大盛況! 木谷オーナートークショーに潜入 本誌新日売却質問に「絶対手放さない」と断言!!

 4月8日(土)、新日本プロレス・キックスロードオーナー・木谷高明ブシロード取締役のトークショー&お渡し会がAKIHABARAゲーマーズ本店6階に100人弱の参加者を集めて行われた。

  長年「声豚」として数多のお渡し会の告知をアニメショップで観てきた筆者も記憶にない、イベントスペースでの経営側のトークショーということで、始まる前は緊張感が漂っていたが、前説の響所属声優森嶋秀太、前田誠二に続いて木谷オーナーが登場、
「前日朝9時(参加券の配布)からと、今日、2回も足を運んで頂いてありがとうございます」
と謝意を示すと、わっと会場が沸いてスタート。

 ここで木谷オーナーは、客席から質問を受け付け、それに答えてさらにトークに繋げる展開を提案。
 この時にランダムに挙手してもらうのではなく、座席の再前列から順番で募るルールを設定、この辺りは流石にイベント慣れした木谷オーナーで、結果、途切れること無く質問が行われることになった。だが、盛り上がりすぎて予定を1時間半オーバー、スタッフから何度も「巻き」のカンペが出される事態に。もっとも、参加者にとっては大歓迎の盛り上がりとなった。
 「ミルキィホームズについて」「事務所移籍について」といった声優雑誌には載らないがファンにとっては切実な疑問から、就活、響のオーディション、『ヴァンガード』についてなど、多岐に渡る質問が続出。
 筆者も「新日プロの移転は新日本プロレスのブシロード離れの予兆か?」と疑問をぶつけてみた。
 これは、青木真也の参加拒否以来、木谷オーナーは新日プロに対して興味を失っているのではないか、だからKNOCK OUTが始まったのでは無いか、という長年の疑問と移転を結びつけた質問だったが、オーナーはまず会場に『週刊ファイト』について説明。
「日本にいる間は廃刊まで買い続けた」「一番面白かったのは一番最後の方、どこそこの団体が潰れそうだとか載ってるところ」
と、お褒めのお言葉を頂戴した。
 その上で木谷オーナーは
「絶対手放さない」
と断言。
「(グループ内で)優良企業であること」「46年間続くコンテンツは創れない」
と、その理由も明解に述べた。
 さらに7・7サンフランシスコ・カウパレス大会に言及、
「日本発で5000人以上集客したコンテンツはないんじゃないか」「1万人入ったら革命だ」
と熱弁を振るった。 

 こうした「応えにくい」と木谷オーナーが苦笑いを浮かべる質問にも、時にオフレコでと断りつつ、ジョークを交えて真摯に答えていった印象。雑誌1冊購入で貴重な時間を割くという、ある意味では、「トークショー、講演会の価格破壊」ともいえる神イベントだったといえよう。

「お渡し」されるメールアドレス記載の名刺とブロマイド。

 ロッポンギ3K、声優とプロレスラーの近似性など、プロレスファンに聞き逃せない発言もあり、詳細は追って電子書籍版で掲載予定。