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今週の「マット界舞台裏」は、当たり前のことや、最低限やらなければならないことにも着手出来ていない全日プロに迫る!

110721hyoushi.jpg 元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者が、ミルホンネット版『マット界舞台裏』を2007年春から初めてからすでに4年余り。
 井上記者は独自の取材網と、長年プロレスを表からも裏からも見てきた確かな目で、主要団体とスター選手を中心に裏情報をお伝えしてきた。

 何の裏取りもないネットに書かれたウワサや、誰が書いたのかも分からない暴露系ムック本とは違い、あの『週刊ファイト』の元編集長である井上譲二として、名前を出して数々の記事を書いてきたが、最も多くネガティブな記事を書いたのは全日本プロレスである。

 ここ最近の全日プロなら誰もが納得かもしれないが、全日プロが武藤敬司体制になる前辺りから、武藤全日プロはとにかくスキャンダラスなネタが多かったのだ。
 だが、井上記者がそういうネタを取り上げて、全日プロについて辛らつな記事を書くときは、全日プロへのエールの裏返しでもある。

 やはりメジャーと呼ばれる団体が元気で繁栄していないと、プロレス界にとっても良くない。
 当然、今回の5・29暴行事件があっても井上記者は基本的に「ガンバレ、全日プロ!」の気持ちを込めて毎号全日プロに対して苦言を呈してきた。

 ところが、TARUを事実上の追放処分とし、武藤が社長を辞任、和田京平レフェリーを解雇し、ブードゥマーダーズを解散させるなど、厳しい処分を下すことでようやく鎮静化してきたと思っていたが、依然、全日プロは問題が山積みなことが発覚した!

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 『サマーアクション・シリーズ』が開幕し、本日18日は後楽園ホール大会を開催。カードに武藤の名はない。それだけに客入りが気になるところだが、そもそもいまの全日プロは当たり前のことや、最低限やらなければならないことにも着手出来ていないのである。
 そんなことで大丈夫なのか、全日プロ! ぜひ井上記者が今週号の中で鳴らした警鐘に、全日プロ首脳陣には気付いてほしい。

 なにしろ、業界関係者や選手の定期購読者比率が異常に高いことでも知る人ぞ知る『マット界舞台裏』である。主要団体のフロントなら、必ず最低1名はチェックしていることが確認されているが、なぜか全日本プロレスの幹部からだけは未だリアクションがない。インサイダーなら必読書になっている自負があるのだが、めんどくさがりの武藤社長らは、裸の王様になっているのだろうか?

週刊マット界舞台裏'11年7月22日号 全日苦渋 元記者IGF悶着流星仮面