16日、新日本プロレス後楽園ホール大会は札止め。ニュージャパンカップ準決勝戦「棚橋弘至vs.ジュース・ロビンソン」が行われ、勝者・棚橋が制覇に王手をかけた。
本隊ユニット同士の初対決。棚橋は右膝変形性関節症からの復帰間もないところだが、ジュースに負傷個所を攻める意思はなし。一方で棚橋は、左ヒザを中心としたジュースの下半身に照準を絞る。インディアンデスロック、テキサスクローバーといった棚橋の足攻撃メドレーに苦悶のジュースだったが、終盤には掟破りの逆ハイフライフローを繰り出してカウント2.99を奪う。
棚橋のハイフライフロー2連発には3カウントを聞くしかなかったものの、ジュースがユニットの大先輩に成長を見せつけた。エアギターによる棚橋劇場でファイナルとなった後楽園。近年はトップ戦線から後退ぎみの棚橋であるが、マイクで「もう一度、新日本の頂点に立ちたいっ! いやゼッタイに立ぁぁつ!」と堂々宣言。
制覇への期待トップ3は飯伏幸太・棚橋・内藤哲也との情勢で開幕したニュージャパンカップ。4強に唯一進出したのが棚橋であり、もう1試合の準決勝「SANADAvs.ザック・セイバーJr.(18日)」勝者との決勝へ進出を決めた。勝てば4・1「SAKURA GENESIS 2018」両国国技館大会でのオカダ・カズチカIWGPヘビー級戦が視野に入る。ここまで10度防衛のオカダに立ちはだかるのは、最多11度防衛記録保持者の棚橋となるか?
■ NEW JAPAN CUP 2018
日時:3月16日(金)18:30~
会場:東京・後楽園ホール 観衆1716人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
八木哲大
●岡倫之
7分02秒 ピンプジュース⇒片エビ固め
タンガ・ロア
〇高橋裕二郎
<第2試合>
●海野翔太
デビッド・フィンレー
マイケル・エルガン
9分46秒 天翔十字鳳⇒片エビ固め
〇タイチ
デイビーボーイ・スミスJr.
ランス・アーチャー
<第3試合>
●トーア・ヘナーレ
真壁刀義
11分14秒 垂直落下式ブレーンバスター⇒片エビ固め
矢野通
〇石井智宏
<第4試合>
チャッキーT
YOSHI-HASHI
〇後藤洋央紀
9分50秒 GTR⇒片エビ固め
●チェーズ・オーエンズ
バッドラック・ファレ
飯伏幸太
<第5試合>
●外道
オカダ・カズチカ
13分27秒 ゴッチ式パイルドライバー⇒体固め
飯塚高史
〇鈴木みのる
<第6試合>
高橋ヒロム
〇BUSHI
SANADA
内藤哲也
13分51秒 インスルヘンテス⇒片エビ固め
エル・デスペラード
金丸義信
●TAKAみちのく
ザック・セイバーJr.
<第7試合 「NEW JAPAN CUP 2018」準決勝戦>
〇棚橋弘至
29分52秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
●ジュース・ロビンソン
※棚橋が「NEW JAPAN CUP 2018」決勝戦に進出。
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’18年03月22日号武藤月面宙ノア元営業伊調馨オブザーバーJewelsパンクラス江幡睦