(C)Absolute Championship Berkut
4月7日(現地時間)にスロバキア・ブラチスラバで『ACB 84: Burrell vs Agujev』が開催された。
このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートはロシアの総合格闘技団体。団体名のベルクトはコーカサスで尊敬されている鷲の名前から取っている。2012年から精力的に大会を開催してきたMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、世界各国での大会開催を発表。2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。そして現在、ACBはロシアを本拠地としながら、全世界で大会を開催している。
今大会はスロバキア初進出。メインはUFC、ストライクフォース、ベラトールなどメジャー団体で活躍したナフション・バレルとアルビ・アグエフが対戦。メジャー団体上がり対ロシア、東欧の新鋭という典型的なACBの図式カードとなった。試合は、現在の勢いの差が出て、アグエフがスタンドで追い込み組みついてバックを取ってテイクダウンという展開が続く。着実にポイントを奪い続けたアグエフが判定勝ちで大会を締めた。
セミファイナルでは地元スロバキアのロランド・チャンベルが、韓国トップFC王者のキム・ジェヨンを向かえうつ。試合は、ジェヨンが左フックでチャンベルをぐらつかせるとテイクダウンしてパウンド連打。レフェリーがストップしてジェヨンがTKO勝利。チャンベルは地元で勝利を飾る事が出来なかった。
■ ACB 84: Burrell vs Agujev
日時:2018年4月7日(現地時間)
会場:スロバキア・ブラチスラバ ジムニー・スタディオン
<ウェルター級>
○アルビ・アグエフ(ロシア)
判定 3-0
●ナフション・バレル(米国)
<ミドル級>
○キム・ジェヨン(韓国)
1R 1分50秒 KO
●ロランド・チャンベル(スロバキア)
<フェザー級>
○ロマリ・アスキエフ(ドイツ)
判定 3-0
●ルイス・パロミーノ(ペルー)
<フェザー級>
○アドラン・バタエフ(ロシア)
判定 3-0
●サウル・アルメイダ(ブラジル)
<フェザー級>
○アドラン・バタエフ(ロシア)
判定 3-0
●サウル・アルメイダ(ブラジル)
<96キロ契約>
○ダニエル・トレド(スペイン)
1R 3分25秒 TKO
●スティペ・ベカヴァック(クロアチア)
<ライト級>
○ユーサップ・ウマロフ(ロシア)
1R 3分10秒 KO
●ダレン・スミス(米国)
<バンタム級>
○ラニー・サデウ(ドイツ)
1R 2分18秒 ヒールフック
●トレント・ガードハム(豪州)
<フェザー級>
○イスラム・シズブラトフ(オーストリア)
1R KO
●ルイス・ベタオ・ノゲイラ(ブラジル)