SDウーソズSプロフィッツ-Sロリンズセザーロ-Rレインズ王座戦Fベイラー

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 先週までのリキャップに続き、一族のBLOODLINE大書のTシャツのウーソズからなんだが、対ストリート・プロフィッツ戦がなかなかの良い出来で、お客も乗ってたのが2時間終わっても印象に残る。モンデス・フォードの驚愕跳躍が売りの若手組なんだが、参謀アンジェロ・ドーキンスのドロップキックもオカダカズチカ並みに打点がかなり高い。

 ウーソズは家長ローマンと一緒だとサイドギミックに甘んじてしまうのだが、ちゃっとタッグ試合やらせたら、そりゃ家長様と遜色ないレスリングがやれるのだ。やはりクリーンな決着にはせずウーソズの反則にしていたが、冒頭の掴みは期待以上だったかも。


 但し、最初の試合後の2時間番組は・・・・。LAに住んでいるベッキー・リンチはフロリダまで顔見世には来てくれているんだが、やはり当初の予定復帰時期じゃないからビアンカ・ブレアとの試合はまた”NO”と。どうやらこの調子で『エキストリーム・ルール』まで引っ張るつもりらしい。


 いつになったらちゃんと出してくれるのかのトニー・ストームが、バックステージでドルフ・ジグラーと絡むセグメントには出てきたんだが、そのジグラーさんがリック・ブークスとシングル戦。パンプハンドル・スラムに沈むカードも。
シンスケ・ナカムラはセコンドです。へぇ~!


 セス・ロリンズvs.セザーロとなると、やはり何度やろうが飛びぬけている。なにが凄いかって、聖なるLIVE空間でやるプロレスはパーフェクトにはならないのであって、コーナートップの攻防で段取り通りにいかない箇所もあったのだが、そんなのがわかるのは本誌だけで、誰もまったく気が付かないと思う。だから凄いのである。段取りが崩れたらアドリブもやれずグタグタになったナイア・ジャックスvs.シャーロットと大違いということだ。次のRAWで王座戦でやり直すらしいけど。

 お客が期待するジャイアント・スイングは、最初のはうまくかわされて、しかしあとでちゃんと披露とか構成も練られている。お客さん手玉に取ってコントロール出来ているのだ。

 フィニッシュはセスお得意のパイプイスのブリッジ鉄棒を足で折ってエッジの口に挟んでクロスフェイスで締め上げタップさせたんだが、あとで公式見ると反則負けだそうだ。一般視聴者は覚えてないとうか、タップさせた記憶しか残らないと思うが・・・。
 ということで、なおもカーブストンプで痛めつけるセスに、エッジが救援という絵にしていた。ヒールになったりベビーフェイスに戻ったりのエッジだが、セザーロとは善で、セスは悪。エッジとは『サマースラム』だけでなくまだ続くようだ。


 ケビン・オーエンズのKOショー、ゲストはカジノで勝って裕福になったHappyコービンだけでなく、先日ジェイク・ポールが元UFC世界ウェルター級王者タイロン・ウッドリーをボクシング戦で下したばかりだが、兄のローガン・ポールも出てきて、今回は大きなブーイングにはならないようにセグメントは練ってあったんだが・・・。


 はい、サミ・ゼイン先生、ドミニクをやっちゃって構いません。


 番組トリは、ようやくここで実現となったローマン・レインズvs.フィン・ベイラーのユニバーサル王座戦。ただ、試合前にウーソズが襲ってベイラーにはハンディがあるというデザインにしてました。

■ WWE SmackDown
日時:9月3日(現地時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル Vystarベテランズ・メモリアル・アリーナ

◆中邑真輔がリック・ブーグスの初シングル戦勝利に歓喜

 “WWEのキング”ことIC王者中邑真輔がリック・ブーグスのシングル戦初勝利に歓喜した。中邑と共に入場したブーグスはドルフ・ジグラーとの初シングル戦に挑むとグラウンドの攻防から持ち上げたジグラーをマットに叩き落として先制。ジグラーもDDTで応戦して白熱の攻防を展開したが、最後はブーグスがパンプハンドル・スラムでジグラーを沈めて自身の初シングル戦を勝利で収めた。この結果にセコンドの中邑はギターを手渡したブーグスと共に歓喜した。

