スターバック参戦の狙いは? ASUKA9・24北千住で元WNC戦士によるタッグマッチが実現!

 元WNCチャンピオンシップ王者のスターバックがASUKA PROJECTの9月24日、東京・北千住シアター1010大会(15時半開始)に参戦し、メインイベントでUTAMARO(フリー)と組み、篠瀬三十七、仲川翔大組と対戦する。UTAMAROはかつてWNC、WRESTLE-1に所属していた村瀬広樹の“化身”で、WNCにゆかりある4選手が一堂に会することになる。
 スターバックはWNCのエース外国人的な存在で、14年2月にTAJIRIを破って、第4代WNC王座に君臨。その後、同王座はベルナルド・ヴァンダムに受け継がれ、同団体の活動停止により、海外に流出。昨年11月に、フィンランドでスターバックが奪還していたが、国内での同王座の復活を熱望したASUKAとの話し合いにより、ベルトが同団体に譲渡された。そして、3月24日に、東京・新木場1stRING大会で、新王座決定1DAYトーナメントが開催され、木藤裕次が新王座に戴冠した経緯がある。
 今夏、スターバック側からASUKAにアプローチがあり、9・24北千住への参戦が決まったが、その来日目的はナゾのままだという。篠瀬代表は「現チャンピオンの木藤さん、私、仲川の様子を見に来るんだと思いますが、ウチに来る以上、譲渡したベルトを取り返しに来る可能性もあるでしょう。その狙いは北千住大会へ参戦して明らかになるんじゃないでしょうか?」と、スターバックの思惑を図りかねている様子。
 スターバックを迎えるにあたって、WNCにゆかりある4選手によるタッグ戦をマッチメイクして、“歓迎”の意向を示した篠瀬は「スターバックとは初対戦で、村瀬選手とは対戦したことはあっても、UTAMAROとも初対決。自分でもどういう試合になるかわかりませんが、やりがいのあるカード。スターバックにはベルトを託してもらって感謝してます。ベルトを巻くために、木藤さん、私やみんな切磋琢磨しています。他団体からの挑戦者も募集してるし、このベルトは宝。北千住大会は、昔を知る4人による再会マッチ。さらなる進化を見せて、ベルトを懸けて戦えるようなものを見せたい」と意欲。
 WNC時代は練習生で、デビューすることができなかった仲川は「村瀬? UTAMARO? 興味ありません。狙うは元WNCチャンピオンで、FCF(ファイト・クラブ・フィンランド)総裁、スターバックのクビひとつ。最後にオレがスターバックから取ります」と必勝宣言。
 米国から逆上陸を果たすUTAMAROは「シノセ! ショウタ! ムラセハ、イナイ! ウタマロガ、フタリニアイニイク。ナカヨク、エンジョイシマショウ!」とのメッセージを寄せた。
 ASUKAには初参戦となるスターバックが、久しぶりの日本マットで、どんなファイトを見せるか、また同団体への参戦目的は何なのか、注目されるところ。

 また、同大会のセミファイナルでは、“ASUKAのホープ”瀧澤晃頼が、GHCジュニアヘビー級タッグ王者の田中稔(フリー)と一騎打ちを行う。
 この一戦は、7月26日の東京・新宿FACE大会で、瀧澤とタッグ対決した稔が、「ASUKAには何回も上がらせてもらってるんですけど、若い選手がすごくよくて、仲川選手と試合したときにも思ったんですが、瀧澤選手と対戦して、『これはガッチリやり合ってみたいな』と強烈に思わされました」として、試合後のバックステージで、篠瀬代表に申し出て、初のシングルマッチが実現する運びとなった。
 瀧澤は「何度かタッグマッチでの対戦はあるのですが、シングルは初めてなので、若さを前面に出して勝ちます」と勝利を誓った。
 稔は「ルチャの動きだったり、変わった丸め込みがあったりでおもしろい選手。北千住大会のベストバウトを狙う気満々で、それができる相手だと思ってます」と迎撃態勢。
 篠瀬代表は「瀧澤はルチャの選手で、トリッキーな動きが多いんですけど、レスリングがベースで、グラウンドが強い。『戦ってみたら、いい選手だった』と言ってくださる他団体の先輩方も多いんです。勝ち負けはやってみないとわからないけど、クオリティーの高い、お客さんを満足させてくれる試合になると思います」と瀧澤の戦いに思いを馳せた。

 そして、“ASUKAの超新星”佐山駿介は、竹田光珠(666)と組んで、井坂レオ(マーベラス)、花見達也(K-DOJO)組と対戦する。
 佐山は5月4日の横浜・ラジアントホール大会では鈴木秀樹戦、7月26日の新宿大会では田中将斗戦と、大物選手との対戦が続いたが、北千住大会では、本人の強い希望で、同世代でのバチバチ対決が組まれた。佐山がライバルと目する井坂とは、シングルで2回対戦して、1敗1分けの戦績だ。
 佐山は「若手同士でバチバチやりたいという要望を聞いていただいて、本当にありがたいです。ASUKAのリングで組んでいただいたからには、ASUKAの自分がこのなかで、いちばん目立って、いちばん活躍する。そして自分が相手からスリーカウントを取ります。
対角には自分が負け越している井坂選手もいるので何がなんでも勝つ」と勝ちにこだわる。
 篠瀬代表は「佐山は井坂選手に負け越してるんだから、ここで挽回してほしい。この4人のなかで、いちばん目立って、井坂選手とのシングル戦にもっていけるような気持ちでやってほしい」と期待を寄せた。

 WNC王者の木藤は、北千住大会では、防衛戦は“お休み”となり、元WNCの真琴(フリー)と組み、くいしんぼう仮面(フリー)、米山香織(YMZ)とミクスドマッチで対戦する。
「この試合は、お客さんには肩の力を抜いて楽しんでもらいたい。木藤さんはチャンピオンとして、しっかりしたマジメなスタイルもあるけど、振り幅が広いと思うので、くいしんぼう選手のコミカルな部分に、どう化学反応を示すか楽しみだし、逆に真琴選手はコミカルな面にはつきあわないと思うんで、その辺が見どころです」と語った。

 そのほか、藤原ライオン(フリー)VSリッキー・フジ(K-DOJO)の一戦が行われるが、両者のスタイルがまるで異なるだけに、予想不可能な戦いになるだろう。以上、全5試合がラインナップされているが、それぞれまったく色の違うカードだけに、楽しませてくれそうな大会になりそうだ。

■ ASUKA PROJECT
日時:9月24日(月・祝) 
会場:東京・北千住シアター1010(15時開場/15時半開始)

<タッグマッチ>
篠瀬三十七&仲川翔大 vs. スターバック&UTAMARO

<シングルマッチ>
瀧澤晃頼 vs. 田中稔

<タッグマッチ>
佐山駿介&竹田光珠 vs. 井坂レオ&花見達也

<タッグマッチ>
木藤裕次&真琴 vs. くいしんぼう仮面&米山香織

<シングルマッチ>
藤原ライオン vs. リッキーフジ

※チケット 全席指定席 4,000円
チケットぴあ Pコード:839-022
ローチケ Lコード:31321
eプラス
後楽園ホール 5F事務所 03-5800-9999
水道橋チャンピオン 03 3221 6237‬‬
書泉グランデB1格闘技 03 3295 0017‬
闘道館 03-5944-5588
asukaproject オフィス info@asuka-pro.net


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