤルランブル』参加権利というオチにしていた。


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■ WWE RAW
日時:1月7日(現地時間)
会場:米国フロリダ州オーランド アムウェイ・センター

◆「愛しているぞ」ホーガンが“ミーン”ジーンを追悼

 WWE殿堂者で“レジェンド”のハルク・ホーガンがRAWに登場し、他界した“ミーン”ジーン・オーカーランドを追悼した。実況、インタビュアーとして活躍し、今月2日に76歳で亡くなった “ミーン”ジーン・オーカーランドをしのんで追悼10カウントのゴングが鳴らされると、続けて長く親交のあったハルク・ホーガンがリングに登場した。ホーガンは「“ミーン”ジーンはWWEユニバースのみんなを大いに楽しませた。彼はいないがここにいる。愛しているぞ」と自身のハートを指し示して追悼の言葉を送ると会場からは“サンキュー・“ミーン”ジーン”コールがわき起こった。ホーガンは昨年11月に開催したPPV『クラウン・ジュエル』以来のWWE登場となった。

◆PPV「ロイヤルランブル」で激突する王者レスナーとストローマンが挑発の応酬

 PPV「ロイヤルランブル」で激突するWWEユニバーサル王者のブロック・レスナーと挑戦者の“巨獣”ブラウン・ストローマンが挑発の応酬を展開した。リングに登場したストローマンに対して、映像でレスナーと共に登場したマネージャーのポール・ヘイマンは「ロイヤルランブルでレスナーの挑戦者は現れない、現れるのはただの犠牲者だ」と挑発。ストローマンもリングに来ないレスナーに対して「レスナーは俺を恐れている臆病者だ」と反論すると、これにレスナーは助言を聞かずにステージに登場。しかし、ストローマンを睨んでリングを1周したレスナーは結局リングに上がらず無言のままステージに戻って不敵に笑うと、笑い者にされたストローマンは「ロイヤルランブル後は俺が新ユニバーサル王者になっているぞ」と王座奪取を宣言した。PPV「ロイヤルランブル」は日本時間1月28日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。

◆ロリンズ、カーブ・ストンプ炸裂も王座奪還逃す

 セス・ロリンズが6人タッグ戦で因縁のディーン・アンブローズから3カウントを奪って勝利するも、トリプルHに懇願したアンブローズとのIC王座戦では、あと一歩のところでボビー・ラシュリーに介入されて王座奪還を逃した。ロリンズがジョン・シナ、フィン・ベイラーと組んで、アンブローズ&ラシュリー&ドリュー・マッキンタイアとの6人タッグ戦に挑むと、ロリンズが因縁のアンブローズにカーブ・ストンプを決めて勝利。さらにロリンズはバックステージにいたCOOトリプルHに駆け寄って「今夜、アンブローズとのIC王座戦に挑戦させろ」と要求してエニウェアフォール王座戦が決定した。
 ノーDQとなるトリの試合でロリンズはバックステージや客席でアンブローズに果敢に攻め込んで試合を優勢に進めると、アンブローズのサミングも物ともせずにスーパープレックスからカーブ・ストンプを炸裂。これで勝負は決まったかに思われたが、ここでラシュリーが足を引っ張って介入すると、ラシュリーのスピアーで倒れ込んだロリンズはアンブローズにフォールされて3カウント。2試合連続でアンブローズを沈めたロリンズだったが、惜しくも王座奪還を逃した。


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