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2007年06月 アーカイブ

2007年06月01日

6月5日「T−1スペシャル」新木場大会に、風香、中島安里紗、浦井百合が来場か!?

 目前に迫った「T−1スペシャル」新木場大会に、女子プロレス界の全面リニューアルを訴えるT−1二見社長が、アイドルレスラー新御三家、風香、中島安里紗、浦井百合に来場要請をブチあげた。

 黒サングラスの”破壊のエスペランサー”は「現状を打破するには、3選手の行動力に期待するしかない」と、JDスター解散に揺れるエース風香、ピンクのコスチュームがエロい中島安里紗、一度は二見社長を裏切ったものの謝罪があったという浦井百合を指名。「T−1スペシャル」を、試合中心のイベントだけでなく、女子マット復興のシンポジウムとしても開放するという。

 メインの終了後、観客参加のリング取り囲み厳守の二見“毒”宴会も敢行される。新木場が新たなる伝説の発信源となることは間違いない。

【6月5日新木場大会概要】
開催名:伝説のT−1興行第7弾「T−1スペシャル」〜折原偽夫(一宮章一)vs篠原 光〜
日時:2007年6月5日(火)
開場/19:00 開始/19:39(イク〜!?・サンキュー!)
会場:東京・新木場1st RING(江東区新木場1-6-24)

◎ 19:39 二見社長入場!
◎ 全選手入場式
◎  6・27「T−1GP」一部対戦カード発表!大物チャンピオン来場!!
◎  スペシャルマッチ:二見社長の“噂の彼女”高原智美、ファンの前に初のお披露目!23分1本勝負 二見社長&高原智美(ゼロサム)の“オノロケ”トークショー
休憩※高原智美のサイン会があります。
◎メインイベント:“折原、金返せ!?スペシャル”23分1本勝負
折原偽夫(一宮章一) vs 篠原 光(チーム南部)

◇チケット料金表 
トップワンシート   前売り 3000円  当日券 3500円→最前列→南は残り1枚、西は売り切れました。
フリーシート     前売り 2500円  当日券 3000円→自由席
主催&お問い合わせ:チケット&トラベルT−1 03−5275−2778

2007年06月02日

石井宗家、ついに6月10日に収監か!?「骨抜きにされたPRIDEとマット界スキャンダル」

 格闘技界が大きく揺れる興行ラッシュの6月に突入。『Dynamite!! USA』が文字通り爆発する運命の一日がやってきた。現地からのレポートはどれも暗雲に覆われ、K−1の自爆興行を世界中の関係者が固唾をのんで見守っている。

 ファイト!ミルホンネットではタダシ☆タナカ+シュート活字委員会が、PRIDE身売り問題追求の核心レポート第三弾を準備中。Dynamite!!の結果がわかり次第、PRIDE、UFC、K−1を網羅する、他のどのメディアでも読むことができない未公開情報が満載された世界最高峰のルポタージュを発表予定。

 また、この最新刊『骨抜きにされたPRIDEとマット界スキャンダル』には、K−1の項で石井元館長がなぜ半年間も最高裁の収監決定を延ばすことができたのか、その全容を公開するという。「来週の日曜日」というのが確認が取れていないが、石井宗家は6月10日に収監というから注目だ。北米のシュート活字委員会と、東京と大阪のチームによる共同プロジェクトが、嵐を呼ぶ6月のマット界の指針となる。フェティータ兄弟のPRIDE買収の手口が初公開。UFCの真の財務戦略の目的が明かされるという。

2007年06月03日

これが真実のDynamiteだ!6月10日T−1でモニカ?

 口あんぐりの高原智美ポスターが完成! 桜庭は伝説の続きを作れなかったが、T−1二見社長伝説は続く。6月10日のサイン会は、4時から。百聞は一見にしかず!
 
