“ボーン・ソルジャー”として闘いの舞台をNOAHから新日本プロレスに移してリボーンした石森太二。開幕戦でいきなりIWGPJr.王者のウィル・オスプレイを破った勢いは尽きず、『BEST OF THE SUPER Jr.25』優勝決定戦に進出となる。4日、後楽園ホール大会のメインは、石森と高橋ヒロムの顔合わせにより“勝った方が初優勝”との一戦となった。
顔面の一部にペイントを施し、要所でのパフォーマンスはヒールを思わせた石森。されど、スピードとオリジナリティー、グラウンドの駆使などで観客を沸かせ、試合としては間違いなく正統派としてヒロムに立ちはだかった。ヒロムが多彩なフィニッシャーを連発しても、石森はキックアウトしてくる。無尽蔵ともいえる強さを見せつけたが、心折れることなく攻め抜いたヒロムがついに初制覇!
人気者のヒロム制覇に後楽園は爆発したが、相手あってこそという点はファンも理解している。ダメージ深く横たわる石森にもタイジコール発生。実力者ぶりは新日本においてもいかんなく発揮され、主要メンバーとしての定着を不動のものとした。マイクではヒロムのジュニア愛が炸裂「見たか、これが俺たちの『SUPER Jr.』だ!」。そして、1週間を切っている6・9大阪城ホール大会でのオスプレイ挑戦を宣言している。
また、内藤哲也が出場したタッグ戦後には、クリス・ジェリコがビデオメッセージで挑発。棚橋弘至が痛めつけられる場面では解説席の獣神サンダー・ライガーがリングイン。レイ・ミステリオJr.および棚橋とのトリオ結成を示唆した。一夜明けには大阪城大会の全カード発表が見込まれる。
■ファイヤープロレスリング ワールドPresents BEST OF THE SUPER Jr.25
日時:2018年6月4日(月)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1,740人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
クリス・セイビン
○フリップ・ゴードン
6分32秒 フォーフリッピースプラッシュ⇒片エビ固め
●海野翔太
タイガーマスク
<第2試合>
YOSHI-HASHI
石井智宏
○矢野通
10分01秒 横入り式エビ固め
●TAKAみちのく
飯塚高史
鈴木みのる
<第3試合>
SHO
後藤洋央紀
○YOH
11分44秒 ファイブスタークラッチ
●金丸義信
エル・デスペラード
タイチ
<第4試合>
マーティー・スカル
○高橋裕二郎
13分17秒 ピンプジュース⇒片エビ固め
●トーア・ヘナーレ
棚橋弘至
<第5試合>
BUSHI
EVIL
内藤哲也
○SANADA
8分15秒 Skull End
●ACH
ドラゴン・リー
田口隆祐
KUSHIDA
<第6試合>
ウィル・オスプレイ
○オカダ・カズチカ
13分02秒 レインメーカー⇒片エビ固め
●チェーズ・オーエンズ
飯伏幸太
<第7試合 「BEST OF THE SUPER Jr.25」優勝決定戦>
[Bブロック1位]
○高橋ヒロム
34分09秒 TIME BOMB⇒体固め
●石森太二
[Aブロック1位]
※ヒロムが「BEST OF THE SUPER Jr.」初優勝。