[ファイトクラブ]井上譲二の『週刊ファイト』メモリアル第38回 ミスター高橋 重要な試合よりも疲れた?ガイジン係の仕事

[週刊ファイト4月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼井上譲二の『週刊ファイト』メモリアル第38回
 ミスター高橋 重要な試合よりも疲れた?ガイジン係の仕事
・チューブトレーニング、ピーターパワー販売 2008年10・6マッスル坂井自主興行
・高橋氏は外国人レスラーの監視役
・生真面目かつ繊細な高橋氏はストレスがたまりまくっていた
・大巨人 アンドレ・ザ・ジャイアント
・「毎日、ピーター(高橋氏の愛称)に監視されている」
・ミスター高橋氏を逆恨みしたレスラー
・ミスター高橋氏も気性が荒かった


 新日本プロレスの試合がゴールデンタイムで放映されていた頃、メインレフェリーのミスター高橋にも数え切れないくらい取材に協力して頂いた。掛け値なしに完売となった『タイガー・ジェット・シン特集号』にしても高橋氏の口利きがなければ作れなかった。

 その高橋氏が最も苦労したのは大事な試合のレフェリングではなく外国人係の仕事だった。

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ミスター高橋氏はチューブトレーニング、ピーターパワー販売でも有名。リング登場は2008年10・6マッスル坂井自主興行が最後。アンドレ・ザ・ジャイアントの18文シューズも披露された。
壮絶実験LIVE! 10・6マッスル坂井自主興行【3】

 学生や主婦のアルバイトを含めて世の中に楽な仕事はひとつもない。プロレスのレフェリーしかり。

 時代、団体によって守備範囲は多少異なるが、昔のレフェリーは外国人係を兼任していた。

 レフェリーがこの仕事から解放されるのは首都圏で試合が行われる「通い日」のみ。巡行に出ると毎日ではないが、食事、買い物、体調管理などの世話を焼かなければならない。加えて、外国人レスラーが会場外でトラブルを起こさないように、行動の監視役も務めていた。

 当時のメインレフェリーの給与は中堅選手くらいだが、ハッキリ言って割に合わない仕事である。団体行動に慣れていない初来日の外国人を巡行スケジュールに従わせなければならないし、マッチメークをめぐって現場のトップと外国人レスラーの板挟みになるケースも生じる。

 外国人に対し、基本的に放任主義を貫きドンと構えていた全日本プロレスのジョー樋口さんとは対照的に、もともと生真面目かつ繊細な新日本プロレスのミスター高橋はストレスがたまりまくっていた。

 で、巡行中の周りは外国人ばかりとあって愚痴をこぼす相手がいない。そこで聞き役の1人になったのは外国人宿舎によく出入りしていたイチ記者時代の私だ。

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