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2007年06月06日

高原智美が号泣!T−1二見社長のプロレス・デビュー決定

 プロレス・デビューを控えるAV女優にして、二見社長の恋人・高原智美を迎えたおのろけ全開のトークショーが、第二部の試合では一転して血しぶきが舞う修羅場のリングと化した。伝説のT−1興行第7弾が新木場1stRINGで開催、メインイベント折原偽夫対篠原光の「金返せ!」マッチは大流血戦に。長らくリングから遠ざかっていた桜井亜矢が、折原親分の加勢にセコンドから乱入。急遽、篠原対桜井の番外試合も始まり、予定調和であるハズの世界はまたしても崩れ去った。

 チャイナドレス姿の高原嬢が、二見社長のヒザの上に乗るなど、第一部のトークショーはラブラブ気分モードで始まった。「二人の馴れ初めが聞きたい」と客席からリクエストが届き、高原は「チケット&トラベルT−1」に客として買い物に来たことが判明。6月27日の新宿FACE大会デビュー戦に向けては、「女子プロレスが下落している。イメージを変える試合がしたい。二見と一緒に(偏見を)ブチ破る!」と、力強く抱負を語っている。
 またプロレスの練習に関しては、必殺技が話題に。高原は「ヒントとして、上からのっかかる技」とだけ答えるにとどまった。

 「T−1グランプリ」の歴史を振り返って、客席からは”堀田との決着”を望む声があがる。二見社長は「前川久美子のストーカーである」と告白。「ただし、堀田祐美子は二見のストーカーだ」と、遺恨の深さを浮き彫りにした。高原は「私が助けに入ります」と返している。
 
 試合が終わっても、二見社長の独演会は続いた。折原偽夫と高原、篠原、桜井がリングに入り乱れる中、浦井百合がマイクを握り、「二見さん、目を覚まして下さい。AV女優と付き合っても幸せにならないよ。私が入るとちょうど6人タッグでいいじゃん! 勝ったら別れて、私と付き合ってもらうよ」と爆弾発言。高原に対しては、「私のほうがいい女」だと挑発した。
 二見社長は自身の試合デビューを高らかに宣言。二見&高原&T-1マスク2号組対、一宮章一&桜井&浦井組戦が発表された。 6月27日には女子キック8冠チャンピオン早千予対篠原光のエキシビションマッチも決定。ファイナルカウントダウン最中の早千予選手がリングに呼ばれ、健闘を誓い合っている。

 休憩時間にはサイン会に並んだファンへ頭を下げていた高原は、最後は二見社長に冷たくあしらわれ、エプロンサイドでロープにすがりポロポロと泣いていた。二見社長もまた、「高原はチャンスを生かしてない」とブチ切れている。デビュー戦を前に勃発した波乱の展開やいかに。高原のつぶらな瞳からあふれ出した涙が、新木場の夜をナイフのように切り取っていた。

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写真:篠原とダンスまで披露した二見社長          折原偽夫と桜井亜矢

2007年06月11日

石井元社長収監も、K-1グループ解体の噂が駆けめぐる

 東京高検は6月11日午前、人気格闘技「K−1」の興行会社「ケイ・ワン」(現K−1)の脱税事件で法人税法違反と証拠隠滅の罪に問われ、懲役1年10月の実刑が確定していた石井和義元社長(54)を収監した。

 石井前正道会館館長は、DSEの買収をK-1主導で詰めることも、正道会館道場の再編も果たせないままタイムリミットの収監となった。水面下の問題が一斉に表沙汰になるのは時間の問題であり、すでにファイト!ミルホンネットでは、タダシ☆タナカ+シュート活字委員会による、前館長が半年間も収監を遅らすことができた理由を最新刊にて発表している。

『骨抜きにされたPRIDEとマット界スキャンダル』

2007年06月13日

電子書籍のタイトルはオリジナル作品であり書店では購入できません

ファイト!ミルホンネットに寄せられたご意見・ご感想の一部をご紹介したいと思います。

ジミー鈴木の『週刊ジミー鈴木』
ジミー鈴木氏が氏のブログにおいて『週刊ジミー』なるものを発刊するという発言をされました。『週刊ジミー鈴木』は本当に発刊されるのでしょうか?(にしかわ)

