マイティ・モーKO負け!ヴォルコフ&イワノフ決勝進出!マティシェンコ引退!4・11『ベラトール 116』

(C)Bellator

2014年4月11日、カリフォルニア州テメキュラで『ベラトール 116』が開催された。

今大会はヘビー級トーナメント準決勝2試合がメインとして行なわれ、更に、43歳のベテランMMAファイター、ウラジミール・マティシェンコの引退試合という豪華なラインナップだった。

まず、テレビ放送開始、第一試合でいきなりヘビー級トーナメント、前ヘビー級王者・アレキサンダー・ヴォルコフと元K-1ファイター・マイティ・モーが激突。試合はヴォルコフがワンツーから、左のハイキックがモーに綺麗に命中し、モーは大の字で完全ダウン。レフリーがすぐさまストップして、ヴォルコフがTKO勝利で決勝にコマを進めた。

メインではヒョードルに勝った男として鳴り物入りでMMAデビューし、戦極では藤田和之にも勝利したブラゴイ・イワノフと殺人事件に巻き込まれるも生還したというエピソードをもつレイバー・ジョンソンというこれまた迫力満点のカードが用意された。試合はサンボ王者であるイワノフが重い腰を生かしてテイクダウン、足関節を仕掛ける。凌いだジョンソンが逆にイワノフを持ち上げてスラム気味に叩き落とす豪快なテイクダウンを決めるも、イワノフはすぐに立ち上がり、首投げで自分が上になる。そして腕を捕えてキーロックで一本勝ち。まさにサンボ王と言える会心の勝利で決勝戦へ進んだ。

また、16年というMMAキャリアを誇るウラジミール・マティシェンコは引退試合として、ジョーイ・ベルトランと対戦。終始、スタンドでの攻防となり、試合序盤はマティシェンコが積極果敢に攻めたものの、後半にスタミナ切れもあり、ベルトラン優勢に。3Rには、タックルを仕掛けたマティシェンコだが、潰され引きこむ形となった時、ベルトランにチョークで捕えられ無念の一本負けとなった。

「グローブを置く時が来た」として感謝を述べたマティシェンコ。ベラルーシ出身のMMAファイターとして主に北米で活躍。元IFL世界ライトヘビー級王者、UFCでも王座挑戦の実績を持つ。なによりも、東欧・ロシア系選手として北米進出、活躍した草分け的な存在、パイオニアとして道を切り開いた実績は語り継がれるだろう。

現ヘビー王者であるミナコフ、そして今回のヘビー級トーナメントで決勝に進んだイワノフとヴォルコフと全員が東欧・ロシア系であるが、その先駆者であるマティシェンコの引退、次の時代に受け継がれているという事だろう。

ベラトール オフィシャルホームページ
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■ ベラトール 116
日時:2014年4月11日
場所:アメリカ・カリフォルニア州テメキュラ

<ヘビー級トーナメント準決勝>
○ブラゴイ・イワノフ
 1R 4分08秒 キーロック
●レイバー・ジョンソン

<ライトヘビー級>
○ジョーイ・ベルトラン
 3R 3分06秒 ノースサウス・チョーク
●ウラジミール・マティシェンコ

<ウェルター級トーナメント準決勝>
○アダム・マクドノー
2R 0分30秒 TKO
●ネイサン・コイ

<ヘビー級トーナメント準決勝>
○アレキサンダー・ヴォルコフ
 1R 2分44秒 KO
●マイティ・モー

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