[ファイトクラブ]6・17RISE オカダxオメガ7星評価ならキック那須川天心ロッタン最高7星

[週刊ファイト6月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼6・17RISE オカダxオメガ7星評価ならキック那須川天心ロッタン最高7星
 photo & text by 塚本りこ w/編集部
・那須川天心延長6R破壊神に辛勝も左手首の靭帯を負傷全治4週間に
・第1試合からバチバチ!那須川梨々が佐藤レイナに判定勝利デビュー
・金子梓30-29で元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者・奥脇一哉かわす
・TEAM TEPPENの篠塚辰樹が3Rに半澤信也を左フックKO
・RIZIN参戦で名を売ったボクシング出身・藤田大和だが宮崎就斗に惨敗
・Accelフェザー級王者・原口健飛3-0WBCムエタイ王者・MOMOTARO
・ボクシングからキックに戻ったTEAM TEPPENの白鳥大珠が一馬をKO
・「マイク長い」ヤジはお約束!? “ブラックパンサー”ベイノア飛び膝KO
・前RISEライト級王者イ・ソンヒョン延長RxTRY HARD GYM松倉信太郎
・髙谷裕之キック絶賛全敗中!K-1甲子園出身HIROYA会長現役続行
・Mr.RISE裕樹35歳!延長Rに必殺ローキックで野辺広大をKO
・ピーター・アーツ2世“Strek”バダ・フェルダオスが清水賢吾をKO
・RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー強し!判定3-0町田光
・原口健飛が宮崎就斗に3Rかかと落としでダウンを奪い勝利、RIZINへ
・工藤政英6R森本“狂犬”義久下す。激闘フェザー級幕張メッセ6時間超


 6月17日、幕張メッセのイベントホールにて『RISE 125』が開催され、本戦だけで6時間超興行になってしまった。スカイAの中継が途中で切れた課題は警告すべきだが、レベルの高い白熱の攻防続出で、実に見ごたえのある大会となった。
 特にセミとメインは、ともに延長6R目に突入する屈指の激闘、いや死闘になり、フェザー級王座戦では、”クレイジーラビット”工藤政英が、延長Rに右クロスで森本“狂犬”義久からダウンを奪い接戦をモノにした。

■ Cygames presents RISE 125(サイゲームス プレゼンツ ライズ ハンドレッドトゥエンティファイヴ)
日時:2018年6月17日(日) 本戦開始15時予定 ※開場後オープニングファイトを予定
会場:千葉・幕張メッセ・イベントホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
GAYO!生配信 https://gyao.yahoo.co.jp/special/rise_fight/

那須川天心延長6R破壊神に辛勝も左手首の靭帯を負傷全治4週間に
<第15試合 RISE世界フェザー級(-57.15kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R>
○那須川天心(TARGET/Cygames/RISEバンタム級王者)
 延長R 判定3-0(10-9三者とも)
●ロッタン・ジットムアンノン(タイ/ジットムアンノンジム/ルンピニースタジアムスーパーフェザー級1位、ラジャダムナンスタジアム同級2位)

 世界フェザー級王座決定戦となったメインは、実績ともに申し分なしのムエタイのトップランカー、ロッタンを迎え、これまで無敗の那須川天心に初めて黒星なのかとハラハラさせた。前評判通りのモンスターだったタイ人選手の勝ちかとも思われ、ジャッジ和田は49-48でロッタンにつけたが、残り2名が49-49で試合は延長Rに突入。手数とクリーンヒットを取って、天心の手が上がった。マイクを握った”神童”が、思わず涙するほどの辛勝だった。

 マイクを握った天心は「ロッタン選手本当に強くって、試合に勝って、勝負に負けたなと思いました。すみません。みんなに勝たせてもらったなと思います」と正直だった。世界を冠するタイトルはアチコチにあるが、掛け値なしの世界最高峰のキックボクシングに感謝したい。
 判定に異論の方がいるが、5Rで天心の手が上がっていたら疑問を呈したにせよ、ムエタイルールの試合ではなくRISE開催なのだから、延長になったのは妥当に思えた。また、ミドルキックで天心を壊した点を評価なのか、手数とクリーンヒットなのかも、RISEルールとしか口は挟めない。
 なお、激闘の代償は大きく、天心は左手首の靭帯を負傷し全治4週間とのこと。7・29『RIZIN.11』さいたまスーパーアリーナ大会への出場は微妙になった。8・12『RIZIN.12』名古屋大会へのスライドの可能性があるという。


      
第1試合からバチバチ!那須川梨々が佐藤レイナに判定勝利デビュー
<第1試合 -46kg契約 3分3R>
●佐藤レイナ(team AKATSUKI/NJKFミネルヴァ アトム級2位、元TRIBELATEピン級王者)
 判定3-0(30-29、30-28、30-27)
○那須川梨々(TEAM TEPPEN/2017年KAMINARIMON女子Bクラストーナメント-45kg級優勝)

金子梓30-29で元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者・奥脇一哉かわす
<第2試合 -53kg契約 3分3R>
●奥脇一哉(はまっこムエタイジム/元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者)
 判定0-2(29-30、29-30、29-29)
○金子 梓(新宿レフティージム)

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