SHOW of SHOWS 1『闘竜ベストセレクション』VOL.11
この人らアホとちゃうか、「大阪プロレス」のホンマのこと書いてはる。ここまで全部出してエエんかわからんけど、頑張ってください。(Cさん)

山口敏太郎 日米格闘技史百年戦争
「日米格闘技史百年戦争」は過小評価作品の代表。よ〜く調べて書かれた労作なのに、発売当時は話題にならなかった印象があります。著者が満を持して出してきたマテリアルが、旧題の「アメプロ」という企画のマイナス面もあり、埋没してしまった不運というか・・・。ようやく作品が、作者本来のディレクターズ・カットとなり、あるべき姿となった感があり、その点ではうれしい。作品としては、資料価値が非常に高い点を特に評価したい。明治時代のプロレス格闘技という、あまり類書のないテーマを扱った研究論文としても一級品です。(根岸)


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松宮康生:最強格闘技図鑑 修羅のサバキ 松本英樹 『最強格闘技武鑑』第3章
修羅のサバキ 松本英樹 『最強格闘技武鑑』第3章 というのは本になっているのですか?(K.K.)

TOSHI倉森 これがプロレスのルーツだ!カリフラワー・レスラーの誇り
レトロプロレスビデオ「ストロングプロレスの巨人たち」を発売当時観たのですね。私自身ゴージャス・ジョージや若き日のブラッシー、素顔のデストロイヤー、未来日の大物バロン・ミッシェル・レオーネ、アントニオ・ロッカ、バディ・ロジャースなどの映像には狂喜しました。(ツルゾノ)

みぶ真也 「リストラ俳優」
知る人ぞ知る名俳優がまたまた電子出版しました。私もいち早くDLして読みましたが、面白いです! 中年になっても自分の夢を諦めなければこんなオッサンでも俳優になれちゃうぞと、なんとなくホロリとさせられて、読むと勇気も汗も涙も出ます。よかったら読んでみてください。たった315円です♪
⇒『リストラ俳優〜プロの俳優になりませんか?』 byみぶ真也・・・お買い得でっせ、奥さん。
七 井 翔 子【風の結露】

■ミルホンネットはお客様からのお便りはすべて拝読しております。できる限りご意見・ご希望を今後の展開に反映していきたいと考えておりますので、どうぞご遠慮なくメールをお送りいただけますよう、お願い申し上げます。

ミルホンネット事務局

2007年06月20日

nao.ら人気女優のトークショーと水着撮影会 27日「T-1グランプリ」追加情報

 リングネーム”T-1二見”はどこまでもガチンコだった。都内DEEP OFFICIAL GYMで公開練習を行った水道橋「チケット&トラベルT-1」社長は、必殺の真空飛びヒザ蹴りや鋭いミドルキックを連発。報道陣を驚かせた。
 この日、噂の恋人・高原智美を帯同せず、ひたすら汗を流した”T-1二見”は、終了後に「恋愛感情が冷めた」とも爆弾発言。6月27日新宿FACEでの「高原智美&二見社長ダブルデビュー戦」は、すでに予測不能の祭り状態である。

 6・5新木場大会にて売り言葉に買い言葉で決まった「浦井が二見に勝ったら高原と二見が別れ、浦井と二見が付き合う」なる条件が変更。二見社長が浦井へ勝利した際の条件が、「浦井のゼロサム入り」であると発表されている。また偽造王・一宮章一は、因縁の“堀田偽美子”として参戦。高原智美、T-1二見、T-1マスク2号組対、堀田偽美子、浦井百合、桜井亜矢組のメインイベントは、二見と浦井の個人ではなく、チームとしての勝敗で条件を呑むことで決着となった。

 女子プロとAVのコラボ企画では、ゼロサム事務所に所属するnao.、乙音奈々、今野梨乃、常盤みちる、志村玲子ら人気女優がトークショーを開催。さらに、ゼロサムプレミアシート購入者には、大会終了後には水着撮影会も用意。さらには、キック八冠王者・早千予と篠原光の、キックルールエキシビジョンマッチも決定している。

