新間寿プロデュース原点回帰プロレス第3弾が終了した。
今大会から始まった、『タイガーマスク』劇中のふく面ワールドリーグ戦を彷彿とさせる『世界マスクマントーナメント』は、概ね予想通りの展開かと思われたが、メインでなんと、リアルジャパンプロレスの絶対王者スーパー・タイガーが、一瞬の返し技とはいえ、3カウントを奪われ敗れる大波乱。優勝戦線が一気に混沌としてきた。
セミファイナルで登場の“大鵬Ⅲ世”納谷幸男は、百戦錬磨のベテラン崔&KAZMAのコンビに客席のアルコールを吹きかけられるなど、インサイドワークに苦戦。パートナー河野のアシストで勝利は納めたものの、試合経験の少なさが顔を覗かせてしまったと言えよう。
試合後「お前に負けたんじゃない」「幸男ちゃん」と挑発されて激昂した納谷。リングサイドで見ていて震える様なその「怖さ」を試合中にファンに伝わる様に出せるかが今後の課題か。
カメラマンがマスク着用を義務づけられた第4試合の6人タッグでは、ブラソ・デ・オロ・ジュニアが、ルチャ一家で育ったサラブレットらしいスケールの大きな動きでファンを魅了した。
メイン終了後、大会を総括したプロデューサーである新間寿リアルジャパン会長は、
「つまらなかったら途中で帰ろうと思っていたが…」
と、往時の初代タイガーマスクに比べてまだまだ物足りないとは言いながらも、手応えを感じている様子で締めくくった。
■ リアルジャパンプロレス 新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス 第3弾~世界マスクマン・トーナメント開幕戦~
日時:7月3日(火) 開始18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1523人(満員=主催者発表)
<第7試合 メインイベント 『世界マスクマン・トーナメント』1回戦 シングルマッチ30分1本勝負>
●スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパンプロレス)
11:03 ドスカラスクラッチ
〇ドス・カラスJr.(メキシコ)
<第6試合 セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>
〇河野真幸(WRESTLE-1) 納谷幸男(リアルジャパンプロレス
12:13 シャイニングウィザード⇒片エビ固め
崔領二(プロレスリングLAND’S END) ●KAZMA SAKAMOTO(フリー)
<第5試合『世界マスクマン・トーナメント』1回戦 シングルマッチ30分1本勝負>
〇ブラック・タイガー Jr. (UWA)
1:09 ハイブリッドブラスター
●スーパーデストロイヤー:アイン(国籍不明)
<第4試合 6人タッグマッチ 45分3本勝負〉
佐藤光留(パンクラスMISSION) 岩崎孝樹(DNA) ブラソ・デ・オロ・ジュニア(メキシコ)
7:12 〇プラソ ムーンサルトドロップ ●バイキン
8:03 ●プラソ パワーリフトスラム⇒体固め 〇アンヘル
6:11 〇プラソ Wアームストレッチ ●ディアブロ
バイキン・キッド(メキシコ) レイ・アンヘル(メキシコ) マスカラ・ディアブロ(メキシコ)
<第3試合『世界マスクマン・トーナメント』1回戦 シングルマッチ30分1本勝負>
〇イホ・デ・ブラック・タイガー(UWA)
B・Tボム⇒片エビ固め
●トスカーノ(メキシコ)
<第2試合 『世界マスクマン・トーナメント』1回戦 シングルマッチ30分1本勝負>
〇ドン・クロコダイル(オーストラリア)
9:22 クロコダイルクラッチ
●スーパーデストロイヤー:カイン(国籍不明)
<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
●間下隼人(リアルジャパンプロレス)
5:44 ひざ十字固め
〇松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)
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’18年07月12日号WWE両国 棚橋弘至 原点回帰 DEEP パンクラス ONE総帥 ラウェイ日本