Fエドガー、BJペンに圧勝！7・6『TUF 19 Finale』

　2014年7月6日、ネバダ州ラスベガスで『TUF 19 Finale』が開催された、世界最高峰のMMA団体、ズッファLLCが運営する総合格闘技イベントUFC（社長：ディナ・ホワイト）の人気に火を付けたリアリティ番組TUFの19シリーズ、そのファイナル大会となる。

　メインはコーチ対決で、フランク・エドガーとBJペン、因縁の再戦となっている。かつてライト級絶対王者として君臨していたBJペンに勝利して新王者となったのがエドガー。これは判定で僅差だった為、再戦が組まれたが、その時はエドガーが完勝。BJペンはこの一戦から調子を落としており、この試合で負ければ、引退勧告もありうる厳しい戦いになりそうだ。

　試合は、引退の可能性もある事を観客も分かっている為、BJコールが飛び交った。しかし、予想通りエドガーが圧倒。エドガーがすぐにグランドで上をとり鉄槌、肘打ちをBJペンに叩きこむ。似たような展開が続き、最後は3Rに、エドガーの肘がBJペンの額を引き裂き流血、そのまま肘打ちを続けるエドガー、防戦一方のBJペンを見てレフェリーがストップ。エドガーがBJペンを返り討ちにして見事、勝利した。MMA軽量級に一時代を築いたBJペンは完敗となった。

　また、ファイナリスト対決は、ライトヘビー級、ミドル級と比較的、重量級のトーナメント決勝が開催された。共に、重量級らしく迫力満点の1RでTKO勝利の共演という形で、コーリー・アンダーソン、エディ・ゴードンが1Rからパンチラッシュで、相手に金網に追い込みダウンを奪ってバウンド葬と理想的な勝ち方で見事に優勝を果たした。

　更にヘビー級戦で、レガシーFCヘビー級王者になってUFCと契約を勝ち取ったデレック・ルイスがグトー・イノセンチと対戦。試合は、ルイスが圧倒、1Rにグランドで上からの強烈なパウンドを叩き落としてTKO勝利。まさにヘビー級の破壊力の凄さを、ブラック・ビースト”の異名通りの強さを見せつけた。TUFファイナルの２試合と併せて、剛腕黒人選手が似たような試合展開で圧勝連発、黒人祭りという感じになっていた。

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■　TUF 19 Finale
日時：2014年7月6日
場所：アメリカ・ネバダ州ラスベガス

＜フェザー級＞
○フランク・エドガー
　3R 4分16秒 TKO
●BJ・ペン　

＜ライトヘビー級トーナメント決勝＞
○コーリー・アンダーソン
　1R 1分01秒 TKO
●マット・ヴァン・バーレン　

＜ミドル級トーナメント決勝＞
○エディ・ゴードン
　1R 1分11秒 TKO
●ディエゴ・リマ

＜ヘビー級＞
○デリック・ルイス
　1R 3分30秒 TKO
●グトー・イノセンチ　

＜フライ級＞　
○ダスティン・オーティズ
　判定　2-1
●ジャスティン・スコッギンズ

プレミアムカード
＜ライト級＞
○ケビン・リー　
　判定　3-0
●ジェシー・ロンソン

＜バンタム級＞
○レアンドロ・イッサ
　3R 3分49秒腕十字
●ジュマビエク・トゥアスン

＜ライト級＞
○アドリアーノ・マルティンス
　1R 2分21秒 KO
●ジュアン・マニュエル・プイグ・カレオン

＜ライトヘビー級＞
○パトリック・ウォルシュ
　判定　3-0
●ダニエル・スポーン

＜キャッチウェイト（143ポンド）＞
○サラ・モラス
　判定　3-0
●アレクシス・デュフレーン　　

＜ライトヘビー級＞
○ロバート・ドライズデイル
　1R 2分03秒チョークスリーパー
●キース・ベリッシュ　

電子書籍版はマット界舞台裏7月17日号秋山全日W-1両国USTREAM新日シン華名BLADEラウェイ魔界錬闘会に収録されました。