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日時:2007年6月27日(水)開場/19:00 開始/19:39(イク〜!?・サンキュー!)
会場:東京・新宿FACE(新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7階)


◇前売りチケット料金表 ※当日券は500円UP 
(入場時にドリンク代として別途¥500必要)
ゼロサムプレミアシート     ¥10000→最前列
ゼロサムカウンターシート    ¥6000→カウンター席→西売切れ
リアルフタ・ミシート      ¥5000→2、3列→東売切れ、北2列目売切れ
FTサバイバルシート      ¥4000→4〜7列
T−1モザイクシート      ¥3000→8〜10列→8列残り2枚
☆ゼロサムプレミアシートの特典…カメラ撮影が可能(携帯からの撮影は禁止)。非売品の撮影パス。全試合終了後に行なわれる撮影会の参加券。

お問い合わせ:チケット&トラベルT−1 03−5275−2778

2007年06月24日

身の毛もよだつ!!山口敏太郎の新刊発売

 ストーリーテラー山口敏太郎のムック本や書籍は30冊になろうとしている。オカルト界は大御所の先生たちが出版分野をも牛耳ってきたが、そこに「前田VS新日」、「大仁田VSメジャー」の図式をそのまま転用し、ファンの誘導に成功したのが新・妖怪王こと山口敏太郎なのだ。

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 笠倉出版の『現代妖怪図鑑』は、日本全国のモンスター563体を完全収録。巻末には「日本妖怪祭り」の年間スケジュールまで掲載されている。マガジンランドの『身の毛もよだつ!!驚愕の都市伝説』は、世界中の不可解な事件や事故を検証、その真相がコンパクトにまとめられており、資料集としても、きっちり背景が解説されている優れものだ。

 そんな山口の、格闘技ライターの原典とも言えるコラム作品集が『格闘ナイトスクープ』である。舟木編集長体制下での『ゴング格闘技』で、誰もが気になる素朴な疑問に答えるコラムを一年に渡って連載していた。驚くべきことに、その内容を2007年に読み返しても、まったく色あせていないのだ。
 栄光の絶頂にあった2000年のPRIDEで、藤田和之の入場曲にジェフ・ベックの「スター・サイクル」が鳴り響き、客席でそれを喜んでいたのがエリック・クラプトンである。ただしその興奮の一夜には、ギターの神様は某女優とのアバンチュールを楽しんでいたとも伝えられている。これぞまさに都市伝説!
 山口敏太郎の青春が210円で読めるのは、「ファイト!ミルホンネット」だけの特典なのだ。

『格闘ナイトスクープ』

2007年06月25日

「焼き鳥がうまかった!」イギリスのレスラーOBの近況

 イギリス在住の冬塚天一郎と申します。欧州マット界の話題を書かせていただきます。

 日本マット界のOB達に同窓会はあるのだろうか?イギリスマット界には存在する。新日参戦、佐山、前田がイギリス修行時代にお世話になったことでも知られる、ウエイン・ブリッジが中心となり、OBレスラー達がまとまっている。特筆すべきは、ウェブサイトもあり、また同窓会がファンにも開かれている点だ。毎年8月第二週の日曜、ロンドン郊外ケントのブリッジのパブで同窓会は行われている。

 ウェブでも公開されており、ファンの参加も自由。数多くのレスラーが、現役、OB問わずに、毎年参加している。ブラックタイガーで知られる”ローラーボール”マーク・ロコ、職人ピート・ロバーツ、ジョニー・セイント、トニー・セント・クレアなども常連である。昨年はROHツアー中であった、コルト・カバーナ、アメリカン・ドラゴンなども参加し、新旧ファンを喜ばせた。(ダグ・ウイリアムス、SUWA、潮崎は交通渋滞により不参加。)セレモニーも行われ、亡くなったレスラーへの追悼、黙祷、不参加レスラーからのメッセージも読まれ、現役レスラーの表彰も行っている。ここ数年はやはりダグ・ウイリアムスの評価が高いようだ。

