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5月31日(現地時間・放送日)に放送された『Impact』は、「アンダー・プレッシャー」と銘打った特別大会として行われた。メインは最高峰王座であるインパクト世界王座タイトルマッチで、王者ペンタゴンJr.に前王者オースチン・エリーズが挑戦した。提携したライバル団体ルチャ・アンダーグラウンドから乗り込んできたペンタゴンJr.にいきなり王座を奪われたエリーズとしては絶対に王座を取り戻さないとならない。そんな決意の中、試合は、試合巧者の両者だけに激しい試合となったが、最後はエリーズが必殺のブレーンバスターを決めて、フォール勝ち。遂にインパクト・レスリングの王座を奪い返した。
ノックアウト王座戦は、女ゾンビ軍団を操り、ローズマリーを火葬(アングル)してしまったシュー・ヤンに対し、ローズマリーと戦いを通じて分かりあった王者アリーがリベンジを胸に王座を賭けた棺桶マッチを行った。試合は、怒りに燃えるアリーが何度もヤンを棺桶に追い込むが寸前のところでヤンが蘇生。逆にアリーの顔面を掴んで、棺桶に押し込み、アリーを棺桶葬にしてしまった。ヤンがローズマリーに続き、アリーも葬り、新王者に輝いた。
また、誤爆してタッグ王座を奪われてしまったイーライ・ドレイクと元WCW世界ヘビー級王者でレジェンドであるスコット・スタイナーは、仲間割れしてシングルマッチで対戦。激しい舌戦でスタートし、スタイナーがスープレックスでドレイクを追いこむが、レフェリーがスタイナーに突き飛ばされ一瞬、目を離した隙に、ドレイクが反則の椅子攻撃からフォールを奪って勝利。ドレイクが悪の戦略でズル勝ちした。
■ Impact Wrestling
日時:2018年5月31日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド TVテーピング
<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○オースチン・エリーズ(挑戦者)
ピンフォール
●ペンタゴンJr.(王者)
<ノックアウト王座タイトル棺桶マッチ>
○シュー・ヤン(挑戦者)
棺桶葬
●アリー(王者)
<シングルマッチ>
○ブライアン・ケイジ
ピンフォール
●デスモンド・エグザビエ
<シングルマッチ>
○マディソン・レイン
ピンフォール
●テッサ・ブランチャード
<シングルマッチ>
○イーライ・ドレイク
ピンフォール
●スコット・スタイナー