[ファイトクラブ]プロレス年末年始総括!1・4東京ドーム~AEW決起ウラ~相次ぐ訃報

[週刊ファイト1月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼プロレス年末年始総括!1・4東京ドーム~AEW決起ウラ~相次ぐ訃報
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・外国人客が6000人の38,162人:国内ファン集客数は減ったのか?
・休憩ナシ4時間構成大称賛!2020年ドーム二連戦のビジネス懸念
・オスプレイ-飯伏孝太のストレッチャー・ジョブ、外志向KUSHIDAの決断
・AEW(オール・エリート・レスリング)舞台裏と親日ケニー・オメガの去就
・ジーン・オークランド亡くなる!最も知られたアナウンサー/インタビュアー
・流血怪人アレックス・スミルノフさん天国へ!ラッシャー木村と金網戦


―― 他媒体と同じ調子をなぞっても[ファイトクラブ]会員記事の意味がないので、最新のAEW(オール・エリート・レスリング)の旗揚げから突っ込んで、ネット検索には出てないことを本誌はやらないといけません。

オフレコ それは後半にやるけど、冒頭箇所はサイトにも公開なんで、普通に1・4東京ドームから始めないと。やはり、前年よりもさらに増えた38,162人というのは誉めないといけない。

―― ただ、チケット売り出した最初の頃は、これまでにない初動だとか、凄いことになるとか吹聴されてたと記憶しますが、昨年よりは増えるで間違いないと判明したのは年末の最後であって、当初の大きな見込み数ではないという・・・。
まして、どうやって数えたんだという気もしますが、一部には外国人客が6000人も来たと。世界からファンが集まる『レッスルマニア』と同じような祭典になったとも持ち上げられてますが、仮にその数字が正しいなら、単純計算なら国内のファン集客は昨年のピークからむしろ減ったことになってしまいます。

オフレコ なるほど。確かに正月から昼夜とスケジュールが埋まった後楽園ホールから外国人客が目立っていたけど、いずれにせよ、新日vs. Uインター全面戦争とか、猪木の引退興行とか、本当に天井桟敷席までキチキチの満員だった東京ドームを知っている長年の記者からしたら、遅れて信者になった海外からの”密航者”組はともかく、国内が頭打ちというのは、これまでもさまざまなデータから指摘してきたことだ。
ただ、前号でQUEEN映画のヒットを悪く言ってはいけないと書いた通りで、なんであれ前年より増えている事実は大いに評価すべきかと。

―― もっとも、「東京ドームをやりだしたのは俺!」とか、電話インタビューながら1・2浅草橋ラゲージルーム・カフェでのキングダムエルガイツ新年会で演説していた永島(勝司)の親父からしたら、まだまだ全盛期からはほど遠いとなるんでしょうけど・・・。但し、チケット代の単価が上がってますから、興行収益としては間違いなく上がっているんですけどね。

オフレコ ただ、ロス・インゴのグッズが飛ぶように売れたという時期も落ち着いたから、すべての純利益上はどうなのか。試合内容は良かったけど、中年のオカマ親父にしか見えないクリス・ジェリコのグッズがバカ売れしたとも思えないし・・・
 
休憩ナシ4時間構成大称賛!2020年ドーム二連戦のビジネス懸念

―― 結局、やはり最大のニュースは来年の東京ドーム二連戦でしょ? そうなると、これを決めたのはエリート勢の決起よりも前のことだから、ますます大丈夫なのかと心配になります。

オフレコ 毎年、チケットが入手できないほど人気の翌日の後楽園大会というのは誰もがわかってるけど。まぁ、それはPPV大会翌日のRAWというパクりであって、しかし前売り完売の人気の割には中身はイマイチという評価らしい。1・4はさすがにきっちり最初から最後まで見たけど、翌日のは見てないから止めておくけど。

―― 休憩ナシ!4時間で納めた点は、本誌的には褒めちぎる必要があります。なにしろ、RIZINの大晦日、朝から晩までどころか、こもと記者がさいたまをあとにしたのは深夜3時になり、自転車で来た駐輪所がロックされてしまいひどい目にあったと別項で報告されてます。

オフレコ 1・4の前半戦、もう少し長くTIME割り当てられていたら、もっとイイ試合になったのにとか大人のファンの文句も聞いたけど、それくらいがちょうどイイという冷静な観測もあれば、試合数をさらにもっと少なくすべきというのもある。選ばれた選手だけが出られるというプレミアム大会にすべきなんや。まぁ来年二連戦やるなら、両日に出るのは第一試合のライガーだけとか(笑)、完全にわけて、もう翌日は体が動きませんという試合をじっくりやらしたらどうか。

―― いずれにせよ、ビジネスとしてはかなりの冒険ですよ。まぁ五輪要因とかあるから、東京ドーム側も二連戦なら安くするとか言ったんで乗ったんだとは思いますけど、稼げる時に目標をクリアしないと、あとの営業がキツイというのがあるから、抑えちゃったんでしょうけどね。

オフレコ ただ、戦力ダウンまで読めてない段階での決断だろうから、そりゃマニアは両日とも行くとなるのだろうけど、果たしてそれが1万人いるのかどうか。「イッテンヨン神社」というのが現場の話題やし。やはり宗教信者なのかという・・・。

2大会にわけられる目玉カードがメインとセミ、少なくとも合計4つ組めるのかどうか。

―― マンネリだの、マッチメイクの煮詰まりは糾弾されて久しいです。もっとも、シュート活字のケツ予想は完璧でしたね。

オフレコ 別に自慢することじゃない。棚橋(弘至)戴冠と、一年がかりのアングルで内藤(哲也)が取り戻すことは、そもそも大人のファンなら誰もがわかっていたこと。この2つは当たった勘定にすら入らない。もっとも、こっちは全部の王座移動まで的中させている。
定期購読の読者さんで「事前に書くのは止めろ」と怒る方がいるから活字にはしなかったけど、トークライブ他で大勢が証人になっていることや。どうなるかわからないにせよ、去就がはっきりしない選手ならダウンにしておくのはセオリーやろが。

―― 一部では、「外道は2年前から綿密に計画立てている」とも誇張されてます(笑)。ジェリコが最初に引っ張った時から計画通りだったのはわかりますけど。

オフレコ 外道のやり方が読めるようになったというなら、他の記者は「当分、棚橋政権で行くんじゃないか」と言うんだけど、MSGで王座交代にするという計画だと思うんだけどなぁ。考え方が読めるようになるというのは、そういうことだから。

―― シュート活字委員会担当記事は、それも書いてますけど(笑)。

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