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昨年より(左)アメリカン・ドラゴンら現役組 (右)マーク・ロコと伝説の父親ジム・ハジー

 ブリッジのパブには、レスラーの写真、ポスターが所狭しと飾られており、前田日明の写真や清美川のポスターも見受けられる。ファンとの交流、昔話に花が咲き、ジョニー・キンケードが「星野勘太郎にはよくしてもらった」だの、ピート・ロバーツがスタン・ハンセンの家に行った話、マーティ・ジョーンズの京王プラザホテルでの外人レスラー泥酔事件、先だって亡くなった“流血王”ダニー・リンチが「焼き鳥がうまかった」、などなど、まさに「昭和」プロレスの話が聞けるのがマニアにはたまらないであろう。

 レスラー達は非常に気さくで、イギリスのオタク達(ほとんど40−60代)が「74年のあの試合の・・・」などと質問しても気軽に「あの試合は左足を狙ったが、あいつのディフェンスが巧みで・・・」といった「プロレス談義」があちこちで花を咲かせている。またブリッジのパブは鉄道のレンガの高架橋の下にあり、鉄道マニアも必見の美しい景観である。映画「スターウォーズ」でダースベーダーを演じたデイブ・ブラウズもボディービルの関係から、この同窓会にはほぼ毎年出席している。
 ウエブサイトでは、OBレスラーの近況、亡くなったレスラーへの追悼だけでなく、葬式の日程なども随時アップ(最近ではダニーリンチの葬式日程、婦人のファンへの感謝の言葉など)され、まさにファンにとっても至れり尽くせりである。
大英帝国プロレス同窓会

 ファンも含めて参加者の平均年齢は50−60歳と思われるイギリスの「昭和プロレスの世界」、真夏の一日、イギリス旅行の際は、このタイムトリップした空間に足を向けられてはいかがだろうか。

                                         在英 冬塚 天一郎

2007年06月27日

「週刊マット界舞台裏」今週は土曜日発売

 2007年上半期、日本マット界最大の話題を独占し続けた”幻のイベント”イノキ・ゲノム・フェデレーションがついに開催!
 砂漠の逃げ水のように、あるときは「21世紀最大のプロレスイベント」、あるときは「プロレス界にとどめを刺す」と姿を変える毀誉褒貶まみれのIGF。4月の創刊以来追い続けてきた元週刊ファイト編集長・井上譲二の「週刊マット界舞台裏」ももちろんの両国国技館からこのイベントの模様を詳細にリポートします!
 このハレンチなリングの上で、小川は”ハッスルポーズ”をするのか?アングルの首は大丈夫か?”PRIDEは既に死んでいる”と語ったジョシュは?早くも来日したレスナーは本当にリングに上がるのか?そしてアントニオ猪木は例によって「元気ですかー!ダー!」をするのか?
 29日金曜日夜に何が起きるのか?このもようは30日土曜日正午発売の「週刊マット界舞台裏7月6日号Special Issue」で!

2007年06月28日

追悼クリス・ベノワ氏■英マスコミの反応は

WWEスーパースター、クリス・ベノワ氏の訃報はここ英国でも27日付の朝刊各紙が一斉に報じた…
といいたいところだが、大衆紙サンがカラー見開きで報じた以外は落ち着いたものだった。

サンではサイモン・ロスシュタイン記者の署名記事と、リング上、家族との3ショット、そしてベノワ氏が編集部を訪れた際、同記者にヘッドロックをかましている写真(これは白黒)の3枚を掲載する力の入り様だったが、大衆紙のもう一方の雄、デイリー・ミラーは署名記事ではあるものの「その他のニュース」扱い。
また、いわゆる高級4紙のうち、インディペンダントとデイリー・テレグラフは報道自体がない。
タイムズとガーディアンも海外ニュースの「その他」欄で、しかもロイター記事の転載だ(タイムズは故人がリングでベルトを掲げるカラー写真あり)。
もっともこの日は「ブレア首相最後の日」(と「パリス・ヒルトン釈放」)に大きく紙面を割いたので、割りを食った部分はあろう。
また、悲劇が判明したのは25日であったため、速報性に欠けるという意味で没になったとも考えられる。

