セルゲイ・ハリトーノフがアイポーク試合続行不可能!途中までの判定で勝利!M-1 Challenge 92

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 5月24日(現地時間)にロシア・サンクトペテルブルクで『M-1 Challenge 92: Kharitonov vs. Vyazigin』が開催された。
 M-1 Global(エムワン・グローバル)は、ロシアの総合格闘技団体で世界規模で開催されている。会長はワジム・フィンケルシュタインであり、副社長はセルゲイ・マトビエーンコである。かつてM-1 GlobalはAffliction、ゴールデンボーイプロモーションズ、アメリカの億万長者であるドナルド・トランプと協同して『M-1 Global & Affliction』という大規模なトーナメントを始めた事もある。
 今大会は、日本でも有名なセルゲイ・ハリトーノフがメインで登場、アントン・バジギンと対戦した。ハジギンはM-1チャレンジを主戦場に活躍するヘビー級選手だが、下馬評では、世界的な選手であるハリトーノフ有利となっている。試合は、突っ込んでいき強引にテイクダウンを奪ってバックを制したのはバジギン。パウンドからチョークを狙うが、ハリトーノフもスイープしてグランドで上を取り返すものの、その後、膠着して1R終了。そして2Rは打ち合いで、ハリトーノフがアイポークがあったとストップを要請。ドクターのチェックが入り、試合続行不可能と判断され、それまでの判定でハリトーノフの判定勝ちとなった。
 また、フライ級王座統一戦も行われ、王者アレクサンダー・ドスカルチュクと暫定王者アルマン・アシモフで争われた。下馬評はやや王者有利だった、試合はドスカルチュクが圧倒。テイクダウンからマウントポジションを奪いマウントパンチ連打で追い込んでいき、2Rにはマウントから腕十字を仕掛ける。これにはなんとか耐えたアシモフだったが、ラウンド終了後、腕を痛めて試合続行不可能になり、ドスカルチェックがTKO勝利で、見事に王座を統一した。

■ M-1 Challenge 92: Kharitonov vs. Vyazigin
日時:2018年5月24日(現地時間)
会場:ロシア・サンクトペテルブルク M-1アリーナ

<ヘビー級>
○セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)
 判定(2Rにバジギンのアイポークで試合続行不可能の為)
●アントン・バジギン(ロシア)

<フライ級王座統一戦>
○アレクサンダー・ドスカルチュク(王者/ウクライナ)
 2R終了 TKO
●アルマン・アシモフ(暫定王者/カザフスタン)

<ウェルター級>
○チアゴ・ヴァレジャオ(ブラジル)
 判定 3-0
●セルゲイ・ロマノフ(ロシア)

<ライトヘビー級>
○カディ・イブラギモフ(ロシア)
 判定 3-0
●ギガ・クハラシヴィリ(ジョージア)

<ライト級>
○パベル・ゴルデーエフ(ロシア)
 判定 2-1
●ミカエル・ルボー(フランス)