[鷹の爪大賞シュート活字年間総括②]アメプロWWE-AEW2強時代がもたらす世界勢力図変化とお寒い日本

[週刊ファイト11月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼鷹の爪大賞シュート活字年間総括②
 アメプロWWE-AEW2強時代がもたらす世界勢力図変化とお寒い日本
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・旭日小綬章にオリビア・ニュートン・ジョン!旭日双光章ミル・マスカラス
・新日プロ躓きはコロナ禍だけにあらず!北米素人事業も嘲笑されてる
・スターダム躍進2021年とレスリング重視のアメプロとの共通変化構造
・NXTイリヤ・ドラゴノフ神降臨ウォルター戦、9・5AEW All Out最高大会
・毎週ヒーロー、ヒロインが替わるAEWスターダムと若手登用重視成果
・コズエン中野たむ、ウナギ・サヤカ、白川未奈と本誌Top画像回数上昇


旭日小綬章にオリビア・ニュートン・ジョン!旭日双光章ミル・マスカラス

―― 今週のニュースとしては文化の日、デストロイヤーに続いてミル・マスカラスに旭日(きょくじつ)双光章が贈られたと。引退したとは言ってないので「さん」は付けませんけど(笑)。

オフレコ そっちは藤井敏之記者の貴重画像満載・拡大版が電子書籍のみに収録となる。個人的にはオリビア・ニュートン・ジョンの名前が一緒にあることの方が事件なんであって・・・(笑)。

―― 1981年発売の♪Physicalは、全米シングル・チャートにて10週連続1位ですから、米ビルボードによる80年代ヒット・ランキングの1位に輝いてます。受賞は先月ちょうど『Physical』40周年記念盤がCD2枚、DVD付のDeluxe Editionとして新装発売されたからでしょう。

オフレコ LIVE映像のはVHSで買い、LDもDVDも買い直したから、さすがにリマスター盤を売りにされても何種類目になるのかと買ってないけどな。ただ、ニューヨーク在住時代にはUSオープンの会場で生でも見れた。今はアーサー・アッシュ・スタジアムとなって移転して、先日はAEWが会場に使ったけど、旧会場はよくコンサートに使われていて、今、最後の最後ツアーやってるジェネシスとか何度も通った。

―― テニスのUSオープンには一回も行ってないと(笑)。

オフレコ マスカラスにオリビアってのがなぁ。その日本のナンチャラ勲章のはレトロ趣味が選考基準なのか? 本誌としてはマット界も「”今”のを見ないさい」なんだけどなぁ。

本誌ジョージ・ナポリターノ記者とマスカラスは長年の親交あり・・・

―― ということで、先週号収録の対談に続けての『年間総括②』となれば、そもそもマスカラス受賞に喜んでいる「時計が止まっているままのファン層」には、アメプロが新黄金時代になっていることすら知らないんじゃないかという危惧が先にあります。

オフレコ 本誌は延々と毎週力説してるんだけどな。WWEとAEWの2強時代になったことも、保守的で頑固一徹派が多いとされる日本の「プロレスファンです」と自称しているグループには届いてないんじゃないか。

―― なにしろ今回の選挙にせよ、マスコミは接戦を予想していたのに、蓋を開けて見ればアメリカの「隠れトランプ支持者が推定以上に多かった」というのと同じで、自民党の絶対安定多数確保の結果になりました。保守本流ニッポンなんでしょうか。

オフレコ 本誌の布教活動がまだまだ足りないとの反省材料なのかもだけど、「今のアメプロ見たらビックリしますよ、もう昔の安易なTVマッチの内容とはまるで違います」とは、直接会ったりの機会があれば言ってるんだけどな。

新日プロ躓きはコロナ禍だけにあらず!北米素人事業も嘲笑されてる

―― レッスルマニア週間やサマースラムが本誌表紙になるのは恒例だとしても、それ以外でもアメプロが表紙になった回数が増えた2021年というわかりやすい総括が成立します。

オフレコ 繰り返しになるけどコロナ禍で日米格差がさらに拡大した1年間のデータ数字がある。


▼AXS TVが新日本プロレスとの放送契約終了を発表

AXS TVが新日本プロレスとの放送契約終了を発表

―― 新日本プロレスの北米戦略は、ますますよくわかりません。肝心の一般TVでの番組がaXsTVから切られて以来、まともな局では放送されてないまま。いくらYouTube時代っても、肝心のメイン番組あっての傍系YouTube用ならともかく、また新しい番組始めるそうなんですが。

オフレコ 2000人すら来てくれない米国ツアーとかもやってるけど、最初の珍しさ集客はともかく、もう専門媒体も取り上げなくなっている。格闘技RIZINの世界での認知度に比べればまだマシなんだけど。

―― 鈴木みのるがAEWに出たとかなら大騒ぎになりましたが、ウィル・オスプレイが合流します、ジェイ・ホワイトも今のところ米国が拠点になってますと言われても・・・。

オフレコ 2021年の新日本プロレスの方向転換としては、「禁断の扉」と称されたAEWに本隊所属から小島聡も出たし、インパクト・レスリングにも多数が参戦。メキシコCMLLを除いて米国は全方位外交になった点はあらためて指摘する必要があるな。もっとも、ROHは存続が危うくなった件は先週号でやったから繰り返さないけど。

スターダム躍進2021年とレスリング重視のアメプロとの共通変化構造

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