WRESTLE-1開幕戦#STRONGHEARTS強襲! イケメン怒りの復讐宣言!!


 リング上を占拠した#STRONGHEARTSのCIMAをザ☆オジリナルで叩きつけた近藤修司が思わず
「確かに客は入ってきてる。熱も出てきてる。ありがとう」
とマイクで言ってしまうぐらい、開幕戦からWRESTLE-1後楽園は大盛況。

 夕方から新日本プロレスの試合が入っている為、11:30開始というかなり早い開始時間だったが、後楽園ホールを満員の観客で埋まった。

 その熱の発生源、#STRONGHEARTSはこの日も絶好調で、セミファイナルの8人タッグでは、入場芸を披露中の黒潮“イケメン”二郎を後楽園スタンド通路で急襲する暴挙。

 WRESTLE-1のファンなら誰もが楽しみにしているパフォーマンスの中断にさすがにブーイングが起きるが、試合開始で場内は#STRONGHEARTS派とイケメン派に別れての大声援。
 イケメンもリング下の工具を持ち出して対抗するなどヒートアップしたが、最後は自らCIMAに屈辱のフォール負け。

 続くメインでも#STRONGHEARTSの勢いは止まらず、T-Hawkがウェート差をものともせずに絶対王者芦野祥太郎から完璧なフォールを奪ってベルトを奪取した。

 試合後、近藤修司に続いて立花誠吾が登場。2・13後楽園大会での復帰をアピールすると、#STRONGHEARTS vs. WRESTLE-1のイルミネーションマッチが決定した。

 新年早々、WRESTLE-1を占拠する#STRONGHEARTSの勢いが止まらない印象となったが、横浜文体の負傷敗戦に続いて2連敗のイケメンとしては当然巻き返しを図ってくるはずで、ベルトを失った芦野祥太郎とEnfants Terriblesも捲土重来を狙う。
 春のビッグマッチ大田区総合へ向けてWRESTLE-1のリング上がますます盛り上がりそうだ。

■ WRESTLE-1 TOUR 2019 SUNRISE
日時:1月5日(土) 開始11:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1224人(満員札止め=主催者発表)

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
●本田竜輝
 5分28秒 垂直落下式フィッシャーマンズバスター⇒片エビ固め
〇土方隆

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
〇一 三富政行
 9分6秒 クチナシ⇒片エビ固め
●馬場拓海(Pro-Wrestling ACE) 仲川翔大(ASUKA PROJECT)

<第3試合 新春SP シャッフル10人タッグマッチ 30分1本勝負>
河野真幸 稲葉大樹 佐藤嗣崇 児玉裕輔 ●羆嵐
 11分42秒 佐藤のラリアート⇒前方回転エビ固め
近藤修司 征矢学 ◯アレハンドロ 新井健一郎 MAZADA

Enfants Terriblesとしては屈辱の開幕戦となった。羆嵐と佐藤嗣崇は抗争に発展しそうだ。
※第1試合開始前に抽選により組み分けが決定した。

<第4試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
●ペガソ・イルミナル
 15分15秒 バズソーキック⇒片エビ固め
〇TAJIRI

 試合前、羽織っていたジャケットを馬鹿丁寧に折り畳んで放り投げ、完全に会場をTAJIRIがコントロール。グランドでのネチっこい攻めを中心に、ペガソの空中戦に付き合わず試合を支配するアッと云う間の15分。
 ペガソに声援を飛ばすセコンド陣含め、今後への何よりの教材とも言える試合となった。

TAJIRIコメント

──ペガソ選手の印象はいかがでしたでしょうか?
TAJIRI キャリア2年だったんですね。全日本だと岡田くんと同じぐらいですけど、団体が違うとスタイルも違うんだなっていう。でも、今の子はプロレスがうまいですね。

──プロレスを教えているようにも見えましたけど。
TAJIRI そんなおこがましいことしないですけど、勝手にそうなっちゃいますね。でも、僕のキャリア2年の時にあれだけできるかって言ったらできなかったですから。今の子はみんな将来有望な子ですね。そういう子がいるW-1は将来有望な団体じゃないですかね。

──アドバイスをするとしたら?
TAJIRI やっていくしかないんで。僕が彼ぐらいのキャリアの時にメキシコでトップどころと闘ったら何もできなくて。ブルー・パンテルという凄い選手に聞いたら、「経験、経験、経験しかない」と。彼もこのまま経験を積んでいくだけだと思います。

<第5試合 「WRESTLE-1 vs #STRONGHEARTS対抗戦」8人タッグマッチ 30分1本勝負>
カズ・ハヤシ(チーム246presidents) ●黒潮“イケメン”二郎 アンディ・ウー トンドコロ隼
 16分38秒 メテオラ⇒片エビ固め
吉岡世起 〇CIMA エル・リンダマン トアン・イーナン(#STORONG HEARTS)

<メインイベント WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負>
[王者]●芦野祥太郎(Enfants Terribles)
 22分11秒 ケルベロス⇒片エビ固め
[挑戦者]〇T-Hawk
※第13代王者・芦野祥太郎が3度目の防衛に失敗。T-Hawkが第14代王者となる。


 
 この日も怖さで魅せた芦野祥太郎はT-HAWKの脚を破壊。試合後、引きずらせるほどのダメージを与えた。

T-Hawkコメント 
芦野は歳も一緒で背も似ているなって感じていたんで。ガンガン来る奴は楽しいですし、キャリアは僕の半分ぐらいなんですけど、それ抜きにしてもリスペクトじゃないけど認めている部分はあったんで、だからこそ無差別のベルトを取れたのは価値のあることだったと思っています。


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