[週刊ファイト4月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼春の両国も防衛成功のオカダ 連続回数新記録かけて棚橋と決戦へ
photo & text by TERUZ
・内藤がみのるを「自称・王様」と大挑発! 王座戦で決着へ
・ジュニア王座戦大会ベストバウト! 断崖式あわや大惨事
・新しさか、やり過ぎか? バレットクラブ内紛劇継続に賛否
・主力選手を総なめしたZSJ劇場はラスボス・オカダ勝利で完結
・オカダ目前に棚橋「世界中探しても、挑戦者、俺しかいねぇ」
■新日本プロレス SAKURA GENESIS 2018
日時:4月1日(日)16:00
場所:東京・両国国技館 観衆9,882人(満員=主催者発表)
4月1日の新日本プロレス『SAKURA GENESIS 2018』両国国技館大会には、満員観衆となる9,882人が駆けつけた。
これほどまでに挑戦者が主導権を握り続けたIWGPヘビー級戦があっただろうか。関節技地獄でニュージャパンカップを制したザック・セイバーJr.が、その勢いのままにオカダ・カズチカに対して攻勢継続。25分までオカダの繰り出した技は片手で数えられるほどだった。ついにはショートレンジ式のレインメーカーで勝機をつかんだかに見えたオカダだったが、ZSJも三角絞めや卍固めで切り返す。IWGPヘビー級連続防衛最多タイ記録V11がかかった試合なだけに、オカダもすんなりとは勝てず。旋回式ツームストンパイルドライバーからの正調レインメーカーで、苦しい勝利をもぎ取った。
新記録かかるV12戦の相手を外道が募集するがごとくマイク。このシチュエーションで挑戦できる男を、ファンもきちんと知っている。タナハシコールが自然発生する中、花道から棚橋が入場。自身の連続防衛記録をストップしたのがオカダという因縁もあり、「お前の防衛記録、俺が止めてやる!」とマイクでアピールした。事実上、オカダのV12戦は棚橋に決定。
大会ベストバウトを獲得したのは、IWGPジュニア戦のウィル・オスプレイvs.マーティー・スカル。流血を耐えながらの30分以上の試合を、オスプレイがオスカッターで制した。第5試合では試合後に鈴木みのると内藤哲也が舌戦。こちらも事実上、次期IWGPインターコンチ戦が両者の間で行われることとなった。