翌日RAWリコシェ-Jモリソン-リドルMITB番狂わせ?予選+金網戦続き

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 PPV大会『ヘル・イン・ア・セル』の翌日RAWであり、4週間後の『マネー・イン・ザ・バンク』=MITB仕込みが開始されると同時に、まだ大がかりな金網を撤去してませんとばかり、トリでは再びボビー・ラシュリーがHIAC戦を行った3時間番組となった。


 オープニングにラシュリー&MVPが美女軍団と現れて前日のWWE王座HIAC戦での王座防衛をシャンパンで乾杯(トースト)して祝っているとそこへコフィ・キングストンとゼイビア・ウッズのニュー・デイが現れ、運んできた焼きたてのトーストをリングに投げ入れた。キングストンは「俺はオープンチャレンジでお前を倒したが覚えているか? PPVでお前の王座に挑戦する」と王座挑戦を表明するとラシュリーは即座に受諾。さらにラシュリーは「今日はウッズと試合してやる」と提案するとウッズはHIAC戦を要求した。

 トーストのジョークはパンケーキよりマシかもだが、J-sports生中継版の途中にはゼイビア・ウッズのコミュニティ・アクティビティに奉仕する姿が紹介されており、タイタス・オニールもそうなんだが、「へぇ~、そういう人だったのか」という人物への興味を煽ってメインへの布石になっている。


 MITB争奪のラダー戦予選が、事前のカード発表もないまま始まるのだが、あとのセグメントでシェイマスたちが「なんで俺たちが出てれないのか、俺はUS王者なんだぜ」とかバックステージで騒ぐんんだが、鼻骨骨折でフェイスガード姿のままだし、そこはアダム・ピアース、ソーニャ・デヴィルの役員に丸め込まれるのだが・・・。
 最初のカードがAJスタイルズvs.リコシェとわかった時点で、大人のファンは「そうするのか」とわかったハズなんだが、よって実況が「アップセットだ!」と強調する格・序列からは下剋上の予選が続いていくことになるのである。


 エヴァ・マリーが試合(らしきもの)をやるんだが・・・。元バイパーのパイパー・ニブンは勝手に蔑称のドゥドロップと呼ばれるだけで、酷いなぁ・・・。まぁ早くも仲間割れのようになっていたのだが、今後どう回すのだろうか。
 それにしてもMITBの予選はシングル戦、タッグ戦とロジックもクソもない進行に。


 本誌だけでなく、アチコチでPPV大会の反則決着が非難されているリア・リプリーvs.シャーロットだが、やはり『マネー・イン・ザ・バンク』で再戦と。ただ、次回はお客を入れての会場なので、さてどういう反応になるのか。どっちがヒールなのか含めて、今後の展開に新たなヒントが見え隠れするのかも。


 過小評価賞の常連ジョン・モリソンがランディ・オートンにスターシップペインを決めます。これでいいのだ!


 ニッキー・クロスはアメコミのヒロインになられたようで・・・。しかし、アレクサ・ブリスはまた呪術という。いいのか?


 背中が傷らだけになっているインスタグラム写真が番組中でも公開されていたドリュー・マッキンタイア。リドルとのカードは、ケツは読めていたとはいえ、素晴らしい内容に。まったく問題ございません。連夜の激しい試合、ドリューは凄いんです。


 番組トリが、PPVまで見てないお茶の間層に向けて、SmackDownに続いてRAWでもHIACを見てくださいという構成に。それにしても、ボビー・ラシュリーもやっぱりタフだなぁ。当初の短命王座説から、結構長く続いているのであった。

■ WWE RAW
日時:6月21日(現地時間)
会場:米フロリダ州タンパ サンダードーム(イングリング・センター)

◆アスカ&ナオミが仲間割れしたエヴァ&ドゥドロップを下して女子MITBラダー戦出場権を獲得

 “女帝”アスカがナオミとタッグを組んで予選で対戦したエヴァ・マリー&ドゥドロップを撃破して女子MITBラダー戦出場権を獲得した。「エヴァはナオミ&アスカには敵わない」と意気込んだアスカはビックブーツやクローズライン、ダブル・ニーでドゥドロップに攻め込んだが、交代したナオミがドゥドロップの巨体キャノンボールを食らってしまう。

 アスカがカットに入ってなんとかピンチを回避すると今度はわがままに振る舞うエヴァがドゥドロップに交代を拒否されると、その隙にナオミがエヴァを背後から丸め込んで3カウント。この勝利によりアスカとナオミが予選を突破して女子MITBラダー戦出場を決めた。

 さらに“小悪魔”アレクサ・ブリスはニッキー・クロスとタッグを組んでシェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックス(with レジナルド)と女子MITBラダー戦予選で対戦するとアレクサが呪術を仕掛ける隙にニッキーがシェイナを丸め込んで予選を突破した。天井に吊された王座挑戦権利書入りブリーフケースをラダーに登って奪い合う女子MITBラダー戦が行われるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間7月19日にWWEネットワークで配信される。

◆リコシェ、モリソン、リドルが大番狂わせで男子MITBラダー戦予選を突破

 リコシェ、ジョン・モリソン、リドルが大番狂わせを起こして男子MITBラダー戦予選を突破した。リコシェはAJスタイルズ(with オモス)と対戦すると試合途中に現れたバイキング・レイダースが襲撃したオモスと乱闘に発展。その隙にリコシェがカウンターのリコイルをAJスタイルズに決めて予選を突破した。

 モリソン(with ミズ)は“毒蛇”ランディ・オートンと対戦すると試合途中に現れたリドルが水鉄砲で妨害する車いすのミズを追いかけている隙にモリソンがスターシップペインをオートンに叩き込んで大金星。

 リドルは前日のWWE王座HIAC戦でダメージを負ったドリュー・マッキンタイアと対戦し、激戦の末にビクトリーロールで勝利して大番狂わせを起こした。リコシェ、モリソン、リドルが男子MITBラダー戦出場を決めると今回の大波乱で予選敗戦となったAJスタイルズ、オートン、マッキンタイアは次週、トリプルスレット形式男子MITBラダー戦敗者復活戦で激突することが決定した。天井に吊された王座挑戦権利書入りブリーフケースをラダーに登って奪い合う男子MITBラダー戦が行われるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間7月19日にWWEネットワークで配信される。

◆王者ラシュリーがHIAC戦でウッズを撃破!キングストンとのPPV王座戦へ

 WWE王者ボビー・ラシュリーがHIAC戦で対戦したゼイビア・ウッズをハートロックで沈めてタップ勝ちし、PPV「マネー・イン・ザ・バンク」で王座戦が決定したコフィ・キングストンを挑発した。メイン戦となったHIAC戦でラシュリーはショルダータックルやネックブリーカーで攻め込むも、ウッズに攻撃をかわされてポストに誤爆するとウッズにパイプ椅子攻撃を食らってしまう。さらに勢いに乗ったウッズがスーパーキックからのスプリングボード・エルボードロップでラシュリーをテーブルごと沈めたが、打たれ強いラシュリーはセットしたパイプ椅子にウッズを叩きつけると最後はスピアーから必殺のハートロックでタップ勝ちを収めた。

 試合後、ラシュリーは金網の外にいるキングストンに見せつけるように再びハートロックでウッズを痛めつけた。王者ラシュリー vs. キングストンのWWE王座戦が行われるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間7月19日にWWEネットワークで配信される。


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