新生ダイナマイト兄弟がトリオ王座防衛!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

(C)CMLL

 1月4日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会はメインでナショナルトリオ王座戦が行われ王者は新生ダイナマイト兄弟、対する挑戦者はアンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ソベラノJr.の若手テクニコ軍だ。90年代メキシコマットのトップルードとしてCML、AAAの二大メジャー団体を暴れまわったシエン・カラスを父親に持つ新生ダイナマイト兄弟はルードのサラブレッドとしてCMLL入り後、大躍進を遂げており、ナショナルトリオ王座に君臨するだけではなくクアトレロはオロの覆面剥ぎに成功している。試合は一本づつ取り合ったが、最後は新生ダイナマイト兄弟の連携プレイの前にテクニコ軍は敗れてしまった。新生ダイナマイト兄弟の勢いを止めるテクニコが現れるのだろうか?
 またセミファイナルでは、ドラゴン・リーとバルバロ・カベルナリオがシングルマッチで激突。白熱した試合展開の末、ドラゴン・ドライバーでリーが勝利となった。そして試合後、なんとカベルナリオに手を差し出し、カベルナリオもそれに応えて握手。テクニコとルードがまさかの握手を交わすという衝撃的な展開となった。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年12月21日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<ナショナルトリオ王座タイトルマッチ>
○サンソン、クアトレロ、フォラステロ(王者)
 2-1
●アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ソベラノJr.(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ドラゴン・リー
 2-1
●バルバロ・カベルナリオ

<6人タッグマッチ>
○ルーシュ、エル・テリブレ、ベスティア・デル・リング
 2-1
●アトランティス、クラネオ、ボルカノ

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ボラドールJr.、エル・バリアンテ
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、メフィスト、エウフォリア




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