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ベッキー・リンチ、シャーロット・フレアー、アスカもいるSmackDownが面白い、本当はNXTが一番ダントツに凄いとかが毎週フォローしているWWEユニバースの意見なのだが、番組冒頭に出てきたセス・ロリンズが、ついに番組スキット上でも、「最近のRAWの低調ぶりは・・・」とマイク内容になるという、なんでもありの真骨頂たるWWEなのである。
そして低調の犯人が、代行GMのバロン・コービンということにされるんだが、果たしてそうなのか? むしろコービンは笑かしてくれているんであって、真犯人は73歳、ボケが始まったビンス・マクマホン御大と、それに従うYESマンばかりのシナリオ班なんじゃないのかというのが、オモテをなぞるだけの評しか出さないくだらない他媒体を尻目に、一味違う大人向きの分析をする本誌の役割なのだが・・・。
だからこそ、NEWダニエル・ブライアンは、「YES運動は終わった」宣言じゃないのかという気もするが、そのブライアンとてSmackDownなのだから、職人ドルフ・ジグラーらが頑張らないといけないとかはあるんだが、やはりセス・ロリンズが看板を死守しないといけない。ということで、そのバロン・コービンもベストを着たまま体を張ってTLCの前哨戦をやり、レフェリー=ヒース・スレーターのヒールターンもあったが、ロリンズがインターコンチのベルトを守ってとりあえずのhappy endingという放送回であった。『205 LIVE』からリオ・ラッシュを投入したりして、テコ入れには必死というのはわかった。
■ WWE RAW
日時:12月10日(現地時間)
会場:カリフォルニア州サンディエゴのバレービューカジノセンター
◆ロンダ&エンバーが2週連続で前哨戦勝利
PPV「TLC」で王座戦が決定している王者ロンダ・ラウジーとナイア・ジャックスが一触即発となる中、代理前哨戦でエンバー・ムーンがタミーナを破り、ロンダ&エンバーは2週連続で前哨戦に勝利した。
リングに“フェイスブレイカー”ナイア・ジャックスとタミーナが登場すると、「日曜日に私はRAW女子王者になる。この拳を顔面に何発も食らわせて、ロンダ伝説を打ち消してやる」とナイアが王座奪取を宣言した。すると、そこへロンダが現れて「私はポーズやトークのためにWWEに来たんじゃない。闘うためよ」と言って走り込むも、ナイアがこれを回避。さらにエンバー・ムーンも駆けつけて、エンバー対タミーナのTLC代理前哨戦が行なわれることとなった。
試合は白熱の攻防を展開したが、エプロンで介入しようとするナイアをロンダが引きずり落として客席に投げ飛ばすと、最後はエンバーがエクリプスでタミーナを沈めて3カウント。先週のタッグ戦に続き、ロンダ&エンバーが代理前哨戦でも勝利した。女子タッグ王座新設への布石なのかどうか。エクリプスという必殺技名が合っている。エンバーの人気が高まっていることも要因だろう。
PPV「TLC」は日本時間12月17日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
◆ロリンズがコービン相手にIC王座TLC戦で王座防衛
メイン戦で王者セス・ロリンズがバロン・コービンGMとTLC形式IC王座戦で対戦した。セスはコービンに椅子やラダーを使った攻撃やディープシックスでダメージを食らうと、反撃を狙ったトペ・スイシーダもキャッチされてテーブルに叩きつけられた。しかし、ロリンズが場外戦でスーパーキックをクリーンヒットさせると、コーナートップからフロッグスプラッシュを叩き込んでコービンをテーブル葬。起き上がれないコービンを横目にラダーを登るロリンズだったが、突然レフリーを務めていたヒース・スレーターがラダーを倒すと、コービンを起こしてサポートしてしまう。これに怒ったロリンズはコービンにパワーボム、スレーターにスーパーキックを見舞うと、最後はカーブ・ストンプをバロンに炸裂させるとラダーを登ってIC王座防衛に成功した。
試合後にはステージに登場したディーン・アンブローズとロリンズが睨み合い、TLCに向けて火花を散らした。
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