面白いのがタイムズとガーディアンが、プロレスファンにすれば「何でこんなんを大きく載せるんだよ!」といいたくなる日本ネタを1ページ使って掲載していること。
前者はホットドッグ食いチャンプ・小林尊さんの顎、後者は天藤湘子さんの英訳著書だ。
「Yakuza Moon」の出版は4月である。英国の高級紙は東スポ的なトピックや過去の話題を掘り下げた記事を前日の事件より大きく扱うことが多い。
その点から、今後英紙独自の取材からなる事件の真相、あるいはベノア氏の業績を掘り下げる記事が掲載されることもあり得よう。  

ちなみに「ステロイド」に言及した新聞は上記6紙にはなかったが、web上ではサンが27日に続報記事を掲載、冒頭から触れている。

なお、6紙すべて南東部版であり、ロンドン版はこの限りではない可能性もある。

最後に、ベノワ氏並びに御家族のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

        前特派員 U. I.

「チケット&トラベルT−1」閉店宣言 高原智美デビュー戦は衝撃の結末に

「なんでガチなんですか? それは聞いてません!」
 リング狭しと動きまくり、激しい攻撃に耐え、どうせイロモノだろうとたかをくくっていた観客を驚かす女子プロレス・デビューを飾った高原智美が、打ち合わせのないエンディングに呆然とした。全試合終了後、同じくレスラーとして初戦を闘い抜いたT−1二見社長が、プレミアムシート購入者用に用意された記者会見で爆弾を投下、12年続いた”水道橋名物”の7月閉店を告知した。

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写真:浦井と高原は、ロープワークを使った純正プロレスを披露

 6月27日新宿Faceで開催された女子プロとAVのコラボレーション興行「T−1グランプリ」は、華原朋美似のAV女優・高原が、恋人のT−1二見、T−1マスク2号と組んで、堀田偽美子(一宮章一)、浦井百合、元クラッシュ・ジュニアの桜井亜矢組と激突。6人タッグ試合ながら、T−1チームが勝利した場合は浦井がAVプロダクションのゼロサム入り、ガッツワールド勢が制圧した場合は、二見と高原が別れて、浦井が二見とつきあうという条件で争われた一戦は、プロレス初心者が2名もいたというのに15分を越える大熱戦となった。

 二見社長のガチンコのミドルキックが、試合前から挑発を繰り返していた浦井に容赦なくぶち込まれる格闘技モードから試合開始。大きな音を立ててキックが命中すると、浦井ファンが悲鳴をあげる。危機にある女子プロレス復興のため、自身の彼女をリングにあげるという壮大な実験は、二見と高原が鮮やかな連携攻撃を見せるなど、大勢が集結したAV業界関係者や二見フリークらを唸らせる展開に。
 高原のセコンド役ゼロサム所属の女優陣も試合に介入するなど、ハチャメチャながらも、しっかりとしたプロレス本来の魅力と醍醐味を提供。初物見たさに集まった満員の観客は大喜び。文字通りの体当たりで未知との遭遇を果たした高原の根性と強い意志には、さかんに客席から声援が飛んでいた。
 フィニッシュはT−1二見がコーナー最上段からのダイビングボディプレスを決めて、因縁の浦井からフォールを奪い、レスラー初陣を勝利で飾っている。ちなみに浦井のAV出演は、ゼロサム関係者から拒否回答であった。

 衝撃のどんでん返しは、お客さんを高原と二見がリング上から握手して送り出したあとに勃発する。高いプロデュース能力と、自身のレスラーとしての可能性を見せつけたばかりの二見社長が、突然「チケット&トラベルT−1」の閉店を発表したのだ。
「2300キロ離れた場所で復活するか、23メートル移動するだけなのか未定」とも口にしたものの、「西の方に行きたい、大阪かも」と発言。「私はどうなるんですか?」と、涙のデビュー戦で勝利した高原が、そしてすべての関係者がうろたえた。
 高原もまた、今後レスラーを続けるのか明言を避けている。二見社長との恋愛は終わってしまったのか。水道橋のカリスマよ、どこへ行く! 波瀾万丈のT−1物語は、新たなる破滅の章に突入。果たして女子プロレスに、明るい未来は見えたのであろうか?

