現役テレビディレクターの信友直子監督が、故郷で暮らす両親の老後の日々を通して、老々介護や認知症の問題を浮き彫りにしたドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』。2016年と2017年に『Mr.サンデー』(フジテレビ/関西テレビ)で放送された作品に、追加取材と再編集を経て完成された劇場初監督映画である。
11月3日に公開されると、上映館のポレポレ東中野は連日満員。11日に行われた信友直子監督と長与千種のトークイベントでは補助席が出るほどだった。
2014年に『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)で、信友監督が長与千種のドキュメンタリーを手掛けたことをきっかけに交流を深め、今ではソウルメイトのふたり。50代独身、親を故郷に残しているという共通点も。
「最近、泣くことは少なくなったのですが。映画でこんなに泣けるものかなと。(映画の)途中から泣けてきましたね」と感想を述べる長与。
6年前に父をすい臓がんで亡くし、母を施設に預けている自身の現状と重なったのだろう。観客の多くも、親の介護や老後の日々を思い返すという。
高齢化社会が進む日本において、誰もが目を逸らしてはいけないこれらの問題。
「この映画は人が生きていくためのバイブル。大学生を卒業してこれから社会に出る人たちにこそ観てもらいたい」
母を通して人生勉強をしているという長与からのメッセージだ。
■『ぼけますから、よろしくお願いします。』
制作配給:ネツゲン フジテレビ 関西テレビ
(C) 『ぼけますから、よろしくお願いします。』製作・配給委員会
ポレポレ東中野にて公開中
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