[週刊ファイト3月月22号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼王国キングダムの謎:馳浩「関係者の会話が同意のないまま録音された」
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・王国キングダムのエニグマが、また亡霊のように周期的に出てきた
・ケン・片谷のプロ・デビュー戦は2000年のキングダムエルガイツ
・伊調馨の”黒い従兄弟”であるシモヤチの恐喝の材料だった告発状
・日本レスリング協会副会長・馳浩衆議院議員の爆弾投下
・特別付録The Shape of Water水の形、愛のカタチ、社会情勢とアカデミー賞
―― さて、伊調馨が五輪強化本部長の栄和人コーチからパワハラを受けた件も、ワイドショーで止まらないようです。本稿締め切りの3月15日には、至学館大学(愛知県大府市)の谷岡郁子学長が記者会見を開き、「学生が風評被害で傷つけられて心を痛めている。これ以上、甘受することはできない」から週刊文春を訴える、と。へぇー、女性学長なんだと思いましたけど・・・。
オフレコ 五輪3連覇の吉田沙保里が副学長というのも知らなかったなぁ。どこかに出てるのかもだけど、今回はマット界に関係あるとなって、真面目に各記事読んだりしたから。
―― 体育会系のパワハラってのは難しいですね。それこそ「愛のムチ」というか、まず一般社会と基準が違うと考えるべきだろうし、さらに昔と今でも大きく違う。
オフレコ 新日本プロレス道場でのしごきがどうのとか言い出したら、パワハラなんて生易しいモンじゃないと、いくらでも事例が出てくるだろうし・・・
―― 表沙汰になってないだけであって、女子プロレスの練習生への陰湿ないじめなんか、今でも酷いらしいですよ。あくまで五輪4連覇、国民栄誉賞の伊調馨だから騒ぎが大きくなっただけ。至学館大学の女史学長も、「飛行機がエコノミーというのは本人が選んだこと」だと。もっとも、「連覇中のエースでも飛行機経費が一律の国が悪い」とか言い出す輩もいましたけど(笑)。
オフレコ 週刊文春vs.週刊新潮代理戦争が勃発した。専門誌のインサイダー観点から他媒体が書いてないことを多々取材して全文公開にした記事があるから、有料の本稿対談では、そこに書いたことは繰り返さない。(※電子書籍拡大版は別項に収録)
▼伊調馨パワハラ栄和人の騒動新展開!下谷地卓也がマット界巻き込む!?
週刊新潮3月22日号(15日発売)より
―― イリエマンが、あちこちから取材受けてるとはしゃぎまくってます(笑)。寝る暇もないと。
オフレコ まぁ、我々がギョとしたのは、告発者B氏ってのが安達巧さんだったこと。格闘技業界にいるなら無視できなくなった。これはなんなんだろうと。そして、”歩く録音男” 下谷地卓也が浮かび上がる。但し、なにか不祥事があってパソコン内検索でもしたら、大概の奴は名前がでてくるもので、「ああ、ここで前座の試合してたんだぁ」とかわかるんだけど、知らないなぁと。
―― キングダム所属ではない。出入りしていただけ、というイリエマンの話は本当のようです。ヤバいと思ってカバーアップしているんじゃない。
オフレコ もっとも、キングダムでコーチ兼レフェリーだった安達さんと知り合っているわけだから、シモヤチが元格闘家というのは重く受け止めないといけない。
―― 王国キングダムのエニグマが、また亡霊のように周期的に出てきたと。
オフレコ あのキング・クリムゾンのようなテーマ曲が、どうしても頭の中で鳴り出してしまう。色んな意味で、凄い団体だったんじゃないかと。当時は理解されなかったんだけどね。