[週刊ファイト8月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼ROH新日4・6MSG侵攻とWWEの報復~どうなるマット界世界地図!?
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ROHの親会社シンクレア・ブローキャスティングとWWEのパワーバランス
・引き抜きという報復手段:今年のROHニューオーリンズ大会6000記録
・WWE株価$84~怖いのは、そこにケニー・オメガらが出たらどうなるか
・ジュース・ロビンソンにWWE勧誘の魔の手!果てしなき報復合戦開始
・成功を祈るが、失敗リスクも大きなギャンブルとなるMSG侵攻
―― 今週の深淵分析は、やはり新日プロの2019年4・6MSG侵攻の波紋でしょう。8月1日(水)までにHONEOR CLUBの有料会員になれば(ROHHonorClub.com)、1名でコード番号が貰えて最高8枚までの先行予約ができる発表がありました。チケットマスターは8月8日(水)の予約販売、一般販売は現地時間8月10日(金)からなので、明らかにROHのネット配信サービス強化が優先課題というだけでなく、来春の『レッスルマニア週間』開催にもかかわらず、かなり早くからチケット販売を開始することになります。
オフレコ 気になるのは「オカダ・カズチカ、棚橋弘至、内藤哲也の出場が内定」、「ROHのスーパースター全員集合」とプレスリリースにあるけど、ケニー・オメガ、コーディ、ヤングバックスの名前がない。なんでもかんでも余りにも早すぎて、一般ファンの理解が追い付かないと言われてしまうんだけど、本誌は最初にコーディがMSGの名を出した6月2日『ROH NYC Excellence』マンハッタン・センター大会からこの話題を追いかけている。本国の媒体より早く出している場合が少なくない。
▼ドキュメンタリー映画『350 Days』~新日来春MSG~放送権革命の余波
―― いや、それを言い出せば一般ファンがSNSに書くほうが一番早いので、あくまで英語の主な専門媒体よりは早く出している程度になります。こっちは現場に入っている海外通信員がいますから、二次情報しか扱えない連中と違って直のニュースを大会終了後に率先して得てますけど。
オフレコ 新間寿営業本部長(当時)が、「1983年5月にIWGPを開幕、世界ツアー規模でリーグ戦を行い、決勝戦をニューヨークMSGで行う!」と進軍ラッパを鳴り響かせた1982年の新日本プロレス黄金期からだと、計算上は37年後になるという。古すぎて、若いファンにはピンと来ないだろうなぁ。
―― すでにオモテのブログ欄、会員のみの有料箇所に出したもの含めて、繰り返しになりますがある程度をおさらいしないと、この8月2日号から購入する方もいますから・・・
▼来春4・6ROHx新日プロがニューヨークMSG侵攻『G1 Supercard』開催
オフレコ 要するに、WWE側にしたら興行止めて欲しいと。いくらローカルテリトリー時代のような毎月MSGで開催でなくなって久しいとは言っても、今でも年に数回は戻ってきている。新日プロが西海岸のカウ・パレスに進出した7月7日も、東海岸の聖地ではアンダーテイカーの8年ぶりのMSG登場があった。まして、『レッスルマニア週間』にぶつけられたら、さすがに黙ってはいられない。すぐにMSGに圧力をかけた。
▼新日カウ・パレス苦戦~『ブレードランナー2049』~米国七夕決戦ウラの裏
―― これに対してROHの親会社は、シンクレア・ブロードキャスティングというテレビ会社なんだけど、訴訟をちらつかせてきた。ブロック(阻止)するというなら、こっちだって系列にFOXのコンテンツ流しているんだから、2019年から予定されるSmackDown中継をやらないゾ、と。脅迫合戦ですね。