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写真:桜井と二見は教科書プロレスを実行 nao.や今野梨乃の水着姿は最前列席の特典

廣木道心の「躰全道」が大阪でひったくり犯に実践武道

 6月26未明、大阪西区の路上で、自転車の前かごに現金約2万円入りのバックを置いたまま公衆電話で話していた女性から、バックをひったくった愚か者がいた。女性が叫び声を上げたところ、風のように男が現れ、あっと言う間に窃盗犯をねじ伏せたという。
 
 知らぬふりして過ぎ去る者も少なくない世知辛いご時世に、お手柄だったのは総合格闘道場経営・廣木道心(35)だと報道された。関西の格闘技ファンなら知る人ぞ知る、あまたの道場破りを返り討ちにし、修羅場をくぐって世界を放浪の末に帰ってきた廣木道心であった。

関西TV動画ニュース


 空手をベースにグレイシー柔術、古武術、ボクシングなどあらゆる武道を実践、その技術の中からほんとうに実戦に役立つものだけを残して自身の技術として理論化したのが「躰全道」なのだ。

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 路上の実戦技術は自分だけのものにしておきたいものである。しかし、廣木道心は「躰全道は総合武道であり、みんなが強くなっていくためのもの。ちまたで言われる秘伝も秘術も存在しない」と、警察や欧州の軍関係から高い評価を得ているにもかかわらず、謙遜して指導者に徹している。
 
 今もなお、「私は、一修行者にしかすぎない」と語る廣木道心は、身体にハンディキャップを背負った人びとと接する活動をライフワークとする求道者なのだ。
 ビリーのブートキャンプDVDは、現場の危機には一切通用しない。廣木道心とスパーリング経験のある松宮康生ならではの取材から、「躰全道」の極意がわずか315円で入手できるのはミルホンネットだけだ。

『最強格闘技武鑑』新武道の天才児 廣木道心

2007年06月30日

イノキゲノム観客席に榊原氏と山口氏 - 「週刊マット界舞台裏7月6日号」

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 観客8426人を集め成功裏に終了したアントニオ猪木の新団体「イノキ・ゲノム・フェデレーション」旗揚げ戦。
メーンはブロック・レスナー対カート・アングルだったが、セミファイナルで小川直也と闘ったのはマーク・コールマン、第1試合でアレキサンダー大塚と闘ったのはケビン・ランデルマン。ともに現「ハッスル」常連外国人であり、もともとは「PRIDE」常連ファイターだった。
 いったいなぜ彼らがIGFのリングに上がったのか?そしてそれ以上にナゾだったのが、この日、控え室ではなく観客席から2人の試合ぶりを見守っていた2人の男。その2人とは、榊原信行ドリームステージ・エンタテインメント社長と山口日昇ハッスル・エンタテインメント社長。榊原氏と山口氏はナゼ両国に現れたのか?
 混迷を深めるプロレス・格闘技界のキーマンたちが集結した両国イノキ・ゲノム・フェデレーション旗揚げ大会。舞台裏では何が起きていたのか?PPVを見ていただけでは分からない、東スポや日刊スポーツを読んだだけでは分からないマット界の現在は、井上譲二・前週刊ファイト編集長のペンが冴える「週刊マット界舞台裏」を読めば分かる!

<週刊マット界舞台裏 最新号のダウンロードページはこちら>


哀しみのグラップラー追悼 ジミー鈴木が制作中

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しばし待たれよ・・・。

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