◆“ザ・ビースト”ブロック・レスナーが元代理人のポール・ヘイマンに電話して次週のSDリターンを予告

 “ザ・ビースト”ブロック・レスナーが元代理人のポール・ヘイマンに電話して次週のスマックダウンに登場することを予告した。バックステージでポール・ヘイマンがインタビューを受けていると突如携帯からレスナーの入場曲が流れだした。ヘイマンはこの着信をスルーしたが、すぐさま2度目の着信が鳴って渋々電話に出ると「今はタイミングが悪い…。メッセージを伝えます」などと答えたところで一方的にレスナーに電話を切られた。ヘイマンはローマン・レインズの控室に戻って「レスナーに関して問題が起こった」と伝えたが、レインズは「俺には問題なんてない。お前がレスナーと問題があるんだろ」と返答するとヘイマンは「レスナーから1年ぶりに電話があって次週のスマックダウンが行われるマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)に来ると言っている」とPPV「サマースラム」で電撃復帰したレスナーのリターン予告を伝えた。

◆YouTuberローガン・ポールがオーエンズにお金を投げつけて侮辱

YouTuberローガン・ポールが舌戦を展開したケビン・オーエンズにお金を投げつけながら侮辱して“成金ぶり”を見せつけた。オーエンズがKOショーのゲストとしてハッピー・コービンを呼び込むとコービンは「ゲストとして登場できて、とてもハッピーだ」と言いながら自身の高級スーツやロレックスを自慢した。さらにコービンが勝手にお金持ちの特別ゲストとしてYouTuberのポールを呼び込むとポールはブーイングの中で「先週、弟がタイロン・ウッドリーを倒したぜ」とジェイク・ポールの試合に触れた。

 するとオーエンズは「共通点が多いお前たちが友達になるのは理解できる。自己中心的で役立たずだからな」と2人を侮辱するとポールは「お金をあげる人にそんな口をきいていいのか?」と札を取り出したが、オーエンズが「お前のお金はいらない。俺のリングから降りて二度とWWEに現れるな」と怒りを露わにすると2人はヒートアップして突き飛ばし合いを展開。しかし、コービンが隙を付いたマイク攻撃からチョークスラムをオーエンズに叩き込むとポールは倒れ込んだオーエンズを侮辱しながらお金を投げつけてリングを後にした。

◆ローマン・レインズがフィン・ベイラーを策略にハメ王座防衛に成功

 王者ローマン・レインズがユニバーサル王座戦で激突するフィン・ベイラーをウーソズとの策略にはめるとギロチンチョークで沈めて王座防衛に成功した。試合前、初代ユニバーサル王者のベイラーは「5年前に怪我をしなかったらという問いに答えを出す」と王座返上した過去(ベイラーこそが初代ユニバーサル王者も、負傷で翌日返上を余儀なくされた)に触れて意気込むも、突如ウーソズが入場したベイラーを襲撃。ウーソズはベイラーをバリケードに叩きつけると鉄製ステップ攻撃で痛めつけた。続けてそこへ王者ローマン・レインズ(withポール・ヘイマン)が入場してダメージを負ったベイラーと王座戦で激突するとクローズラインやヘッドバッドを叩き込んだ。

 中盤にはレインズがアッパーカット、ベイラーがオーバーヘッドキックを放って両者ダウンとなるも、先に立ち上がったベイラーがレインズをエプロンにはめてストンプ連打やトペ・コンヒーロを放って攻め込み、終盤には勢いに乗るベイラーがジョン・ウーから必殺のクー・デ・グラを叩き込んだ。これで勝負ありかと思われたが、レインズが決まったかに見えたフォールをカウント2で跳ね返す(レフェリーの見えない右手で急所打ちをしたから)クライマックスに。

 このローブローで形成逆転すると、顔面パンチを連打からギロチンチョークでベイラーを失神に追い込んでレフェリーストップ。レインズは策略にはめたベイラーに追い込まれるも王座防衛に成功するとベルトを掲げるヘイマンと共にリングを後にした。


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